21卒 本選考ES
総合職
21卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
もっとも長い学外活動経験での役割や活動内容などをお答えください。
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A.
約2年半、雑貨店バイトに尽力した。当初はお客様からの要望に狼狽えるばかりだった私。同僚の助言を参考に、困り事が無いかを真摯に伺い共に解決する姿勢に改めた。冬のある日、ギフト選びに迷う女性がいた。贈り相手の年齢層や普段着の色味などを聞き出し、その方が好むであろう商品を複数ご提案した。購入後の「またお願いするかも」という言葉が胸に沁みた。 接客で培った「他人の思いを酌む想像力」を編集業務で活かしたい。 続きを読む
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Q.
KADOKAWAの商品で一番親しんでいる商品、ジャンル、レーベルなどご記入ください。
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A.
恩田陸先生の『ユージニア』だ。釈然としない読破後の感覚が、心の鎮痛剤となった。家族の分離と受験の板挟みに対し、やるせなさと無力感に苛まれていた高校生の私。そんな時、社会のグレーゾーンを描いたこの作品に出会い、全ての物事が理想的な答えに辿り着くわけではなく、世の中には深いモヤモヤ感を抱えて生きる人々が自分以外にもいることに気がついた。祖父江慎さんの「傾くほどのフォント愛」も遊び心があって大好きだ。 続きを読む
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Q.
希望職種を選んだ理由を、当社でやりたいこと・実現したいことをふまえて、第一希望・第二希望それぞれ記入してください。※現時点でまだ扱っていない商品やジャンルでも結構です。
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A.
【第一希望職種:文芸編集】 恩田陸先生に文字のフォントを題材とした密室劇や、装丁家をモデルとした奮闘劇を書いていただきたい。装丁家・奥定泰之さんの大学講義で『ユージニア』の装丁の秘密を知り、フォントと文芸作品の「互いの魅力を増長し合う関係性」に惹かれた。そこで、文字の印象と物語の展開を連動させ、漫画のような臨場感と没入感を表現する。よって、フォントの擬人化 やデザイナーへの当て書きを実現したい。文字デザインやクリエイターの素顔に迫り、小説表現の裏側の魅力を世に届ける。『夢違』『雪月花黙示録』等、不可解な形で非日常にのまれていく登場人物の心理描写に長け、「生まれ変われば装幀家になりたい」と公言されている先生に是非依頼したい。前者のフォントミステリーでは 、PODによる章単位の「別個×セット販売」に挑戦する。物語の舞台は学校寮、就活合宿、シェアハウスを選定し、貴社の映像事業の強みを活かした若者へのコンテンツ発信につなげたい。 【第二希望職種:雑誌編集】 『ダ・ヴィンチ』で「サステイナブルな課外授業」と題した連載対談を企画したい。ロバートの秋山竜次さんとSDGsの啓蒙活動に積極的な出版界のクリエイターが登場。「面白いだけでなく、深く考えさせる」コンテンツの意義や取 り組みを紹介し、世相に敏感な本好きの読者に社会課題への新たな行動変容を促す。紹介したコンテンツの著者コメントも掲載。『クリエイターズ・ファイル』を手掛ける秋山さんの演技は、他者の生き様への共感や現実世界で似たような活動を実践する人々に対する親近感を抱かせる。その表現力を活かし、彼にはユニークな職業人になりきってもらう。例:「SDGs×マンガのチカラ」プロジェクトに参加する漫画家の森下裕美先生との対談→「マリン・ソムリエの諸岡ミノル」として登場。講談社『FRaU』の関龍彦編集長との出版社の垣根を越えた特別対談→「ジリュー出版のSDGs推進室長兼取締役の管理職キャラ」を誕生させる。 続きを読む
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Q.
第一希望の欄で記載されたことをKADOKAWAで実現するためには、 KADOKAWAとあなた自身にはどんな進化(成長+変化)が必要と考えますか?
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A.
貴社は、個々の読書ニーズに応える次世代の印刷サービスを実現する必要がある。 1冊単位でのPODには対応しているが、私はフォントミステリーを「別個×セット販売」したい。執筆された多数の短編から読みたいと思うものを事前に複数選択すると、それらが製本されて届く仕組みだ。実現できれば、エンタメ消費のコストパフォーマンス向上に貢献できる。また、長文読解に苦手意識を持つ人にも、自分だけのセレクトグッズとして広く認知してもらえると考えた。一方、私自身に必要なのは「時流に合った題材を盛り込んだ短編ならではの展開を吟味し、作家の思いやフォントの特色とマッチングさせる力」 「本との偶然の出会いを楽しみたい読者に属性別の過去の選択履歴を踏まえたランダム製本を提案するサイト広告や書店ごとの限定ストーリー展開施策に向けた、戦略スタッフとの連携力」「ドキュメンタリーや実写化を前提とした小説表現の適性を見極めるスキル」だ。 続きを読む
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Q.
あなたの心に残っている、深く刺さった、揺さぶられたエンタテインメントのジャンルとタイトルをできるだけ多く記入してください。
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A.
【映画】ルミエール兄弟のシネマトグラフ/カッコーの巣の上で/ライフ・イズ・ビューティフル/ニュー・シネマ・パラダイス/最高の人生の見つけ方/ショーシャンクの空に/十二人の怒れる男/羊たちの沈黙/グリーンマイル/いまを生きる/タイタニック/キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/グッド・ウィル・ハンティング/きみに読む物語/ガタカ/小さな恋のメロディ/2001年宇宙の旅/時計じかけのオレンジ/遠い空の向こうに/イミテーション・ゲーム/トロン:レガシー/千と千尋の神隠し/もののけ姫/風の谷のナウシカ/火垂るの墓/ホーホケキョ となりの山田くん/パプリカ/サマー・ウォーズ/時をかける少女/天気の子/十階のモスキート/ビリギャル/SPEC/あん/つつんで、ひらいて 【演劇】ゲゲゲの先生へ/キャッツ/ウィキッド/ライオンキング/リトル・マーメイド/テラ(F/T18)/常陸坊海尊 【音楽】back street boys/Daryl HALL & John OATES/lady gaga/松任谷由実「リフレインが叫んでる」/大江千里/秦基博「水彩の月」/山崎まさよし/earth wind & the fire/ONE OK ROCK/サカナクション「ネイティブダンサー」/海外ドラマgleeで使用された洋楽(Bon Joviの「It’s my life」など)/千と千尋の神隠しのサウンドトラック(特に「dragon boy」と「六番目の駅」)/坂本龍一『Merry Christmas Mr.Lawrence』のサウンドトラックより、「Merry Christmas Mr.Lawrence」 【書籍】騙し絵の牙/作家の履歴書/ドミノ/ユージニア/夢違/雪月花黙示録/チョコレートコスモス/ジョゼと虎と魚たち/凍える牙/1Q84/愛していると言ってくれ/忍びの森/妖草師/夢にも思わない/海の見える理髪店/緑の毒/朝のかたち/8.1/パズル/妖怪ナビ・ルナ/怪談レストランシリーズ/雪屋のロッスさん/聖なる夜に君は/夢水清志郎シリーズ/虐殺器官/中庭の出来事/六番目の小夜子/麦の海に沈む果実/三月は深き紅の淵を/黒と茶の幻想/舟を編む/OUT/本を読む人のための書体入門/記憶に残るブック&マガジン/All Small Things/人魚の眠る家/カンブリア宮殿 就職ガイド/格闘する者に○/インシテミル/殺人出産/罪の声/〈妊婦〉アート論/注文の多い注文書/砂漠/イラストのこと、キャラクターデザインのこと。/直島 瀬戸内アートの楽園/ゴミ清掃員の日常/思えば、孤独は美しい。/大人の流儀/電子書籍の衝撃/コンビニ人間/最後の秘境 東京藝大/マスカレード・ホテル/マスカレード・イヴ/人魚の眠る家/劫尽童女/ブラザー・サン シスター・ムーン/ねほりんぱほりん ニンゲンだもの/セブン殺人事件/ドルリイ・レーン 最後の事件/ゴドーを待ちながら/歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ/憲法がしゃべった。/きみの町で/おとぎ話の忘れ物 【絵本】ミッケ!/Michi/こっそりどこかに/モチモチの木/あかるい箱/ぶらぶらばあさん 【雑誌】ダ・ヴィンチ/spoon./POPEYE/BRUTUS/ディズニーファン/CREA/OZ magazine/CanCam/JJ/MORE/kotoba/FRaU/25ans/GISELe/illustration/装苑/美術手帖/芸術新潮/Pen/アイデア/MdN/T JAPAN/VOGUE JAPAN/ELLE Japan/ブレーン/おひさま 【アニメ】蒸気船ウィリー/シリー・シンフォニー/名探偵コナン 【マンガ】坂本ですが?/椿町ロンリープラネット/星の王子様/鬼灯の冷徹/名探偵コナン/聲の形/荒川アンダーザブリッジ/黒執事/聖☆おにいさん/中村工房/王様ゲーム 【展覧会】マグリット展/クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち/杉本博司 ロスト・ヒューマン/文豪・泉鏡花×球体関節人形/レアンドロ・エルリッヒ/ソフィ・カル/あそびのじかん/マジック・ランタン 光と影の映像史 展/三井家のおひなさま/岡上淑子 沈黙の奇蹟/デザインの解剖展/吉村芳生 超絶技巧を超えて/河鍋暁斎 その手に描けぬものなし/カルティエ、時の結晶/リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展/ミナ ペルホネン/皆川明 つづく/印象派からその策へ―/マドモアゼル プリヴェ展 【ゲーム】スーパーマリオカート/人狼オンライン/ツムツム/2048 続きを読む
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Q.
あなたが夢中になっている/全力を尽くしているモノ・コトは何ですか? またあなたなりに感じているその魅力とあなたのはまり度をアピールしてください。
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A.
YouTubeチャンネル「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」の虜だ。好きすぎるあまり、ヨシモトブックスの『クリエイターズ・ファイルVol.03』を購入してしまった。4時間超えの特典DVDは身に余るグッズだと感じ、未開封のまま大切に保管している。秋山竜次さんの凄味を布教するため、最も推している「パリコレNo.1モデルのアルセーヌ・ダルタニアン」に扮する動画を、私の口頭解説と共に鑑賞してもらう取り組みを母や知人に向けて実施している。秋山氏の魅力は演技力と第三者への愛だ。彼がなりきりを通して体現する「それっぽさ」は、他者の境遇や生き様に思いを馳せるきっかけを人々に提供するコンテンツ機能を果たす。つまり、彼の身体はモノとしての本、演技は中身の物語なのだ。 単に皮肉るのではなく、持ち前の観察眼と人間への愛着心、クリエイターという存在への敬する姿勢あっての渾身の演技という帰着も堪らなく最高だ。 続きを読む
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Q.
あなたが世の中や現状を変えたと言えることはありますか? どんな小さなことでも結構です。あなた自身が今までの慣習/ルールとは異なる新しい価値観を社会や周囲に提示した経験を教えてください。
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A.
一昨年の『おべんとう展』(東京都美術館)で、親子向けの鑑賞サポートを行った。天井から吊るされた細長い布の合間を回遊する体験型作品の一角では、お弁当に関するメッセージを短冊に書き、展示できる。その日、閉館間近に訪れた親子の会話の少なさが気がかりだった私は「お二人で来館されたのは初めてですか?」と話しかけた。お母さんによれば、反抗期の娘と唯一共通する趣味がアート鑑賞だと言う。両者の会話を自然な形で促したく、色んな人のお弁当の記憶が集まったのがこの場所だと説明した。すると娘さんが『ままのたまごやきだいすき!』と描かれた紙を手に取り、「こんな時期もあったんだ」と苦笑した。その後、普段お弁当を作ってくれているお母さんに向けて『何だかんだ有難う』と記した彼女。帰る頃には好きなおかずの話で盛り上がっていた。仲直りを目的に美術館に来たお母さんの意図を酌み、娘さんとのコミュニケーションの橋渡しに貢献できた 。 続きを読む
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Q.
エンタメへのこだわり/関わり方について質量含め詳しくお書きください。
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A.
高校生の時、「面白いからとりあえず読んでみ?」と言って『坂本ですが?』を貸してくれた他クラスの女子と急速に仲良くなった体験をきっかけに、「自分も誰かに対して心から推薦できる作品を探したい」一心で、多角的なエンタメ消費を実践中。出版社がメインで手がける書籍・マンガ・雑誌・アプリに加え、テレビ・映画・YouTube・ラジオ・広告PR・展覧会など、クリエイターが表現したモノや場に直接触れることを重視。LINE MOOKのように、周囲での認知度が低いメディアに対しても「新時代の発信媒体となりえる」と予想し、意識的に情報を収集する。素直な感想やダメ出しを記録したノートをもとに、家族や友人に合いそうなコンテンツを話のネタにすることも。また、大学生協の『読書マラソン』に大学1年次から参加。提出したコメントカードは100冊を突破した。理事長賞を受賞し、エンタメの魅力を口コミで広げることの意義を体感できた。 続きを読む
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Q.
今後のKADOKAWAに影響を及ぼすと考えられる国内外のニュースや事柄などを挙げ、その理由を説明してください。 ※なるべく直接的な関わりは薄いが、巡り巡って影響を及ぼすとあなたが考えるものを歓迎します
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A.
株式会社ハイメディックが展開する、富裕層向けの会員制人間ドック施設に注目している。入会金300万円に加え、月額費用が高額にも拘らず、2万人もの顧客を獲得している。その理由は、テレビやWi-Fi完備の個室が用意され、他者の視線を気にせずに受診が可能なリラクゼーション空間の演出にある。居心地の良いエンタメ空間と言える『箱根本箱』や『BOOK AND BED』等、宿泊施設とコンテンツの相性も非常に良い。長期の滞在時にはデジタルデトックスに使う隙間時間が生まれやすいからだ。この特色は病院での待ち時間にも共通する。院内情報誌の『ロハス・メディカル』がフリーペーパーのビジネスモデルで実現できるのも「有益な情報によって短くても充実した時間を提供する」コンセプトに賛同する人が多いからだろう。以上のトピックから、医療現場における長期滞在性を活かし、富裕層に向けたコンテンツ展開への対応が今後問われると考えた。 続きを読む
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Q.
これから流行しそうなビジネスやコンテンツ等を一つ挙げ、その理由を教えてください。 ※当社や関連会社に関係するものに限りません。KADOKAWAの社員が知らないようなことを歓迎します。
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A.
社会課題への理解を深め、地域創生に貢献する「オーガニック&スタディー&ブックリード」がコンセプトの旅行。日本出版販売株式会社のリノベーション推進部とコラボ。コンダクターはSDGsに関心のある出版関係者と、エシカルな生活を実践する現地住民たち。雑誌や書籍で「今日からできる環境アクション」と目にしても、それが地球にどんな影響を及ぼすのか実感できない人は多いはず。現に『FRaU』の関編集長と共に北海道下川町を巡るツアーも企画されている。また、近年はせわしない東京から抜け出す口実としてではなく、そこでしかできない体験や意識変革を求めて旅に出る人も多い。よって、環境教育に関心のある親世代、各企業のSDGs推進担当者、オーガニックコスメに興味のある女性に「遊びや観光に偏らず、自分を見つめ直す時間」を提供できる「森の生活」のようなアウトドアイベントが第三のエンタメとしてコアなファンに支持されると考えた。 続きを読む