【21卒】アステラス製薬の冬インターン体験記（理系/合成技術研究職）No.12342（東京工業大学大学院/男性）（2021/1/20公開）

製薬企業とはどんなところなのかを実際に見ることができたことが良かった。また、研究所の若い方から偉い方まで対話をする時間が多く、研究や社会人生活の考え方や企業研究と大学での研究の違いなど大学やHPではしれない貴重な話を聞くことができたため参加して良かった。

業界研究だけでなく、他の企業との比較をしておけば良かったと思った。時間的に多くのインターンには行けなかったので、この企業の立ち位置をわかった上で話を聞いたら、他の企業のイメージも持つことができて良かったと感じた。

研究所の方が素の表情で入社した時の話から話してくださったため、イメージがつきやすかった。また、働いている場所も中まで案内していただいたため、実験している人の様子や休憩している人の様子、解析している人の様子も見ることができ、大学との繋がりが認識できたため、働いている自分がよく想像できた。

合成研究職に求められる研究分野や研究姿勢と自分のPRポイントが比較的近いと思ったため。また、難易度の高い企業なのでインターンに参加する人のレベルの高さに不安はあったが、他の学生と触れる中で最難関大学の人たちも同じような人間であると感じることができたため。

研究所で働いている自分が想像ついたため。また、若い研究員の方と管理職の人たちが会話する様子を見て、ここで働きたいと思ったため。すなわち、難易度の製薬企業では人間関係が希薄で怖いイメージを勝手に持っていてそれだけが不安事項だったが、それが払拭されたため。

直接インターンシップへの参加が選考において評価されることはないと明言された。しかし、エントリーシートを書いたり、人事面談で喋ったりする中でインターンシップでの経験を話すことができたため、間接的に有利にはなると感じた。

インターンシップに参加したからといって選考に影響はなかった。ただし、ESや面談において実際に見たことを語れるので、その点は面接官にアピールできた。

インターン前は、総合化学メーカー、製薬企業、農薬メーカーを志望していた。その中で特に大企業で安定している企業、関東近辺に研究所があるところを目指していた。製薬企業は待遇や社会的イメージが高い印象があり、いわゆるホワイトで待遇のいい企業を見ていた。また、レベルの高い企業ばかりなので、人間関係が厳しいところは嫌だと思っていた。人が穏やかであるところを第一志望にしようと思っていた。

大きくは変化しなかったが、細かい部分まで志望業界を考えることができるようになった。すなわち、大企業の良さとデメリットを知ることができ、必ずしも大きくて待遇がよく見えるところに行ければいいとは思わなくなった。大企業で研究職だと出世にPh. D. が必須であることや、創薬における有機合成の未来が危ういことを知ったことが大きく影響した。