22卒 本選考ES
研究開発職
22卒 | 山梨大学大学院 | 男性
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Q.
ゼミ・研究テーマ
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A.
特定の物質を捕捉し、色変化する呈色試薬は、物質分析のための分子指示薬として用いることができ、大型装置や複雑な前処理が不要で簡易で迅速な分析を可能とします。私はこのような分子指示薬の合成を行っており、骨格部分に環状オリゴ糖(CD)を利用しています。CDは数個のグルコースが環状に連結したオリゴ糖で、分子中央にナノサイズの空洞を有しています。この空洞は、親水的な開口部と、疎水的な環内部から成りベンゼンからナフタレンほどの分子を水中で取り込み、ホスト-ゲスト包接錯体を形成する能力を有しています。これまで様々な色素で修飾したCD誘導体が開発されていますが、当研究室では以前、蛍光性色素クマリンをCDに修飾したCD誘導体が合成されました。しかしこの分子は応答するゲストが少ないという結果だったので、私は認識感度の向上を図るため色素とCDの間に長さの異なるアルキルスペーサーを導入する研究を行いました。 続きを読む
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Q.
部活動・サークル活動(現在の学歴時に限る)※役職等の経験のある方は、併せてご記入下さい。大学院の方は学部時の活動も記入可。
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A.
私は管弦楽団に所属し協働力を学びました。中高は水泳部に所属していましたが、新しいことにチャレンジしたいと考えていた時、入学式の演奏に心を奪われ、バイオリン奏者として入団しました。楽譜も音も分からない初心者だったので週3回の練習日に加え、空き時間も練習に励みました。しかし1人では限界があると感じ、知識面を顧問の先生に個人的に授業をお願いし、後輩の初心者たちも誘い共に学び、技術面を経験者に指導や合奏をお願いすることで苦手を克服しました。2年次からはこれまでの姿勢が部員たちに認められ幹部に就任し会計を任されました。また後輩の初心者たちに、同じ立場の経験者として自分の経験を伝え、指導も行いました。後輩へのアウトプットにより自身の振り返りになった上、後輩から心強い先輩と言ってもらえました。この経験から主体的に行動し試行錯誤を重ねることで周囲と協働しやすい環境を創ることができるということを学びました。 続きを読む
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Q.
志望理由
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A.
私は有機は生命の基であるという考えを持っており、また有機化学を学んできた経験を活かしたいという理由から人が生きる上で欠かせない食品を扱い、さらに化学品にも事業展開している企業に興味があります。これらの領域を持つ企業の中で貴社の環境問題にも積極的に取り組んでいるという点に惹かれました。現在、環境問題への意識は年々厳しくなってきており排気削減の目標を掲げる企業や環境に関する政策も増えてきています。そのため将来、企業の環境への取り組みは、より厳しいものになっていくと考えられます。そこで私はこの業界で早期に環境への注力を掲げ、さらに環境以外への問題も含まれたSDGsにも取り組まれている貴社で働きたいと考えました。入社後は貴社の生産者の方々への意識も向けた撥水抑制剤の研究や消費期限の延長を可能にし、食品ロス削減に貢献できる粉末油脂の研究といったような社会に2面以上の角度から貢献できる研究を行いたいと考えています。サークルで培ってきたゼロの状態から試行錯誤を重ね挑戦し続ける力と主体的に行動することで協働する環境を創ることができる力を貴社で発揮し、明るい未来創りに貢献したいと考えています。 続きを読む