22卒 本選考ES
食品化学系コース
22卒 | 岡山大学大学院 | 男性
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Q.
自己PRをお書きください。(400文字)
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A.
私の強みは目標を設定し、達成するための計画を立てて行動できることです。私の所属している研究室では3か月に一度、自分の研究成果を発表する中間発表会が行われます。中間発表会では研究室内のメンバーで評価し合い、学年問わず順位をつけています。そこで、私は1位を目指すことを目標としました。私の研究は実験をしてデータを出すまで1週間かかるため、計画を立てる必要があると考えました。具体的には次の2つの計画を立てました。1. 1か月、2か月の到達目標を設定する2. 毎日すべきことをリスト化する 以上の2つを行うことで、毎日目標を持って効率よく研究が進められました。中間発表会では惜しくも2位という結果になり悔しい気持ちもありましたが、目標のために充実した日々を過ごす達成感を得ることができました。この経験を活かして貴社でも常に高い目標を持ち続け、達成するために必要なことを日々考えて製品の開発に取り組みたいです。 続きを読む
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Q.
オリエンタル酵母に入社して実現したいことを教えてください。(400文字)
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A.
私はモノづくりを通して多くの人のQOLの向上に貢献したいと考えています。そこで、私たちの生活に必要不可欠となる食を通して貢献したいです。そのためには新型コロナウイルス感染拡大による中食需要の増加などの食生活の変化に敏感になる必要があると考えています。そして、変化するニーズに応える製品を開発することによって貢献できると考えています。そこで、食品の食感や風味を変化させることによって食品に微細な変化を与えることによって、ニーズに対応できるのが食品素材メーカーであると考えています。貴社は歴史ある酵母の研究で培った高い技術力と幅広いジャンルの製品を開発する総合力が強みであると感じています。そのため、私が貴社に入社することが出来たら、日々変化する私たちの生活に目を向けて向上心を持って高付加価値の製品を開発することに尽力したいです。そして、多くの人々のQOLの向上に貢献したいと考えています。 続きを読む
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Q.
研究概要についてご紹介ください。(800文字)
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A.
現在、がんを治療する方法として手術療法、薬剤療法、放射線療法などが挙げられます。しかし、これらの治療法は患者への副作用が大きいことが課題となっています。そこで、近年副作用が少ないがんの治療法として43℃程度の熱でがん細胞を死滅させる温熱療法が注目されています。しかし、温熱療法のみではがんの治療の効果が低いことや熱に抵抗性を持つ細胞が現れることなどが課題となり、普及率は低いという状況です。細胞が熱に抵抗できるのは、細胞が熱から身を守るためにストレス応答という防御機構を働かせるためであると考えられるため、ストレス応答を抑制することが出来れば、細胞が熱で死にやすくなると想定しています。私は、いくつか存在する細胞のストレス応答の一つとして細胞の核内で形成される核内ストレス顆粒(nSBs)の形成に注目して研究を行っています。 nSBsは熱などのストレス刺激を受けた時に細胞の生存に必要なタンパク質やRNAを守るために形成される膜のない凝集体です。しかし、その形成機構は不明な部分が多く残されています。そこで、私は細胞成長やタンパク質合成などによってがんの腫瘍の成長や進行に関与しているmTORというタンパク質とnSBsの関係性を明らかにすることを目的としました。さらに、mTORはmTORC1とmTORC2のという2つの複合体を形成することが報告されているため、二つの複合体の活性をそれぞれ阻害することによりnSBsの形成量に影響を与えるかを調査しました。その結果、mTORC2の活性を阻害することによりnSBsの形成が抑制されました。このことからmTORC2の活性を阻害すると細胞の熱への抵抗性が抑制されることが示唆されました。従って、熱環境下でmTORC2の活性を阻害してnSBsの形成を抑制する薬剤を開発することが出来れば、温熱療法の効果がより増強する可能性があると考えています。 続きを読む