【未知への挑戦、新商品の舞台】【22卒】マルハニチロの夏インターン体験記（文系/水産商社×食品メーカー事業体験コース）No.12837（北海道大学大学院/男性）（2021/2/5公開）

食品業界に興味を持っていたのがインターン参加の1番の動機。大手の水産食品メーカーでありながら商社機能も持っていることから、自身の可能性も広げたいと考えていた為、メーカーと商社の仕事をどちらも体験できるこのコースを選択した。

事前に例年のインターンシップの選考フローなどを、ネットで情報収集した。エントリーシートに関しては、大学の先輩に添削してもらい、提出した。

水産物の買付体験/新商品開発

1日目にやったこと

午前中は会社紹介を聞いた。午後は、水産商社部門の説明を聞き、実際に水産物買付体験を行った。その後、商社、商品開発、営業担当の社員講話があり、最後に新商品の開発グループワーク。

2日目にやったこと

引き続き、商品開発のグループワークを続けた。プレゼン作りに没頭していた。午後になり、各チームで考えた新商品のプレゼンを行った。各チーム発表、質疑応答、成績発表後、社員との座談会。

人事部社員

食品詰め合わせ

今までに無かった商品というのは、何かデメリットがあるという可能性が高いというフィードバックを受けたこと。新しいコンセプトを打ち出すときは、新たに得る顧客層だけでなく、失う顧客層についても考慮に入れなければならないことを学んだ。

2日目の発表に向けての準備が最も大変だった。1日目の夕方だけでは、案がまとまるわけもなく、夜遅くまで作業を行っていた。みんなやる気がある人たちだったから持ったが、そうでなければ途中で挫折していたかもしれない。寝る時間はほとんど無かったが、その分満足のいく案が出せた点は良かったと思う。

インターンに参加したからこそ、メーカーと商社の社員の方の働き方の違いを比較検討することができた。実際、同じ食品メーカーにいながら全く働き方が異なっていた。メーカーか商社、どちらが自分に合っているのかを考えるきっかけにもなったため、いい機会だっと思う。

マーケティングの手法などについては学んでおくといいかもしれない。新商品開発のときに役立つと思うし、説得力も増すと思う。

今回のインターンシップは、グループワーク前後に実際の社員の方のお話を聞く機会があり、グループワークの内容を実際の業務に置き換えやすかった。その為、自分が働いたときにどのような働き方を行うのかイメージすることができた。また、メーカーで商品開発に携わりたいと考えていたが、商社の働き方が面白いと感じるようになった。

本選考で内定が出るかは分からない、というのが正直な感想。インターン参加学生を見る限り、雰囲気が似ているような人も多く、この学生たちとどのような点で差別化を図るかがイメージできなかった。一方、大学での専攻だけを見れば、多少有利な気もしたが、正直分からない。

志望度が上がった理由は、社員の方の雰囲気の良さを感じ取ることができたからだ。座談会、社員講話含めて、接しやすい方が多く、ここでなら働きやすそうだと感じた。また、業務内容を聞いていてもワクワクするような内容が多く、インターンシップ参加前に比べてかなり志望度は上がった。

インターンシップ参加者が特段、本選考で優遇されるわけではないが、早くから会社に興味を持ち、高い倍率を潜り抜けてインターンシップに参加したことは評価されると人事の方が言っていたから。

食品メーカー全般を見ていた。サマーインターンシップでは、日清食品やアサヒ飲料、雪印メグミルク、森永乳業などを見ていた。将来的には、飲料メーカーに行きたいと考えていたが、アサヒ飲料しかサマーは行っていなかった為、幅広く見ていた。結果的に、マルハニチロ以外の他の食品メーカーのインターンに参加することはできなかった。

インターンシップ参加を通じて、志望度の低かった水産メーカーに対する志望度が上がった。どうしても日本では下火にある水産業に関わる企業では、社内の雰囲気が暗いのではないかと懸念していた。しかし、そんな懸念は払しょくされ、明るいイメージを持つことができた。インターンシップへの参加は、新たな魅力への発見に繋がるということもできると知り、幅広く業界を見るようになった。