1番長く力を注いできたことは、6歳から今年の3月まで続けていたガールスカウトです。ガールスカウトでは自分たちで計画を立て、募金活動や地域イベントの手伝いなど様々なボランティア活動を行ってきました。そして高校卒業後は、SCAPPという立場で活動の手伝いをしていました。これほど長く続けたのは人の役に立てることにやりがいを感じたからです。
中学、高校時代は部活動の陸上競技に力を注いできました。初めの頃は足が遅く、私は大会に出られませんでした。そのため全体練習後にほぼ毎日2時間の自主練習をやっていました。その努力が実り、中学では1500mの県大会決勝まで進みました。高校は強豪校に進学をし、部内の誰よりも多く走ることを心掛け、1年生で関東駅伝に出場することができました。目標にしていた全国大会は3年次に駅伝で達成することができましたが、私は補欠だったので、当日走ることはできませんでした。そのことは悔しかったですが、部員みんなで頑張ってきた努力が実ったことはとても嬉しかったです。これは全員が本気で取り組んできたから、達成できたことだと思っています。誰か強い人がいれば良いのではなく、駅伝はチームなので、私は部員が常に意識を高く持つにはどうするべきかを考え行動していました。このように本気で部活動に取り組むことを通して、努力することとチーム力の大切さを学びました。
大学時代は様々なことに力を注いできました。学業では特にゼミナールで行っている文芸創作に力を入れて取り組んできました。1年間に5千字から1万字程度の作品を4回執筆して発表するとともに、他の人の作品に対する批評も行ってきました。このゼミナールで読み手の気持ちになって文章を書くことの大切さを学びました。自分の小説を人に批評してもらうと、自分では思いもしなかったことを言われます。人に何かを伝えたいときに相手の立場になることがどれほど大切なのかを、執筆活動を通して改めて考えるようになりました。
学業以外では、視野を広く持った人になりたいという思いから、海外にも積極的に足を運びました。昨年の春休みには1ヶ月間、ヨーロッパ8ヶ国を一人旅してきました。ツアーに参加せず、さらに初めての海外ということで学ぶことが多く成長を感じました。良いことと悪いことを含め、本当に様々な経験ができました。良いことは、多くの有名な建築物や絵画、美しい景色を見られたことや、美味しいものを食べられたこと、親切な方々に出会えたことなどです。悪いことは、ドイツで道に迷いホステルのチェックインに間に合わなくて野宿することになったり、イタリアで財布をすられたりしたことです。このように楽しいだけではなく、反省点もある旅を通して成長を実感しました。さらに昨年は3ヶ月間のアメリカ留学にも行きました。経済的に留学に行ける状況ではなかったため、奨学金に応募したのですが落ちてしましました。しかし、そこで諦めずに国内外のWEBサイトで情報を集めるなどして、費用を抑える方法はないかを考えました。そうして編み出した方法が、語学学校ではなく市が行っているアダルトスクールに通い、滞在先は子どもの面倒を見ることと引き換えに提供してもらうというものです。これにより、一般的に3ヶ月で100万円前後かかる費用を20万円以下に抑え、留学を実現させました。
サークルの映画研究同好会やハンググライダー部での活動にも力を注いできました。前者では大学祭や他大学との合同上映会に向けて、主に脚本担当で映画制作を行ってきました。後者では週末に茨城県の足尾山に行ってハンググライダーをしてきました。アルバイトで稼いだお金で40万円の機体を購入し、2年間の斜面での練習の末、空を初めて飛んだ時はとても感動しました。また大会の参加者に配布するTシャツを制作するなど、大会運営にも携わりました。他大学の学生や社会人と交流する機会が多く、コミュニケーション能力も培われました。
アルバイトにも力を注いできました。家庭教師として、小学生から高校生までの10人の生徒を見てきました。1回の指導時間は90分程度なので、限られた時間内で優先的にやらなければならないことを考えて行います。指導準備などアルバイトの時間以外も費やすことが多いですが、感謝される機会も多くやりがいがあるため、熱心に取り組んできました。一方的な指導ではなく、生徒とのコミュニケーションを大切にすることで、成績を伸ばすことに繋がりました。生徒が志望校に合格したときは、自分のことのように嬉しくなりました。
このように学生時代は様々なことに力を注いできました。そのため、失敗することも多かったですが、それが成長に繋がりました。社会に出てからも、様々なことに力を注ぎ成長し続けていきたいと思います。
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