22卒 冬インターン 最終面接
2021年2月開催 / 1日 / クオンツ・AIコース
22卒 | 横浜国立大学大学院 | 男性
- Q. 研究内容をわかりやすく教えてください。
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A.
A.
専攻は数学ですが、「物理との関連が深い分野」を研究しています。特に、次世代コンピュータとして期待されている「量子コンピュータの理論面の研究」です。 量子コンピュータは、10年後に実装される技術ですが、量子と呼ばれる、原子などの小さな粒子が持つ特有の性質を利用することで、大量の情報を重ねて処理でき、数万倍の速度で情報を処理できます。実社会では、その計算速度を活かし、「複雑な構造を持った新薬の開発」など、ありとあらゆる分野で応用が期待されている。 しかし、従来のコンピューターの計算原理では量子の特性は利用不可能です。そのため、量子の性質を利用する量子コンピューターには)従来と異なる新たなアルゴリズムが必要です。 研究室では、量子コンピューターが出来上がった場合を想定し、あらゆる分野の課題に応じてその「計算手法」を、理論的に組み立てる研究に取り組んでいます。 続きを読む
- Q. 大学院で参加されている金融の研究会ではどんなことをやっているのか
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A.
A.
「投資ファクターの開発と分析」です。 MSCIなど、インターネットの情報を参考にクオリティファクターを組成しました。過去20年分のSPXのデータを用いて、他のファクターとの相関や、相場の上昇/下落時の挙動など、実運用での活用を意識して様々な視点からリスクプロファイルの分析を行なっています。組成したクオリティーファクターは市場下落時に安全弁の役割を果たせていないことが判明したため、詳しく分析すると、市場下落時にローボラとの相関が高まっていることがわかりました。ただ、市場の大きなリスクオフ局面でのパフォーマンスはローボラを超えていたこともあり、最終的にはローボラとクオリティを組み合わせたディフェンシブファクターを組成しました。 続きを読む