【番組とビジネスの融合】【22卒】テレビ東京の夏インターン体験記（文系/テレ東WEB企画会議2020）No.15260（立命館大学/女性）（2021/6/15公開）

インターン応募のための説明会があり、昨年の様子を交えた話が聴けたことでモチベーションが上がったのが興味をもったきっかけである。また、全民放キー局、準キー局のESを提出し唯一選考に通過したため参加した。他の局と大きく異なるのがESの時点で自身の経験を問われないことで、企画の内容やなぜ参加したいのかを書く点で好感を持った。

ESが郵送で手書き指定がなかったため、文字やイラストのすべてをPCで書き、見やすさを大事にした。自由記入欄がA41枚分あるため、「新しい番組企画」の提案が重視されていると感じ出演者やターゲット層、ロゴ、放送外展開等具体的に書いた。参加者同士で提出したESを見せ合ったが、多くの人がイラストや写真を載せていた。

インターン参加生はコミュニケーションを問題なく取れている人であるという発言があったため、面接選考ではグループワークに必要そうな最低限のスキルが重要視されていると感じた。書類選考は企画書の部分がより具体的な部分まで詰められている人が通過している印象。

エントリーシート → 最終面接

インターンに参加する目的／新しい番組企画

用紙を印刷して記入、手書きの指定なし

郵送

A4の用紙2枚の内、1枚が自由記述になっており枠内は文字、写真、イラスト等自由に書けるので、直前の項目の新しい企画について詳しく書き、読みやすいよう文字と図を配置した。

太田省一の「攻めてるテレ東、愛されるテレ東」を読んだ。その中でもテレ東の特徴を他の民放キー局よりも制作費が低く、企画力で勝負していることを強調していた。そのため、新規企画提案ではお金がかかりすぎない現実的なこと(企画内容やキャスト等)を書くように心がけた。

なし

接続後学生証で本人確認後面接。

どのような考え方をするのかを見られているような質問が多かった。また、文学に関する提案をしたためどんな作家が好きか、どんなところが好きかといった話しやすい質問も多くやりやすかった。いわゆる面接のマナー的なことには厳しくなく、面接慣れしていないことにも理解がある。

ESを作り上げたことは面接の中で何度もほめていただいた。また、面接は最低限のコミュニケーション能力と正直に話すということができていれば大丈夫そうだと感じた。面接に力を入れるよりはESを作りこんだ方がよい。

あなたが思うテレ東の特徴

企画力で勝負しているところが大きな特徴だと考えます。緊急SOS！池の水ぜんぶ抜く大作戦や家ついて行ってイイですか？などはウリが一般の方のおもしろい人生や池から生物やお宝を探すワクワク感に目を向けた番組で出演者で視聴率をとりにいっていないところが唯一無二であると感じました。よく説明会などでうちはお金がないからそういったところで工夫をしないと勝てないということを聞くのですが、その姿勢が面白い番組制作に寄与しているのだと考えます。

1人で編集するのと周りとわいわいやるのどちらが好きか

(部活動で放送部に所属していた話に対する質問。)
周りと相談しながら編集をする方が好きですが、1人でやる方がはかどります。周りと相談して行った方が、今までになかったアイデアが浮かんだり、知らなかった編集手法を教えあうことができるのでより良いものを作れると実感したからです。反対に、アイデアが拡散しすぎて進まないこともあるので時間に余裕がないものは1人で編集するようにしています。

なし

なし

講義形式/新規企画立案のグループワーク

1日目に講義形式で各部署の社員の方から講義を受け、グループ分け。2日目以降にグループワーク。3日間のインターンシップだが2日間の中休みがあり、この2日も各グループで集まって企画を仕上げる想定の日程組みになっている。最終日に発表とフィードバック、人事との質問会。

番組制作とビジネスをどうつなげるか

他局や今のテレビ東京のタイムテーブルにないジャンル・テーマ・切り口・演出を使ったプライムタイムで放送したい1時間のレギュラー番組企画およびその番組を使ったビジネス展開

1日目にやったこと

50人全員の自己紹介。編成や制作といった部署から1名ずつ順に講義を受ける。昼食は今後一緒にグループワークをするメンバーと話ながらとった。各自ESを見せ合い、新規企画立案に関する相談をした。

2日目にやったこと

急遽、午前中に有名プロデューサーとの座談会。午後からはグループワークを再開し、数名のメンターが各グループを回るので相談する。ここでダメ出しを受けて企画をイチから考え直す班が多かった。人事はカメラオフになっているが質問したいことがあればすぐに聞いてもらえる。

3日目にやったこと

午前中に各班発表の練習を行い、午後から順に発表をする。各グループに対し審査員数名が質問や意見を言って下さる。その後優秀賞の発表と人事による3日間の個人に対するフィードバックを受ける。人事との質問会は質問が尽きるまで付き合って下さった。

制作職の社員、編成・コンビジの社員

ナナナのグッズ

各部署の講義ではクイズ形式の部分があり、紙をカメラに掲げるため当てられるとやり取りがある。また、グループに1人人事のメンターがいるため困ったことがあれば相談がしやすい。フィードバックは企画に対して審査員からもらえ、個人はついていた人事からもらえる。

テーマが「新しい企画」ということで学生らしい今までにない発想を求められた。苦労した点は7人で1日かけた提案をメンターの方からの指摘を受けて捨てたことである。的確な意見にぐうの音も出ず、イチから考え直すことになった。そこからこれまでテーマに迎合しすぎており、純粋な意見ではなかったことに気がつき、新たに企画を考えた。

7人グループで5日間一緒に企画を考え、与えられた時間だけでは間に合わないため深夜まで一緒に作業するため関わりは濃い。

企画を考えるいろはを教わったように感じる。テレ東のイメージとして企画力ということばかりが先行していたが、きちんとビジネスとも繋げられる企画が強いことを実感した。参加して特に良かった点はテレビ業界に進みたいと思っているライバル達のレベル感を知れたことでとても良い刺激なった。

ESの中で企画を書く部分があり、それがそのままインターンの内容だったためもっと他の案も練っておけばアイデア出しに役立ったかもしれない。

インターンシップに参加しなければわからないこともたくさん学べるし、多くのフィードバックをもらえるが、オンライン上での参加のため働いている自分のイメージには結び付きにくいと考える。また、グループワーク中のメンターの方による指摘や提案を聞いているとかなり自信を失うため。

自分の至らなさを痛感したから。グループワークのメンバーとは企画立案のアイデア拡散で多くの時間議論するが、アイデアの質や量のレベルの違いを感じた。また、昼休憩はこのグループメンバーでとるため雑談の機会があり、周りの近況を聞くことが多く、自分よりも優秀な人ばかりだったから。

講義をしてくださった社員の方、メンターや審査員として関わった社員の方、人事の方全員が生き生きしていて好きな人にはぴったりな局なんだろうと思えたから。視聴率の面、制作費の面で劣っているため、全員が全員下克上を狙っているような雰囲気で意識が高い集団に見えた。

説明会中、インターンの中で何度もインターンシップに参加したからといって本選考に有利になることはないとおっしゃっていたから。ただし、参加することでテレ東のツボがわかるようになるから、結果的に冬季のインターンに受かったり本選考に進んだりするケースが多いと言っていた。参加する自分次第だと思う。

グループに1人の人事部の社員がついているため、インターン終了後に個別のフィードバックがもらえる。また、参加者は同じ班のメンバーに対するアンケートに回答し、そのフィードバックをまとめて送ってもらえる。インターン終了後に懇親会があり、質問になんでも答えていただける機会があり、夜の遅い時間まで行われた。

インターンの段階ではテレビ局を第一志望に受けては落ちていたが、テレ東のインターン参加学生のレベルの高さを知り、絞りすぎることにリスクを感じた。参加後はテレビ業界に携わるためにテレビ局以外の制作会社や派遣会社という方法がより自分に向いているのではないかと考え、そちらも積極的に受けるようにした。選択肢が広がったように思う。

企業に対しては良いイメージしか湧かなかった。参加前は個人戦でそれぞれの天才が企画を考えているイメージがあったが、インターン中の人事の方々のフォローや制作部の方の企画相談を通して、入社した際のしっかりとしたフォロー体制が想像できた。業務に関して、制作職以外にも多くの業務内容があることを知ったので、イメージは広がった。