【環境問題を解決する新発想】【23卒】三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティングの夏インターン体験記（理系/政策研究コース）No.24530（東京大学大学院/男性）（2022/4/22公開）

環境問題を精度の面から解決することに興味があり、環境省と仕事をしているシンクタンクを探す中で、三菱UFJリサーチ&コンサルティング様を見つけました。
特に、地球環境分野・保健衛生分野等、分野ごとに募集されていたので、自分が興味のある部署でインターンを受けることができるのに魅力を感じました。
過去のインターンシップの口コミを見ると、実務に即したプログラムが組まれているとを知り興味が湧き応募しました。

ESのみで選考が行われるので、ESを通じて
・自分の志望動機
・他の学生との違い
というのが伝わるようにしました。
具体的には、環境問題に興味がある理由を、自分の実体験に即して綴ることで、差別化・説得力の向上を図りました。

ESのみで選考が行われるので、そこで他の学生よりいかに対象分野に興味があるかどうか。

・省エネ家電の普及促進政策検討のグループワーク
・フードロス量推定の個人ワーク

1日目
午後：参加学生・社員の自己紹介、部署・チーム紹介、チームごとの座談会
2日目
午前・午後：グループワーク・プレゼン
3日目
午前・午後：個人ワーク・プレゼン・座談会

・環境問題を専門とするコンサルタントの働き方・物の考え方

・省エネ冷蔵庫の普及促進政策の検討 ・国内家庭部門のフードロス量の推定

1日目にやったこと

・参加学生・社員の自己紹介
・環境問題を専門とする部署全体の説明
・部署の中の細かい10個ほどのチームの紹介
・上記説明を経て、自分の興味のあるチームへの座談会30分×3

2日目にやったこと

省エネ冷蔵庫の普及促進政策検討のグループワークを行った。
現在の旧型の冷蔵庫の台数や電気消費量と、省エネ冷蔵庫に置き換えた場合の電気消費量をシミュレーションした。
また、上記の分析を基に省エネ冷蔵庫への買い換えを促進する方法を検討した。
それらをパワポにまとめて発表し、学生同士・及び社員の方から質問・フィードバックをいただいた。

3日目にやったこと

フードロス推定方法の改善策検討を行った。
最初に社員からフードロスの現状について説明をいただき、いくつか参考資料をいただいた。
その後は個人ワークとなり、推定方法の欠点を洗い出し、推定結果に大きな影響を及ぼしていそうなものをピックアップして改善策を検討した。
それらをパワポにまとめて発表し、学生同士・及び社員の方から質問・フィードバックをいただいた。

主任研究員

なし

部署説明・部署別座談会・最終日の交流会等、社員との交流は豊富であり、会社としても業務理解・社風理解を強化したいという意図を感じた。
印象に残っているのは「政策を書くという意味のシンクタンクは霞ヶ関であり、MURCはジョブローテが激しい役人に代わって専門知識を蓄える立場である」という意見をいただいたこと。

グループワーク慣れしていない学生が多かったため、議論の脱線・印象での決定等がしばしば合ったため、それを修正したり追求するのが大変で合った。
二日目のフードロス推定方法の改善では、推定・統計手法についても知識がなかったため、短時間で数理的知識をキャッチアップするのが大変だった。

環境問題に興味がある学生ということで、大人しく理知的な方が多かった反面、コンサルティング志望の学生と違いグイグイ・積極性は薄かった。

シンクタンクは公務員に代わって政策を書く人たちというイメージがあった。
しかし、実際は「政策を書くという意味のシンクタンクは霞ヶ関であり、MURCはジョブローテが激しい役人に代わって専門知識を蓄える立場である」という役割分担があり、政策の実行に必ずしも携われるわけではないということ。

ワークに関しては必要な知識はその場で提示される・自分で調べられる範囲で済むので特別に勉強する必要はない。
一方で、座談会の機会が豊富なので、疑問・＿質問をたくさん準備しておくと充実したものにできたと思う。

もともと環境問題に制度から取り組むことに興味がありこの部署を志望していたが、実際のワークに関しては期待していた通り将来自分が取り組みたいものができたから。
社員・学生ともに環境問題の解決に深い興味を向けており、同じ興味を持つ人たちと仕事に取り組めることを魅力に感じたから。

座談会での社員の方々との交流のを通じて、社員の方々の雰囲気や社風が私と非常にあっていると感じたから。 グループワークで私が主として議論を進行したこと、プレゼン大会で出た質問の程度から、参加学生のレベルがそれほど高いと思わず、本選考でも負けることはないと思ったから。

・交流した社員の方が非常に優秀で人柄も良く、一緒に働きたいと思ったから。 ・交流会でシニアマネージャー、パートナークラスの社員の方と話す中で、群雄割拠のコンサルタント業会の中でのクニエの立ち位置、他所の企業との関係を教わり、クニエに将来性を感じたから。

本選考では志望動機が重要視されているため、志望動機の中でどれだけ会社研究が進んでいるかが大きな鍵となる。
その点、インターンシップでの豊富な社員交流は会社研究を深めるのに大きな助けとなる。

環境問題に制度から取り組みたいと考えており、インターンシップ前は、日系シンクタンクを志望していました。 具体的には、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに加え三菱総合研究所、みずほリサーチ&テクノロジーズを希望していました。理由は環境省の業務委託情報を閲覧したところ、環境問題関係の調査・政策検討業務をそういった日系シンクタンクが独占的に受注していたからです。

省庁を裏から操る影のブレインという印象を持っていましたが、インターンシップへの参加により省庁と対等な専門家集団という印象に変わりました。
業務内容はイメージ通り環境問題に制度面から取り組むことができるということだったので、環境問題に制度から取り組みたいという思いは変わらず、インターンシップ後も日系シンクタンクを志望しています。