17卒 本選考ES
総合職
17卒 | 埼玉大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマ
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A.
合成高分子であるナイロンを分解する人工酵素の創生 続きを読む
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Q.
研究概要
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A.
【背景・目的】近年、地球温暖化により省エネルギーが広く求められています。化学反応においても高温・高圧で行う反応が多くあります。肥料などに使われるアンモニアの製造においては世界のエネルギー消費量の数%が使われていると言われています。一方酵素は常温、常圧付近の穏やかな条件で体内の様々な反応を効率良く行います。そこで様々な化学反応を常温・常圧で触媒する酵素を人工的に開発できれば膨大なエネルギーを削減できると考えました。現在人工的に酵素を開発したという報告はありませんが、私がナイロンという自然界に存在しない人工的に作られた物質を分解する酵素を作れれば、他の高温、高圧が必要な様々な化学反応を常温、常圧で触媒する酵素も人工的に自由に作れる可能性を示すことになります。【方法】方法は簡単に言いますと、たくさんの種類のタンパク質を作りその中から目的の機能を持つ酵素を取得します。具体的には合成した約10の12乗種類のタンパク質とナイロンリンカーを連結しそれを固相上に固定します。タンパク質がナイロンを分解する機能を持っていれば遊離するので回収しそれが「ナイロンを分解する酵素」ということになります。【展望】現在ナイロンリンカーを作製中です。作製後はタンパク質に金属錯体を修飾させる実験を行います。これは酵素(ヘモグロビンやタンパク質分解酵素など)が分子内に金属イオンを含有しており、この状態に近づけるためです。 続きを読む
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Q.
研究の独創性・オリジナリティー 400
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A.
この研究テーマは私が考え教授に提案して行っているため研究自体に独創性があります。私の所属する学科では主に物理と化学を学習しますが、生物の授業もありました。その生物の授業で私は生物(酵素)が行う反応の速さ、正確さ、そして緻密さに衝撃を受け、生物(酵素)を化学に応用すればさらに科学が発展するのではないかと考えたためバイオの研究室に入り教授にこのテーマを提案して生物を化学に応用する研究を行っております。また、この研究ではタンパク質に金属錯体を修飾させます。これは酵素(ヘモグロビンやタンパク質分解酵素など)が分子内に金属イオンを含有しており、この状態に近づけるためです。タンパク質に金属錯体を位置選択的に結合させる技術は私が卒業研究で開発しました。この技術は他の研究で使うために開発しましたが、この研究に応用できると考え流用しているためオリジナリティーがあります。 続きを読む
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Q.
研究以外の自己PR
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A.
問題解決に向け率先して行動することで周りの自発的行動を促し、チームで成果を上げることができます。高校で硬式テニス部に入部しましたが私の学年は経験者がおらず、顧問の先生もいませんでした。そのため私が最高学年になると注意する人がいなくなり練習中に遊んだりする部員が現れました。私は部長でしたが怒ったりすることが苦手だったためどうすればいいか悩んだ時もありましたが、自分らしくやるのが良いと考え1番声を出して部員を鼓舞したり、毎日ボールが見えなくなるまで残って練習し部員のやる気を促すよう努力しました。また練習内容にも問題があると考え雑誌で調べたり、中学の野球部での練習を参考にして密度の濃い練習を取り入れました。それを見て他の部員も各々のアイディアを出すようになり、真剣に部活動に向き合うようになりました。それらにより活気と緊張感が生まれていき、最後の県大会団体戦では3回戦に進出できました。部の運営や練習の改善、練習試合の開催などすべて皆で協力して頑張った結果だと思います。また先日学科の卒業式と謝恩会の計画、実行を担当することがあり、その時もあまり協力的でない人がいましたが率先して仕事をしている姿を見せることで自ら仕事を見つけ行動するようになりました。高校の時の経験を活かせたのではないかと思います。入社後リーダーを任された際には周りの自発的な行動を促しチームとして仕事を行っていきたいと考えます。 続きを読む
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Q.
どのような仕事に携わりたいか 400
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A.
様々な知識や技術を身に付けそれらを融合し新たな素材を開発することで生活の質の向上や、健康で活力のある社会を実現させる仕事に携わりたいです。私は大学で化学、物理、生物を学び、研究では生物や有機・無機化学の研究室で実験をしています。その中で新たな分野の知識を得ることで視野が広がり多角的な考え方ができるようになることや、自分は当たり前だと思うことでも他分野の方にとっては当たり前でない事があることを知りました。その経験から様々な知識を身に付け多角的な視点を持つことにより専門家が考えつかない新たな技術を生み出せるのではないかと考えました。貴社は様々な事業を展開しており他の事業部へのジョブローテーションや他分野の方と仕事をする機会が多いと説明会で伺ったため、様々な知識や技術者と積極的に関わることで成長し得た技術を融合させ革新を起こすことで、より豊かな社会を作れると考えました。 続きを読む