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【未来を拓くeラーニング革命】【18卒】ネットラーニングホールディングスの総合職(企画)の本選考体験記 No.3279(法政大学/男性)(2017/12/12公開)

株式会社ネットラーニングホールディングスの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2018卒株式会社ネットラーニングホールディングスのレポート

公開日:2017年12月12日

選考概要

年度
  • 2018年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 総合職(企画)

投稿者

大学
  • 法政大学
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

以下はネットラーニング社の企業研究として選考途中に提出を要求されたレポートである。参考にしていただきたい。

ネットラーニング社 提出課題

目次
0. まえがき
1.「日米および各地域のe-Learning業界の現状分析、市場規模」
2.「e-Learning業界におけるネットラーニング社の強み、競合他社」
3.「MOOC及びJMOOCの課題は何か、改善には何が必要か」
4.「企業におけるe-Learning活用の現状分析」
5.「入社後、取り組みたいこと」
6.参考文献

0. まえがき
本稿はネットラーニングホールディングス社への提出物である。データはオープンネットワーク上から収集した。課題内容はメール内容から不足なく、かつ全項目を対象とした。一部言い回し等に変更があるがご了承願う。


1.「日米及び各地域のe-Learning業界の現状分析、市場規模」
まず、日本のe-Learning業界の市場規模をB to B, B to Cの二点から調査した。以下のグラフは株式会社矢野経済研究所の調査結果である。

これによると2015年度にて、B to B市場は順調な成長を遂げているが、B to C市場は減少がみられる。2016年度について、「主要通信教育事業者のサービス拡充が市場に貢献する」ため市場は成長すると当該研究所は予測している。
次に、関係業界との連動性を確認する。(下図はvisualizing.infoを用いて製作した。)通信教育業界は衰退傾向にあり、それに反比例するかのようにe-ラーニング業界は成長を遂げている。また、B to Bの研修サービスが順調に復興傾向にあることも確認できる。

一方、世界各地域のe-ラーニング市場は以下のように成長すると予測されている。これはアメリカのAmbient Insight社による予測である。


世界的にみてe-ラーニング業界は今しばらく成長すると予測されているが、その予測成長率は年々減少を続けている。このままの減少率であれば2030年あたりで業界が成熟を迎える計算になる。ただ、個人的にはEdtechやMOOCsの誕生によってB to C e-ラーニング業界はより成長するのではないかと予想している。


2.「e-Learning業界におけるネットラーニング社の強み、競合他社」
ネットラーニング社の強みはそのビジネスモデルにあると私は考えている。参考文献5にて、岸田徹氏曰く、
「ネットラーニングは、独自のビジネスモデルをもっている。 創業にあたって基本としたポイントは、以下の3点だ。
1、 社会に役立つビジネスであること。
2、 継続収入ビジネスであること。
3、 到達事業規模が大きいこと。(中略)
4、教育研修サービスを提供する事業であること。(中略)
5、インターネット型のASPによるサービス提供(中略)
6、ワンストップソリューションの提供」
という。業界の変遷に伴い、4点目以降が追加されたと推測できるが、特にネットラーニング社の強みとなっているのが5と6であると私は考える。インターネット型ASPサービスをワンストップソリューションとして提供することの利点は顧客側に三点、自社側に4点ある。顧客側の利点は以下のとおりである。
1. LMS購入よりも割安である。
2. LMS購入よりも種類が豊富で汎用性が高い。
3. 改善注文がしやすく、期待効果が高い。
これに対し、自社側の利点は以下のとおりである。
1. 学習効果の確認ができ、顧客満足度を高水準で保つことが出来る。
2. 一契約あたりの単価が分業に比べ高く、利益率が高い。
3. 社員が全行程に携わることでモチベーションの維持とスキルアップに繋がる。
4. パッケージ型とオーダーメイド型を両立させることで広範囲販売達成とリピート率向上が容易である。

e-ラーニングのコンテンツ制作における競合としてデジタルナレッジ社、プロシーズ社、BISCUE LS社、ネットスクール社、Duolingo社があげられる。


3.「MOOC及びJMOOCの課題は何か、改善には何が必要か」
MOOC及びJMOOC(Massive Open Online Courses)の課題として以下の点があげられる。
1.大学教育への悪影響(大学経営の財政悪化)
2.教育機関の受け入れ態勢が整っていない。
3.コース修了率が低い
4.資金調達方法
課題1と2は大学に関連している。ネット上で知識を獲得し、修了証を手に入れて就職活動が出来る世界では、現代の一般的な大学の半数は存在意義を失う。最先端技術や専門知識、実体験を必要とする学習が出来る場として大学は本来の、「知識の集積所」の体を取り戻す必要がある。その上で、学びの一つの方法としてMOOCsを取り入れる体勢を整える必要がある。生徒の学びをより高度化するために、大学以外の勉学の場を整えることは効果的であると考える。
課題3は生徒のモチベーション維持に問題がある。学校や塾といった集団学習では隣人や支払った金銭がモチベーション維持に良い効果をもたらすが、MOOCsにはそれが存在しない。また、難度の高さと参加する垣根の低さが合致しないことも原因の一つである。低継続率への対策としてコース自体の見直しが行われている。例としてDuolingoが挙げられる。このアプリには反復的学習とゲーム要素を組み合わせることによって利用者のモチベーションを維持する仕組みが内包されている。
課題4はモデルの問題である。基本利用が無料であるMOOCsはその他の方法で資金を調達する必要がある。修了証の購買、有志ファンドからの投資、アプリ広告収益などが実際に行われている例である。


4.「企業におけるe-Learning活用の現状分析」
 日本能率協会マネジメントセンターの2015年度調査(参考文献8)によると、調査対象企業360社のうち、実施企業は80%と一昨年の1.3倍に増加している。特に活用割合は従業員規模に比例して増大する。従業員数が10000人を超える23社では95.7%がe-ラーニングを実施している。
 導入理由は多岐にわたるが、「多数の社員の同時教育が可能である」「手軽に学べる」「学習時間が短く、隙間時間での学習が可能」などが上位にある。実施内容は「コンプライアンス」「ビジネススキル」「ヒューマンスキル」「情報セキュリティ」が上位に当たる。e-ラーニング選定時の重要項目は「価格」「わかりやすさ等、教材の品質」「コースラインナップの多さ」が上位に当たる。





5. 「入社後、取り組みたいこと」
 私がネットラーニング社に入社後、取り組みたいことは8点ある。内訳は、短期的に2点、中期的(10年以内)に3点、長期的(10年以後)に2点である
短期的な目標は以下のとおりである。
1. コース制作方法の習得
2. 営業活動の把握、同行できるようスキルの研鑽
中期的な目標は以下のとおりである。
1. VRを活用した新しいe-ラーニング形態の確立
2. e-ラーニングとゲーミングモデルを組み合わせた新規モデルの考察
3. 顧客企業に合わせたコース制作と営業同行によるコンサルティングスタイルの習得
長期的な目標は以下のとおりである。
1. 経営スキルの習得と経営陣への参画
2. BMIを活用した新しいe-ラーニング形態の確立
3. 新規ビジネスモデルを考察し、社内子会社の立ち上げ
なお、短期目標は実現可能性を、長期目標は実現意義を重視している。特に長期目標2は非常に遠い未来であるかもしれないが、私の将来的最終目標地点として現時点では想定している。


6. 参考文献
1. eラーニング市場に関する調査結果 2016 株式会社矢野経済研究所により発行http://www.yano.co.jp/press/pdf/1519.pdf
2. http://visualizing.info/
3. Free Report: "The 2016-2021 Worldwide Self-paced eLearning Market: The Global eLearning Market is in Steep Decline" http://www.ambientinsight.com/Default.aspx
4. Global Corporate E-learning Market to Reach over USD 31 Billion by 2020, says Technavio http://www.businesswire.com/news/home/20160129005032/en/Global-Corporate-E-learning-Market-Reach-USD-31
5.NetLearning Quality 連載コラム ~eラーニング徹学~ https://www.netlearning.co.jp/hojin/colum/
6.競合他社HP (http://www.pro-seeds.com/; https://www.digital-knowledge.co.jp/;http://www.net-school.co.jp/;https://www.biscue.net/ )
7.MOOCsのインパクトと高等教育の未来 制作:北海道大学 情報基盤センター メディア教育研究部門 重田 勝介https://www.slideshare.net/katshige/20130803shigeta-small
8.国内企業360社対象 eラーニングに関する実施状況調査 株式会社日本能率協会マネジメントセンター https://www.jmam.co.jp/topics/1223801_1893.html

志望動機

eラーニングを通じて日本経済発展の一助となるべく、貴社を志望しています。
少子高齢化が進む日本が今後経済発展するには個人生産性を上げる必要があります。その手段として個々人にスキルや知識を習得させるのにeラーニングは最も効率の良い方法であると考えています。貴社は当該業界で最大手であると同時に自社開発により進化を続ける日本随一の企業であると確信しています。
貴社に入社した際にはインターンシップで獲得した顧客目線を生かし、顧客の潜在需要発掘によって貴社に貢献します。短期的には小中学校授業のIT化を視野に入れた教員に対するIT技術研修用eラーニングコースの確立を、長期的にはVRを取り入れた全く新しいeラーニングの実現や機械学習による個人研鑽の効率化を目標として立てています。

独自の選考 通過

実施時期
2017年03月
通知方法
メール
通知期間
即日

選考形式

グループワーク

選考の具体的な内容

ジョブトライアウトというイベントに参加し、その中で多数の会社が就活生を選考した。その際、特別枠として選考過程に組み込んでいただいた。

筆記試験 通過

実施時期
2017年04月
通知方法
直接
通知期間
即日

筆記試験対策で行ったこと

筆記試験対策は一切行っていない。これはコンサルタント職を私が目指しており、筆記試験落ちはなかったため適切だった。

筆記試験の内容・科目

独自の問題(またはひどくマイナーな問題)学力問題と瞬発力を問われる問題があった。(秒単位で解かなければならず、大変だったことは記憶にある)

最終面接 通過

実施時期
2017年04月
形式
学生1 面接官3
面接時間
60分
面接官の肩書
社長/専務/不明
通知方法
直接
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

一つ一つの質問に丁寧に答えられたこと。筆記試験と同日に行われた面談と課題提出を踏まえて、事前に深く事業内容と市場環境を調べていて十全に話せたこと

面接の雰囲気

ひどく緊張してしまった。その日二件目の最終面接で疲れていたこともあってか、少々記憶が怪しい。ただ、先方からは緊張しているように見えなかったといわれ、ほっとした。
場はある程度明るかったように思える。

最終面接で聞かれた質問と回答

今までに誰かに物を教えた経験はありますか?

中学生のころ、同級生に数学を教えていました。かなり手のかかる友人でしたが、彼が一問一問理解し、解けるようになっていく姿を見るのは快感でした。その経験から大学生になってからはアルバイトではありますが塾の講師業に携わりました。複数人を同時にかつ同等に教えることは慣れるまでは非常に難解でしたが、そのおかげで自分を俯瞰してみる癖がついたと考えています。また、自分の言葉づかいに対し気を使えるようになったのも一つの成果だと考えています。小学生と中学生を教えていましたが、彼らは難しい言葉を知らず、またすぐに理解できません。よって、できる限りすでに知っている言葉を組み合わせて新しい事柄を認識させることが授業の基本となります。これは社会人となって誰かにプレゼンテーションをするときに必要となるスキルであると考えていて、とても貴重な体験ができたと思っています。

今後、Eラーニングはどのように発展していくと思いますか?

技術的側面と制度的側面の二つから発展があると考えています。
クラウドというサービスが現在はやっているのはご存じかと思われます。どこにいてもどの端末でも自由に学ぶことができ、個人の学習環境を機械的に把握することができるクラウドはEラーニングをとても便利にさせました。このようにシステム面の進化としてはAR、VRなどの新技術が適用される日が近いのではないかと考えています。特に技術者のEラーニングには実体験のように感じられるこれらの技術は非常に有効です。
制度的には海外の大学が先行して行っているMOOCがそれにあたると考えています。授業料を無料にし、修了証明を有料にするかの制度がEラーニングにも適合する可能性があると考えています。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

一月ほど待ってくださった。社員の方と話す機会も作ってくださるとは仰っていただいたが、その前に内定辞退をした。

内定に必要なことは何だと思うか

まじめかつ誠実な人間であること。
普遍な中に自分だけのオリジナリティを見いだせること。
最新の情報に対するセンスが敏感であること。
将来経営陣に乗り込むほどの気概があること。
ネットからで構わないので広く情報を集めることができること。
常に落ち着いて、自信を持って自分の意見を発することができること。

学歴はあまり関係ないと思うが、筆記試験における地頭は大事かもしれない。ただ、特殊な問題ばかりであったから事前練習はあまり意味をなさない可能性がある。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

自信に満ちた意見表明は点数が高い。
クリエイティブな職業という一面もある。私は自分の作ったものに対し自信を持って他社(他者)へそれを発することができる人間であるから、そこが評価されたと考えている。
またプロフェッショナルなカテゴリにゆくゆくはなる人々が多く、嘘がつけない性質も評価されたと思っている。

内定したからこそ分かる選考の注意点

あまりごまかしたり虚栄心に突き動かされ自分を過大評価することはやめたほうがよい。就職活動においてこれらはよくありがちな光景であるが、当該会社はおそらくそのような方々とはマッチしないように思われる。(完全な主観)

内定後、社員や人事からのフォロー

内定後はあまりなし。内定の場で今後言ってくれれば場を設けるとは仰っていただけた。

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ネットラーニングホールディングスの 会社情報

基本データ
会社名 株式会社ネットラーニングホールディングス
フリガナ ネットラーニングホールディングス
設立日 1998年1月
資本金 1億円
従業員数 150人
代表者 岸田徹
本社所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目2番4号新宿喜楓ビル3階
電話番号 03-5338-9411
URL https://www.netlearning.co.jp/
NOKIZAL ID: 1584471

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当社は 東京証券取引所 、 福岡証券取引所 の上場企業であり、ユーザーと事業者のマッチングDX事業を展開している ポート株式会社 のグループ会社です。
(証券コード:7047)
運営会社:就活会議株式会社/所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F

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