20卒 本選考ES
Sales Specialist
20卒 | 北海道大学大学院 | 女性
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Q.
研究内容について400字以内で記述せよ。
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A.
がんに対する外部放射線照射では予定の線量を分割して照射する方法が一般的で、その分割回数の決定にはLQモデルが使用されている。しかしこのモデルには放射線物理・生物的特性が考慮されていない部分がある。そこで学部卒業研究では上記を考慮し、線量率因子を加えたMKモデルを用いて、高線量率X線照射の治療効果を評価する適切なモデルを提示した。先行研究では腫瘍に着目したが、正常細胞の評価はまだであった。 そこで現在は放射線治療下における腫瘍・正常細胞の感受性差について研究を行っている。生物学的因子として線量率に加え腫瘍の再増殖、酸素増感比の要素もMKモデルに組み込み、これまでに類を見ない放射線治療効果モデルの開発を目指している。モデルは不確定性と適合度を評価したうえで、結果を可視化する簡易ツールの開発も視野に入れている。これはR言語を用い放射線治療計画時の最適な分割回数を計算できるツールを目指す。 続きを読む