【未知の工場への挑戦】【23卒】アサヒグループ食品の冬インターン体験記（理系/生産技術）No.19923（非公開/非公開）（2022/2/15公開）

大きい会社で、なんとなく当時食品会社に興味があったので参加した。食品業界は競争が激しいと聞いており、研究職は学部生として厳しいと思ったため、もう一つの理系職の生産技術職で応募した。また、応募がESのみで、かなり簡単に応募できると思った。

まず、研究内容については綿密に書いた。生産技術職は一応理系職として、学業で頑張ってきたことも見られるのではないかと思い、学部生として研究はしたことがなかったが興味分野については何時間もかけて書いたものを載せた。
また志望動機も、ホームページの社員さんのページを何個も見た上で、生産技術職を理解しているというアピールをした。

ESのみで参加できたため、研究内容・志望動機の基本的なところさえしっかり欠けていれば、選考に通過できるのではないかと思う。

危険予知トレーニング

グループで考え、それを代表が発表するという形。

生産技術職が大切にしているリスク管理の仕方や、工場ラインの生産性向上についての知見を深められた。

①危険予知トレーニングワーク：シーン別にどんな危険が潜んでいるか ②新ライン設計ワーク

1日目にやったこと

まずは、生産部門の概要・業務・志望動機・やりがい・工場の場所・アサヒグループ食品の全体像・事業内容についてのインプットがある。
そのあとに一つ目のワークの「危険予知トレーニングワーク」があり、グループ別で考えた後に発表をする。
二つ目のワークの「新ライン設計ワーク」も、個人ワークの後にグループワークの時間が取られる。

2日目にやったこと

二つ目のワークの「新ライン設計ワーク」の発表があった。グループの代表が発表をし、FBをもらった。
そのあとには社員さんによる座談会で、好きなことを聞いていい時間が設けられた。

人事

なし

社員さんとは深い繋がりはなく、軽いフィードバックをいただいた。初めてだからワークは難しいかもしれないけど、「例えばこういう考え方もある」みたいなものを紹介してくれた。
また座談会で気になっていることを聞けた。

生産技術、そして工場のラインというのが新しい概念だったため、それを飲み込むのに苦労した。ワークでは合計で190分の時間が取られたが、何を調べればいいか、どこに注目すればいいかがいまいちわからなかった。そんな中で、何が論点で、こういう情報もあるかも、っていうのを提供することをしていた。

グループワークでは約5人のチームで議論を進めていた。落ち着いていて特に強い主張をする人はいなかった。普通で真面目の人たちだった。特に学びはなかった。

生産技術は真面目に働くことを求められていることを学べた。いかにリスクを排除し、ちょっとだけでも生産性を向上することが仕事になっている。「挑戦」が必要だと謳われているが、ワークからは、真面目にコツコツ働ける人を求めているということが滲みでいた。職種、そして会社の雰囲気を知るいい機会にはなった。

工場のラインの事例を学んでおけば、よりインターンで理解を深められたと思う。かなり専門的な内容なのでわかりにくいが、キーワードをいくつか知っているだけで違うと思う。

想像できた。二つのワークはまさに働いたときに必要になるだろう業務で、いかにリスクを排除をしながら、地道に生産性を向上していくか、という話に終結した。
コロナの影響で実際の工場は見れず、空想上のラインを整備するという形になってしまったが、それでも職種に対する理解は深められたと思う。

インターンに参加している学生は会社に対して、職種に対して強い思いを抱いているわけでは決してなく、なんとなく様子を見ている人が多かった。その中で、会社と職種に関しての想いをきちんと話せれば、簡単に内定が出るのではないかと思った。他の日系企業と同じだと思う。

漠然と生産技術職がいいかもしれないと思って参加してみたが、海外在住チャンスはほぼなく、収入も対して高くなく、かつ刺激が全くない環境で自分が何十年も仕事を行う未来が見えなかった。また地方にある工場にいることが前提のため、地方転勤を経験しなくてはならないのかという絶望感があった。

対して有利にはならなそうだと感じた。
もちろんインターンに参加することでなんとなく職種に対してのイメージは深められるが、だからといってそこで企業が選考をしているかは怪しく、本選考が早くなる程度だと感じた。

インターンに参加前は、シンクタンク・IT・メーカー、そして少し食品業界に興味があった。興味を持ったのはメーカーに似た研究職の存在と、学生の人気だ。夏では応募していなかったが、試しに応募してもいいかという思いで応募した。シンクタンク・IT・メーカーは学生時代の経験と専攻内容から志望している。企業規模は大きいところに行きたいと思っていた。

なんとなく食品業界と理系職種に興味を持っていたが、このインターンで後者への興味が失せた。とにかく自分の性格に合っておらず、また条件が収入にマッチしないという点で、生産技術職を日本でやるのはあまり市場価値が上がらなそうだと感じた。それ以降理系職はほぼ見なくなり、また食品業界もあまりにも競争率が高いと理解したため、志望しなくなった。