
23卒 インターンES
研究職
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Q.
製薬業界における現状や課題について、知っていることをまとめてください。
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A.
製薬業界の現状としては、海外の巨大製薬会社にはシェアが大きい主力商品が複数あり、製品層も厚いのに対し、日本の製薬企業が世界に与える影響はさほど大きくありません。また、現在日本では、高齢化社会の進展とともに国民全体の医療負担も増加しており、国は医療費抑制の手段の一つとして継続的な薬価引き下げやジェネリック医薬品への切り替えを推奨しています。加えて、ジェネリック医薬品ではさらに薬価が低い水準に抑えられるため利益につながりにくい傾向があります。そのため、製薬業界では新薬の開発において費用の回収ができず採算が取れない恐れがあります。これにより、日本の製薬業界全体が海外販売にシフトしており、日本での上位メーカーのほとんどは全体の半分以上を海外に依存してます。よって、課題としてはこれらの現状に対応し、さらに日本の製薬業界は加速するグローバル化やIT化にも対応しなければならないことが挙げられます。 続きを読む
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Q.
10年後の製薬会社で活躍する人に必要とされる能力について、まとめてください。
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A.
今後製薬業界ではさらなるグローバル化やIT化に対応する必要があり、変革する世の中で躍進するには何事にも物怖じせず、常に挑戦し続けられる能力が求められていると考えます。また、バイオテクノロジーの発展によって医薬品開発の現場では新しい技術が日々取り入れられており、それに対して柔軟に対応できる力も必要です。加えて、新薬の開発は難しくなってきており、各製薬企業間の開発競争が激化している中で、新しい価値を創造できる人材が必要であり、学生時代の専門分野の勉強のみならず、日々の研究を通じて積極的に多くの実験スキルや新たな知見を身に付ける貪欲さが必要であると考えています。同時に薬という患者の健康を左右する製品を届ける立場であるからこそ、利益だけに固執せず患者を思い安心・安全な製品を届ける倫理観を持つことで、10年先においても信頼を持った薬剤を生み出し、製薬会社への発展に貢献できる人材になれると考えています。 続きを読む
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Q.
日本新薬(株)について知っていることと、本インターンシップの志望理由についてお書きください。
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A.
私の志望した理由は二つあります。一つ目は、貴社の強みである患者一人一人のことを大切にし、他社が挑戦しないような薬剤の創薬にも果敢に挑戦できることに感激し、そのノウハウについて学びたいからです。貴社は泌尿器科、血液内科を主軸とした自社創薬の高い技術を持つだけでなく、リスクや困難があるため他社が避けてしまうような患者数の少ない希少疾患や難病に対しても新薬開発を積極的に取り組んでおいます。特に筋ジストロフィー薬は国産の核酸医薬として初承認されただけでなく、アメリカでも承認を取得しており日本の誇るべき創薬技術の一つであると考えます。また、機能性食品素材の開発も推進しており、様々な角度から人々の健康に対して貢献できる製品開発を行っている点にも非常に興味があります。そのため、私はこのインターンシップを通して貴社のどのような健康状態の人でもひとりひとりに配慮し、一早く安心・安全で信頼できる製品を届けるマーケティングや製品の開発戦略を知りたいと考えています。二つ目は自身の大学で行っている研究での経験がどのように生かせるのか知りたいからです。現在高分子を用いた薬物送達キャリアの研究を行っており、そこでは有機化合物の合成や物性評価に加え、作製した物質の細胞取込みや体内動態の観察や効果についての評価を行うことで生体に対する性質や影響を踏まえた化合物の設計方法や、実験技術を習得しました。そのため、直接この経験が生かせそうな創薬についても興味があります。また、貴社では大学で研究の経験を行ったことがある社員の方々も様々な医薬部門や機能食品部門の職種で活躍されていることを知り、自分がより活躍できる仕事を発見できる可能性を感じました。インターンに参加し、実際に社員の方々と接する機会を得ることで、貴社について理解を深め自身の経験を活かせる場についてより明確なイメージを得たいと考えています。 続きを読む