【未知の投資世界へ】【22卒】東京中小企業投資育成の夏インターン体験記（文系/総合職）No.11635（一橋大学/男性）（2020/11/16公開）

インターンの内容が面白そうだったため。大学で会計について勉強していたので、その知識を使って企業分析・投資判断を行う段階まで体験してみたいと思った。もともと企業自体については関心がなかったものの、説明会に参加して企業イメージが変わったので参加を決意した。

企業ホームページを見た程度。Web説明会当日にESを提出する必要があったため、特別な準備はしていなかった。

中規模食品メーカーに対する投資可否と投資額を決定せよ

1日目にやったこと

実際の投資業務の流れに従って進行した。業務の各段階について簡単なレクチャーがあり、その後グループで30分ほど作業をする。全体で集まった後発表＋フィードバック、という流れを4~5回繰り返した。

2日目にやったこと

午前中は前日と同様の形で作業を行った。午後はこれまでの内容を基にして議論をまとめ上げる作業を行った。最後の1時間でグループごとの最終発表をした後各班へのフィードバックがあった。

人事部の社員

なし

投資の回収可能性について言及する班が多い中で「業務の中で回収可能性について検討したことはない」というフィードバックをされたこと。自社の利益ではなく投資先の利益を本当に最優先に考えているのだな、と改めて実感した。

企業の投資判断というテーマは学生時代に関わることがなかったので、なかなかイメージがつかなかった。また私は問題なかったが、相応の会計知識が求められるので、全くの無知識で参加すると苦労すると思う。最低でも簿記3級レベルは必要なのではないかと感じた。

中小企業投資育成が何をしている企業なのか、身をもって体感することができた。特に情報の少ない企業なので、志望するのであればインターン参加が重要となるのではないかと感じる。インターンの内容自体も非常に充実していた。他の企業のほとんどが事前のレクチャーなくグループワークに入る中、着目すべきポイントや実務でのマインドなどを丁寧に教えてくれるため、学べることが多かった。

まず、企業分析に関する基礎知識を勉強しておくべきだった。インターン参加前に企業分析についての「課題図書」が送付される。私は読み込みきれなかったが、この内容が頭に入っているとインターンで有利だと感じた。また、中小企業投資育成の投資に対するスタンスを予め調べておくことも重要ではないかと思う。

インターンの内容が実務に準拠している。先述の通り、各ポイントごとに丁寧な説明を受けることができ、「実務では何を見ているのか」といった点も解説してくれるため、業務のイメージがしやすい。また両日とも班ごとに社員との交流会があり、複数社員から話を聞くことができるため社内の雰囲気なども知ることができた。

優秀層が多く参加していたから。また、金融業界を志望していてたまたま参加した、というような学生がほとんどだったが、投資育成を特に志望している学生も少なからずいたから。採用人数が極めて少ないので、生半可な心構えでは内定を得ることは難しいだろうと感じた。

投資育成が提供できる価値を、他の企業で提供することは難しいだろうと改めて実感したため。古くから投資している企業からの配当という安定した収入源があるという特徴もあると思っているが、自社の利益に偏重せず純粋に投資先のことを考えることのできる企業は限られると感じた。

インターネット等の情報源から収集できる情報が極めて少ないので、インターンなどで企業との接点を持つことでより深い情報を得ることができる。また、インターン参加者限定(?)の座談会もあるので面接時の話題として引き出しが増えるのではないか。

事業などを間接的にサポートできる立場にあこがれ、金融・コンサル業界などを中心に見ていた。会計知識があったので特に金融業界に関心を持っており、その中でも企業成長に関わることができそうな銀行・信金・VCなどを中心にインターンに応募していた。一方でコンサル業界もインターンや選考に複数社応募している状況だった。

投資育成への志望度は高まったものの、志望業界については特には影響しなかった。この企業自体が特徴的な立場なので、単体では業界研究を行うことは難しいように感じる。ただ、他のインターンも含めて比較して、投資育成と他の金融系企業とではできることが大きく異なると感じたため、金融業界のなかでもどのような企業を志望するべきか検討するきっかけにはなった。