22卒 本選考ES
総合職
22卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
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Q.
ゼミ、研究など、学生生活で取り組んだことと特に力を入れた点を記入してください。(200)
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A.
脂質ナノ粒子に関する研究を行っている。脂質ナノ粒子は脂質で構成されるカプセルで、薬物送達の分野で注目されており、現在ではコロナウイルスのワクチンにも利用されている。そこで、研究室独自の脂質を有機合成した上で様々な条件でナノ粒子調製を行い、重回帰分析により最適条件を検討した。現在は、ナノ粒子内に遺伝子を封入し、細胞実験により遺伝子送達能の評価を行っている。このように、分野横断型の研究に注力している。 続きを読む
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Q.
学業以外で力を入れた、または力を入れていることを記入してください。(200)
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A.
所属していたボート競技のサークルでは、1限前の早朝練習に不満を抱えた部員の退部が深刻化していた。そこで私は空きコマの練習を提案。しかし、OBが伝統を変えることに反対した。そこで、 ・授業の集中力向上やケガのリスク軽減の期待 ・アプリで練習成果を共有し競技力を維持 という軸で理論的に説明した。最終的に私の提案は採用され、退部者が5名以上から1名程度に減少。粘り強い話し合いが現状改善につながると学んだ。 続きを読む
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Q.
NEDOへの志望動機を記入してください。(500)
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A.
技術の社会実装に携わりたいと考え、志望する。 研究活動を通じて最先端の技術に触れてきた一方、それらが社会に実装されておらず真価を発揮できていないケースに何度も出会ってきた。また、所属研究室で特許化に向けた実験が進められており、技術を守る・推進することの重要性を実感した。そこで、自ら手を動かして研究するよりも、「研究や技術の社会実装をサポートしたい」と思い、国立研究開発法人に高い関心がある。 中でも、貴機構は「高い公共性と中立性」が特徴である。例えば、民間企業ではリスクが高い課題に対し、産官学民の間でプロジェクトマネジメントやファンディングの形で関わっている。また、職員訪問に参加させて頂いた中で、競合他社同士が集結するイベントに関わったお話を伺った。そこで、自社利益などにとらわれずに、将来的に社会に本当に必要な技術の開発を支援できることに魅力を感じた。 さらに、貴機構では省庁や民間企業、出向者など様々な立場の人と仕事を行う機会が非常に多いと伺った。そこで、大学時代に「究極のチームスポーツ」と言われるボート競技に打ち込み、周囲の人と徹底的に信頼関係を築いた自身の経験が生かせると考え。志望する。 続きを読む
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Q.
以下の5つ問いから一つを選択し、あなたの意見をQ5に記入してください。(600) ウィズ/アフターコロナの時代において、日本政府はどのような産業に力を入れていくべきか。具体的な産業を一つ以上挙げ、その内容を述べよ。 日本の労働人口が減少するなか、経済力を維持・向上させるためには、どのような技術が必要か。 IoT や5Gなど新たな技術が社会実装されたことにより、今後どのようなサービスが生まれてくるか。そのサービスに必要な技術と併せて、具体的に述べよ。 NEDOの資金配分の仕組みにおいて改善すべき課題点を挙げるとともに、その改善により期待される効果を述べよ。 我が国は欧米主要国や成長著しいアジア諸国と比して科学技術関係予算の伸び率が小さく、研究水準にも影響が現れ始めている。財政事情の厳しい我が国において国民の理解を得つつより多くの国家予算を科学技術関係に振り向けるために、NEDOはどのような活動を行うべきか、述べよ。
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A.
ロボット産業に力を入れるべきだと考える。なぜなら、無人化や非接触、自動化など「密」を回避する取り組みが社会的に必須だからだ。 コロナ禍において、フードデリバリーの需要は大きく増えた。そこで、さらなる感染リスクの軽減のためにも、ロボットによる自動宅配サービスが今後普及すると推測される。実際に、サービスステーションを拠点とした自動運転による宅配サービスの実証実験が始まっている。特に、ウィズ/アフターコロナの時代は石油の国内需要の減少とも時期的に重なる。サービスステーションなど既存のプラットフォームを活かした新事業創出に、ロボット産業は欠かせないと考えている。 さらに、同じ物流分野では、自粛生活の影響でECサイトの利用が増えたことでラストワンマイル配送が課題となっている。荷物の小口化が発生するため人員増強の必要がある上に、ドライバーの高齢化も進んでいる。そこで、人手不足解消のためにもロボットによる自動運転の実用化は喫緊の課題である。これは貴機構でもプロジェクトが実施されているが、ドライバー同等の路上での複雑な判断技術の開発は、社会実装に向けた課題だと推察される。 また、医療・介護分野においてもロボット産業に注力するべきだろう。特に、重症化しやすい患者や高齢者への感染リスクを軽減できると期待されている。しかし、維持管理や誤作動への不安などがロボットの普及の障壁となっており、さらなる技術開発支援が今後望まれると考える。 続きを読む