・『心に元気があふれる50の物語』西沢泰生著:数ある心理系の本の中で、「元気になる方法」ではなく「読むと元気になれるエピソード集」という切り口が斬新で興味をそそられたから。各物語が4ページのみで且つ文章も読みやすく、忙しい人でもちょっとした空き時間にどこからでもすぐに読むことができる点が本書の魅力だと思う。また、著者自身の経験談だけでなく、歴史上の人物から芸能人までさまざまな人のエピソードが掲載されており、日常の小さな気づきを教えてくれる。毎日忙しくて疲れている人や気分が沈んでいる人はどの時代にも多くいると思う。そういう慌ただしい日々の中で、本書のような「すぐ読めてハッピーな気持ちになれる、読むサプリ」は日々の疲れた心を癒すために効果的だと感じた。大半の心理学系の本は目的をもって手に取る読者が多いイメージがあるが、本書は「読むと元気になれるとはどんなお話なのだろう?」という純粋な興味から手に取る読者も想定できる。どんな人にとっても、「なんだかハッピーな気持ち」になれる本であり、だからこそシリーズでベストセラーになっているのではないかと感じた。
・『「20代」でやっておきたいこと』川北義則著:シンプルなタイトルにシンプルな表紙だが、20代なら誰もがそそられるタイトルであり、内容はどの時代にも通用するため、今後も売れてロングセラーになっていくのではないかと感じたから。
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