【未来の教育を創る】【18卒】ベネッセコーポレーションの冬インターン体験記（文系/ビジネスコース）No.2832（大阪大学/男性）（2018/4/11公開）

小さなころから教育に関心があり、就職活動でも教育業界を視野にいれていたこと。
教育というと、教員になるといった選択肢も考えられますが、教育ビジネスというものがどのように行われているのかに関心がありました。

インターンシップの選考の初めはエントリーシートで、このあとの面接選考でもエントリーシートのことを題材に話が進みます。このためESにはしっかり時間をかけました。

小学校高学年向けの新規事業を立案せよ。

1日目にやったこと

「小学校高学年」という今回のターゲットが、どのようなニーズを抱えているのかについて、リサーチとディスカッションを行いました。３時間に一度ほど社員のかたのフィードバックがありました。夜中の３時ごろまで議論していました。

2日目にやったこと

二日目の１３時まで作業の時間として設けられていて、ここまではいそいでプレゼンテーションの作成をしていました。午後からは、発表と各班へのフィードバックの時間でした。

執行役員。

なし

思考がまだ浅い。何かを発想して提案しようとしても、「なんでいまそのサービスをやっているひとがいないんだと思う？」「それなのにいまそれを提案しようとしているということは、現在存在している障害をどのように乗り越えているから？」と詰められた。

（１）与えられた課題が抽象的で、どのようにアプローチすればいいかがわからなかったこと。与えられた課題が「小学校高学年に求められるコンテンツを開発せよ」ということだけで、具体的な指示がなかった。
（２）グループワークになれていないひとも複数名いて、合意を形成して前に進める作業に骨が折れたこと。

よくもわるくも、ベネッセの内定者は「平均値以上のまじめな優等生」が多いこと。
内定者がフィードバック担当として当日いたので、いろいろインタビューしてみたが、とびぬけて何かができるという人がいたわけではなかった。それよりも、「かわいい後輩」というような印象をもたれそうな人たちが多い。

新規事業立案のアイデアの出し方や、グループワークをうまく進める方法について、事前にもっと学んでいたらよりよい経験がつめたのかもしれません。

ベネッセは、頭がいい人や、とびぬけて何かができる人が集まってくる場所ではないと感じたし、働いていてもそういった素質を求められる環境ではないと思ったため。
インターンシップで行ったようなクリエイティブな内容が、ベネッセコーポレーションのなかでの業務の何％を占めるのかが、社員の話からも、疑問だった。

インターンシップを経験した上で、実際にベネッセコーポレーションを気に入り、入社したひとが多くいるということをインターンシップのときの司会の人が話していた。
しかし、インターンシップでパフォーマンスが悪いとその後の選考にも影響をするようです。

ベネッセコーポレーションという会社に自分は向いていないと思ってしまった。
内定者を見ても、社員を見ても、「同質性が高いな」と思った。人並みに勉強ができて、まじめに物事をこなしてこれた人が採用され、活躍していると思う。
若いうちからビシバシ鍛えられることを望んでいるひとには物足らなく感じると思う。

インターンシップの終わりに、人事のひとが「インターンシップで評価の高かった人はこのインターンシップが終了してから２週間以内に人事のほうから連絡がいきます」といっていた。

正直にいって、志望企業や志望業界というものが存在しませんでした。いろんなインターンシップにいったら何かしら発見があるのかなと思って、いろいろ参加してみました。
しいて申し上げると、
（１）総合商社。
（２）グローバルメーカー。
ー海外で働けるというイメージから。
（３）コンサルティング業界。
ー若いうちから鍛えられるイメージから。
（４）教育業界。
ー親戚に教師がいて、教育にたずさわることにも興味をもっていました。

業界ごとにいる大人の様子が全く違うことに驚いたという点で、就職活動に影響しました。
たまたまベネッセコーポレーションのインターンシップの直前に、戦略コンサルティングファームのインターンシップに参加したことで、同じ年代の大人でも分析能力やフィードバックの視座などかなり差があるなという認識を持ちました。