【未来を創る挑戦】【20卒】星野リゾートの夏インターン体験記（文系/2days INTERNSHIP）No.4297（京都大学/男性）（2018/12/21公開）

ツーリズム産業をメインテーマとする授業を受けていたことをきっかけに観光業に興味を持つようになり、その中でも日本の他のホテル会社と違い運営だけを請け負うという特徴的なビジネスモデルを持つ星野リゾートに非常に関心を抱いた。

「選考に受かるため」とは若干ずれるかもしれないが、星野リゾート独自の強みはしっかりと調べていくようにした。選考自体はあまり星野リゾート自体と関係がない内容も多いのであまり対策の意義は薄いようにも思う。

2040年のビジネスを想像せよ

1日目にやったこと

午前中は星野リゾートの歴史について座学型でのセッションだった。午後からは2040年を想像するというメインテーマが出され、社会や観光産業を想像するワークへと移行していった。

2日目にやったこと

引き続き2040年を想像するワークだが、最終的に発表する事業立案が中心となった。最後は各班10分程度でプレゼンを行い、フィードバックをもらった。その後社員との交流会もあった。

星野リゾートトマムの総支配人など役員クラスから若手社員まで様々

なし

「あなたは何者ですか？」という問いに一言で答えられるようになりなさい、それがわかっているとチームの中での役割を変えることができるというフィードバックが非常に印象的だった。

チームメンバー間での認識の齟齬がかなり多かった記憶がある。自分は全員が議論についてきていると思って進めていたが、実際は一部のメンバーのみで、置いていかれていると感じているメンバーが多かったようである。そういった意味ではあまり優秀な学生だけだとは言えないように思う。

星野リゾートの今後の事業展開などを、社長にかなり近い立場の社員から直接聞くことができたのはインターンシップに参加しないとできないことだと思うので非常に良かった。また、今後のキャリアや就活について考える上で重要なことは色々と教えていただけた。

ビジネス的な感覚は身につけておいたほうが上手く行ったと思う。また、テクノロジーなどの現在のトレンドについて一定レベルの知識は持っておくべきだった。

「星野リゾートとして」何かをするという縛りもなく、ただ未来を想像するというテーマだった点、また星野リゾートについてのレクチャーは多かったがどのような仕事があるのかといった説明は少なかった点から、星野リゾートで働いている姿はあまり想像はできなかった。

星野リゾートに合う人材だと思われていないように感じたし、自分としての星野リゾートで働くイメージは全くできなかったため相性が悪い会社であると感じた。採用方針も、カルチャーが強い会社ならではという感じで、採用に携わる社員が気に入るかどうかがかなり比重を占めているように感じた。

先述の通り、相性が良くないと感じたことが大きい。自分の就活の軸としては「未来に向かってワクワクして働ける会社」に行きたいと思っているが、星野リゾートは将来性はあるものの、話を聞いている中であまりワクワク感を感じることはなかったため、直感的に行きたいとは思えなかったため。

先述の通り、一部の学生は優遇ルートに案内されているようである。そのため、参加すること自体で有利になるかは不透明だが、インターンの中で気に入ってもらえれば優遇されることは間違いないと思われる。

将来性のある業界・企業を見ていたので、当然ITベンチャーは数多く見ていたが、今後インバウンドがますます増加すると考えられるため観光産業の将来的な重要性も十分にあると思い観光業界の企業も選択肢の一つとしてチェックするようにしていた。大手企業は夏のインターンでだんだんと関心が薄れ、若いうちから裁量を持てるベンチャーへの関心が強まった。

観光産業の中ではかなり先鋭的といえる星野リゾートのインターンでも、実際に就職先を決める上で重要視している要素である「働いている時にワクワク感を感じられるか」という点が満たされるようには感じなかったため、就職先の選択肢として観光産業は一気に外れてしまったように思う。結局その後は観光産業の企業は一社も受けないまま就活を終わろうとしている。