【クリエイティブなNHK体験】【21卒】日本放送協会の冬インターン体験記（文系/放送マネジメント）No.11873（立命館大学/男性）（2020/11/27公開）

メディア業界に絞って就職活動をしていた訳ではなく、単純にNHKのテレビ番組が好きで、テレビ業界の裏側はどうなっているのだろうといった関心が主な理由です。また、業界研究をして抱いた他のキー局とは異なる部分・NHKが担う役割等を知りたいといったところも動機となっています。

面接の選考があった為、企業のホームページを隅々まで確認したり、NHKの番組を視聴したりと話題の材料集めに努めた。

各部署の仕事内容の説明、グループワーク

1日目にやったこと

まずNHKの規模や使命・企業理念等の会社概要の説明があり、その後は営業や財務・経理の業務内容の講義が続いた。それぞれのセクションで簡単なグループワークの機会も用意されていた。

2日目にやったこと

前日と同様の形式で総務や編成・デジタル・イベント業務に携わる部署の方々から業務内容や働き方・何を重視しているか等の説明を受けた。また、後半は最終日に控えるプレゼンテーションの準備に充てた。

3日目にやったこと

朝から前日に引き続き、最終発表に向けてのプレゼン資料の作成やリハーサルを行った。発表が終わると各班にフィードバックがなされ、その後は社員の方とざっくばらんな質問の時間となった。

人事、各部署の社員

なし

実現可能性の高いものを選択することは正しいし合理的ではあるが、枠から飛び出たクリエイティブなアイディアの方が面白いし跳ねるといった内容のことを言われ、強く心に響いた。

最終プレゼンはもちろん準備に時間をかけたため疲れたのだが、それよりも各日に複数個あるグループワークが大変だった。というのも、一つ一つの課題に対して解決するためにめいいっぱい想像力を働かせなければならなかったからである。一方で、自分の想像の範疇を超えた意見を耳にした時には、素直に感心し、新たな視点が得られたことに嬉しさを感じていた。

NHKが担う役割や実際の働き方等を学べたことは間違いなく有意義であったが、私にとって最もいい刺激だったのは参加学生のレベルの高さだ。単純な頭の良さというよりも考え方の柔軟さには非常に感心したし、何よりこのレベルと今後争うと考えるとモチベーションは大きく上昇した。

事前準備は特にいらないと思う。ただ、あらかじめNHKに関する予備知識を入れておくとグループワーク等で役立つかも。

予想の数倍の社員の方に合う事ができたほか、一日の仕事のスケジュールや何に苦労して何に喜びを感じるか等の質問ができたので、インターンシップ参加前とは比べ物にならないくらい理解は深まった。また、社員の方や将来一緒に働くであろう参加学生の雰囲気も知ることができたので働くイメージは容易に想像できた。

前述の通り、他の学生の優秀さは痛感したものの、自身のレベルが通用する現場だとも思えたので。ちょっとしたグループワークや最終プレゼンに於いて自身に適した役割に徹し、時にメンバー同士の関係を取り持ったりするなど、自身の強みを生かすことで、人事の方にも評価された。

先にも述べたように、予想よりも多くの社員の方と話す機会があったので、会社の雰囲気や仕事内容・一日のスケジュール等の情報をきちんと収集することができたから。また、弱み等のデリケートな情報も教えていただき、包み隠さずに話してくれる姿勢は大きな信頼につながった。

人事の方が面接の際にインターンシップ参加の有無は本選考に関係ないとおっしゃっていたので。ただ、3日間を通しNHKへの理解は格段に深くなるので志望するならば参加すべきだと思う。

本インターン参加以前は特に志望業界等は絞っていなかった。というのも、12月は冬のインターンが多く開催される時期であり、１つの業界に集中するよりも、多くの業界・企業の魅力を感じ、自分の就活の選択肢を広げようと考えていたからである。自分の場合は、多くの業界を見た事でやりたい事の幅が生まれ、ある程度ゆとりを持って後の就活に挑む事が出来たと思う。

本インターンシップへの参加が志望業界の選択に作用することはなかったが、NHK単体で考えると志望度は大きく上昇した。また、志望企業を絞っていいく際の一つの指標として、弱み等のネガティブな部分を包み隠さずに伝えてくれるかどうかというところも意識するようになった。また、楽しそうに自分の仕事を語る社員が多いかどうかも注視するようになった。