22卒 本選考ES
戦略コンサルタント職
22卒 | 東京大学 | 男性
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Q.
ローランド・ベルガーで経営コンサルタントとして成し遂げたいことを教えてください 500
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A.
日本企業が海外進出も含め更なる成長を遂げていくことに、業界横断的に課題解決する能力を持った人材として貢献したいため、経営コンサルタントを志望する。専攻する〇〇分野での授業で、高い技術力を誇りながら海外企業にシェアを取られている日本企業の現状を目の当たりにし、強い問題意識を抱いた。日本社会・日本企業の課題は多数のステークホルダーと関係しており、その解決には一過性のスキルではなく「業界に依らず、物事の本質を見抜く力」を持った人材になる必要性を感じている。経営コンサルタントの業務は、1.各人が顧客にとっての最善を追求する姿勢と2.グローバルな知見を活かして業界横断的に課題解決する能力が不可欠だと考える。 中でも貴社は、1.他ファームと比較して少数精鋭であるため、入社後若くから大きな裁量権を持って顧客にとっての最善を追求できる環境であり、2.欧州系最大のファームとして世界各国の拠点の同僚の知見を活かして、広範な業界の案件に携わることができる。だからこそ熱量を仕事に注ぐ中で、私のキャリア目標が必ずや達成されると思い貴社で働くことを強く希望する。 続きを読む
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Q.
あなたの最も面白いと思っている企業の戦略とその理由を教えてください 800
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A.
私が最も面白い戦略を取っていると考えている企業は「TOTO」だ。 TOTOが取っている戦略は、「海外市場におけるハイエンド戦略」だ。 TOTOは、日本国内で温水洗浄便座の代名詞とも言えるウォッシュレットを展開し、抜群の知名度を誇っており、2018年度時点で売上の74%が国内売上である内需型企業である。 しかし、昨今の国内市場の需要の低下によって国内売上が頭打ちであるという課題を抱えており、海外市場での売上向上が急務になっていた。 ここでTOTOは、海外市場に進出するにあたって、敢えてセグメントをハイエンド領域に絞ってブランドの認知度やブランドイメージの向上を目指して施策を打った。TOTO社の海外売上の49%を占める中国では、テレビCMや各種のPRを用いて高級品というイメージ定着を図ると共に、中国では重視されてこなかったプレサービスやアフターサービスを徹底し、信頼性を勝ち取ることでハイエンドブランドの地位を確立した。 私がTOTOの戦略を面白いと考えた理由は、市場規模の大きい大衆向け市場を狙わずに敢えてハイエンド市場を狙ったことで、ブランドイメージの確立に成功したからだ。ブランド認知度の低い状態で大衆向け商品を展開したところで消費者は購入しないと考え、敢えてハイエンド市場を狙い、認知度を高めることと高級なイメージを人々に植え付けることに成功した。高級ホテルや空港などに導入することからスタートし、人々の憧れの的になっている。人々は、自宅にTOTOのトイレを導入することが一種のステータスのように感じるようになり、大衆向けの商品展開も今後スムーズに進んでいくと考えられる。 頭打ちになっている日本市場に変わる市場に進出するために長期的な視座を持って策定された戦略であると考えている。 続きを読む