18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 福井大学大学院 | 男性
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Q.
研究室で取り組んだ内容 (250字)
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A.
トンネル火災によって発生する煙を「煙突」で排煙することの可否を、実験と数値解析によって調査した。ジェットファンの設置スペースや保全の問題点を煙突であれば解決でき、都市部の渋滞問題解決にも貢献できる。集めたデータを基に煙突の高さや設置間隔が排煙性能に与える影響を明らかにしたほか、温度分布を予測するモデルを構築した。本研究は複数本の煙突を用いて研究を行ったので、従来の研究より実用性の高い結果を得た。研究生活中は10か月間の豪州研究留学や3回の国際学会でのオーラル発表、3本の英語論文執筆を行った。 続きを読む
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Q.
自己PR (400字)
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A.
私には高い海外適応力があるため、グローバルな事業展開を行う貴社で活躍することができる。研究生活中5つの国に計1年間、留学や学会発表のため滞在したが、気候や文化の違いにすぐに順応したため一度たりとも体調を崩さなかった。その中でもオーストラリア研究留学は10か月という長期間であったうえTOEIC500点の低い語学力という厳しい状態で始まったが、「日本文化は現地の人々の関心が高い」という日本人の武器を頼りに現地のコミュニティに飛び込む姿勢を貫いた結果、様々な国籍・年齢の友人を多数作ることができた。研究室では様々な国から来た研究者と共に研究を行い、語学力や異文化理解力を伸ばした。様々な国に順応する「身体的タフさ」と失敗にくじけず飛び込むことができる「精神的タフさ」・世界中の研究者と研究を行う中で培った「異文化理解力」からなる高い海外適応力を活かし、世界中を飛び回るエンジニアとして貴社で働きたいと思っている。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も打ち込んだこと (400字)
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A.
研究室に配属されてからの3年間、都市部の渋滞解消とトンネル利用者の命を守るという重要な意義を持つ研究にやりがいを感じ、成果を出すべく研究に打ち込んだ。しかし、研究を開始してからの半年間は度重なる失敗のため全く結果が出なかった。最初は失敗をする度に落ち込んでいたが、「クヨクヨしていても何も始まらない。新人だから失敗は仕方ない」と気持ちを切り替え、「同じ失敗を繰り返さない為にはどうすれば良いか」と考えた結果、「失敗の原因を明らかにすること」が大切であることに気付いた。そのため、全ての失敗の仮説検証を徹底し、失敗を犯した日・内容・原因を記録する「失敗ノート」を作った。失敗から目を背けず向き合い続けたことで成果も出るようになり、その成果を国際学会や英語論文で発表し、優秀賞も受賞することができた。研究を通じ、失敗を次に活かすことが大事であると学び、失敗にくじけず正面から向き合う雑草魂を培った。 続きを読む
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Q.
志望動機 (400字)
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A.
海外経験で培った異文化許容力・語学力・タフさを活かし、物流を通じ世界中の人々の役に立つべく私は貴社を志望する。私は研究生活中、5つの国に計1年間滞在した。この経験を通じ、日本と比べ「時間の認識が甘い・治安や交通マナーが悪く自分の命に敏感になる必要がある・主張力が大切である」等、国によって人々の生活や考え方が全く異なるため日本の常識が通じないことを学んだ。そして、ものづくりにおいてもその国の文化や生活に合わせて設計を行うことが大切であると感じた。貴社のエンジニア懇談会に参加した際、「ブラジルではフォークリフトを操作するとき壁に接触することは当たり前だから日本よりも強度を上げて設計する」という話を伺い、非常に面白いと感じると同時にその考え方に共感した。文化の違いは現地へ行かないと理解できないため、各国を飛び回り、その国に合った物流システムを設計するエンジニアとして貴社で働きたいと思っている。 続きを読む
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Q.
研究テーマの詳細 (400字)
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A.
トンネル内で火災が発生すると煙がトンネル内に充満する。この煙を「煙突」で排煙することが出来るか否か、その可能性を本研究では調査している。一般的に用いられているジェットファン(天井に設置されている扇風機)の場合、煙は坑口からのみ排出されるため坑口付近の住民から不満が出る。さらに、ジェットファンのメンテナンスや設置スペースの問題もある。煙突には省スペース・排煙箇所の分散化が可能という利点があるうえ、都市部の渋滞問題解消にも貢献できる。 火災時の煙の流動形態を把握するため、煙突を用いたトンネル火災の研究が世界中で行われている。これらの研究は1本の煙突のみに着目しているが、実際のトンネルでは複数本の煙突が設置されるため研究結果の実用性が低い。本研究では6本の煙突を用いて実験と数値解析を行い、煙突の高さや設置間隔が排煙性能に与える影響を解明したほか、温度分布を予測するモデルを構築した。 続きを読む
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Q.
これまでに掲げた「チャレンジングな目標」と「掲げた理由」、それに対して「どのように取り組んだか」 (400字)
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A.
採択率30%のトップジャーナル「Fire Safety Journal」に英語論文を投稿するチャレンジングな目標を掲げた。オーストラリア研究留学の成果を世界中の研究者に発表することのできる機会を得られることが魅力的に映り、かつ、学会での議論を通じ研究の発展と自身の成長が叶うチャンスであると考えたためFSJへの投稿を目指した。しかし、留学から帰国し論文投稿のチャンスがあることを知った時点で締切が3週間後に迫っていたため、投稿に際し必要な作業を短期間でこなす必要があった。そこで私は「スケジューリング」が最も大切であると考え、課題の優先順位と締切までの残り日数を常に意識し作業を行った。その際、厳しい時間的条件にくじけないよう、「留学実現に協力してくださった方々に恩返しするべく、絶対に投稿するぞ」と強い意志を持ち続けながら執筆を行った。そして、論文の投稿・掲載と国際学会参加が決まった。 続きを読む