
23卒 インターンES
戦略コンサルタント
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Q.
・あなたの友人が、脱サラして東京都内に“のらぼう”(のらぼう菜:多摩地方を中心に栽培される野菜)専門の飲食店を開店しようとしています。 友人は、“のらぼう”が、あまり世間に浸透していないことを懸念して、若者に受ける別名を付けようと考え、 “のらぼう”を「多摩の暴れん坊」と名付けて売りだそうとしています。 戦略コンサルタントであるあなたは、友人のネーミングセンスに絶望し、あなたなりのアイデアを提供することにしました。 【問い】 アボカドの「森のバター」や、タコの「悪魔の魚」といった別名のように、“のらぼう”に、若者に浸透するような別名を付けてください。また、その別名を付けた理由もお答えください。 回答は1,000字以内とします。(文字の多寡は一切問いません)。
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A.
「緑のホルモン」という別名をつけた。理由としては、このネーミングがジャンクさ、健康さを彷彿とさせつつ端的でわかりやすく、のらぼう菜の特徴をしっかりと伝えることができているからだ。 このアイデアを提供するにあたって「若者に受けること」「”のらぼう”を専門とした飲食店を開店すること」に留意した。そして現在よく見受けられるネーミングの種類分けとして、[1]「悪魔の~」といったインパクトやジャンクフードなどを彷彿とさせるネーミング、[2]「海のバター」といった既存の美味しい、かつジャンキーなものを使って表現したネーミング、[3]「ごはんですよ!」といった直球のわかりやすさのネーミング、[4]「やりすぎアイスバー」といった過剰表現なネーミングという4つに分けた。[1][2][4]から、バターやジャンクフードといった高カロリーかつ世間的に不健康だと捉えられている食を彷彿とさせるようなネーミングが現代社会では浸透しやすいことがわかる。また現代、トレンドになっている健康志向を加味すると、「ジャンクと健康さを彷彿とさせ、端的でわかりやすいネーミング」がのらぼうには適切であると考えた。また、のらぼう菜の特徴として、苦みやクセがなく、花茎の中では食味的に一位であり、噛めば噛むほど甘みが増すという点が挙げられる。これらの「苦みがなく、噛めば噛むほど甘みが増す」といった特徴を、他の、高カロリーでジャンクな食材で表現するにあたって、「ホルモン」が適切であると考えた。「緑のホルモン」とのらぼう菜をネーミングすることによって、のらぼう菜が単なる花茎、野菜の領域にとどまらず、幅広い料理方法で提供できることになる。 このネーミングによって、のらぼう菜を若者に浸透させ、一つのブランドとして確立することができる。また、幅広い料理方法が可能となるので、専門店としても多くのニーズを獲得できるだろう。 続きを読む