①自分にも,周囲にも,正直者の一人っ子。
通学路での移動時間は専ら読書に費やしていました。また,司書の先生が大好きだったことから,図書室へは毎日足を運んでいました。周囲との関係性は,同級生や教師陣以外にも,前述した司書の先生や保健室の養護教諭,警備員さんなどの大人とコミュニケーションを取ることも楽しみ,躊躇することなく目上の方とも接していました。全体的に思ったままに行動する日々を送る小学生でした。「そもそも学校が楽しすぎるから家にいる時間は少なくていい。土日は要らないのに。」と周囲によく話していました。
②見向きもされない地道な作業。それでも取り組む,コツコツと。
硬式テニス部に所属し,プレーヤーとしてのスキルアップに加え,複雑な人間関係の中でもうまく世渡りする術を身につけられました。一方で,学校での課題に力を入れたいと感じ,レポート作成や試験準備に向けたまとめノートづくりに熱中していました。この体験を通して,手で文字を書き連ねる行為にやりがいを見いだすとともに,正解のない課題に時間をかけて向き合うことが好きになりました。皆が毛嫌いする手書きに対し積極的に取り組んだことは,先生方からの評価も多少得られました。その影響もあってか,学内の短期留学プログラムにも参加することができ,自身が地道に継続してきた取り組みへの自信につながりました。
③泣くほど辛く,それでも最大級に楽しいと思えたあの夏。
苦手分野で疑問点が生じれば教師陣に限らず,頼れる仲間に力を借りながら勉強や部活動での通過点を乗り越えていきました。所属していた弓道部では,夏期合宿の統括を担当していました。部員をまとめながら,顧問やOBGと連携し合うのは想像以上に難しく,準備段階から合宿期間中に至るまで,気が滅入ったり心理的に限界を感じる場面が数多くありました。しかし,弓道を通して培った精神力や目上の方と接する力を活かし,どうにか乗り切ることができました。当時は,相容れない他者と協力しながら目標達成や課題解決をする術や,真正面から物事に向き合うことができていなかったことを痛感します。
④社会人の卵として,チームだからできることの多さに気がついた!
コツコツ派である自分なりのアプローチとして,推薦制度を用いて入学しました。サークル選びでは,大学ならではの大所帯で何かを達成する経験を積みたいという思いがあり,加えて,チームの中で力を発揮できるようにしたいと高校時代の部活動を通して感じていました。そのため,早稲田祭運営スタッフというサークルに所属し,文化祭における広報物のデザイン制作を担当していました。全体の人数は多いものの,自身が所属するチームは少人数でした。そのため,タスクに追われながらも日々の講義やアルバイトをこなすのは忙しく,度々行き詰まりました。しかし,祭当日までに積み重ねたMTGやその後の飲み会といったルーティーン活動を通して,互いの絆が増していくのを実感しました。そして当日の熱気を会場で体感した時,集った仲間同士で築き上げた小さな取り組みを,非常に影響力のある場として他者に提供できた事実に深く感動すると共に,大きな達成感を味わうことができました。学外では,駅ナカ雑貨店でのアルバイトが今月,2年5ヶ月目となりました。長期にわたる接客や仕入業務を通して,人や商品との向き合い方が柔軟に変化し,大きく自己成長できたと感じます。
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