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松田産業株式会社 報酬UP

【未来を創る化学者】【16卒】松田産業の本選考体験記 No.828(筑波大学大学院/)(2017/6/13公開)

松田産業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2016卒松田産業株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2016年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 筑波大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

説明会(3月) → 1次面接(4月) → 工場見学(4月) → 2次面接(4月) → 座談会(4月) → 最終面接(4月)

企業研究

同業他社の会社をよく調べておくこと。自分は合同説明会でこの会社を知り、ES提出が不要で面接が受けられるという情報を得たため、練習のために受けようと思っていた。そのため同業他社(非鉄金属)を受けていないということを面接で伝えたところ、「他の非鉄金属を受けていないのに、どうしてうちを受けたのか」と聞き方をされてしまった。そのため、(特に化学メーカーをメインで受けている人には多いと思うが)練習のつもりでも、他社との比較をよく行なっておくべきだと感じた。

志望動機

私が会社選びにおいて重視しているのは「事業内容」です。私はこれまで社会の支援があったお陰で、好きな化学を学んでこれました。そのため、受けた恩を社会に還元したいと考えています。それに最も適した職は、これまでの知識を活かせ、様々なモノを作り出す化学メーカーだと思います。また、私は研究室において環境調和型の触媒反応に関する研究に取り組んでおり、そこでルテニウム錯体触媒を用いています。そのため環境配慮には大変興味があり、御社の「貴金属リサイクル事業」にとても魅力を感じました。貴金属はその優れた特性から無くてはならないものですから、社会に対する貢献度が高いと考え、御社を志望しました。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生5 面接官1
面接時間
120分
面接官の肩書
人事
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

面接官が文系卒業の人事であったが、研究に関する質問もされた。そのため、「文系の人間にも伝わるような喋り方」が求められているように感じた。実際、自分は使える実験機器について聞かれた時に、ただ機器を羅列するのではなく、できるだけ用途をグループ分けし、詳細は言わないようにすることで、知らない相手にもどんな機器を使っているのかをイメージさせるように心がけていた。

面接の雰囲気

面接の初めに面接官が「みなさん何回目の面接ですか」というようなことを聞いてくれ、自分はそこが初めてだったが、その旨を伝えると「それはむしろ私が緊張してくる」というようなユーモアを返してくれた。

1次面接で聞かれた質問と回答

研究でよく使う分野・機器は何か。

私の研究内容は「環境調和型の触媒開発」ですので、触媒化学が一番良く使う分野になります。また、触媒にも二種類ありまして、溶媒に溶かす触媒と溶かさない触媒があります。私は溶かす触媒を用いているので、錯体化学と呼ばれる分野になります。分析の際には電気化学を用いることもあります。よく用いる機器として、触媒の物性評価にはサイクリックボルタンメトリーという電気化学測定や、UV-vis吸収スペクトルという触媒の吸収波長を見るものがあります。また、触媒の同定のためにESI-MSという装置やX線を用いることもあります。触媒反応の評価には、物質の構造や量を見ることのできるNMRを用いています。分野の名前を強調するように話した。また、機器は大きく分けて「触媒を測定するもの」「触媒反応を測定するもの」の二つがあり、それぞれに別の機器を使っていることが分かるように話した。

入社後にやりたい仕事は何か。

大きく分けて食品部門と貴金属部門があると思いますが、大きな枠組では貴金属部門に携わりたいです。貴金属部門の中では、化成品開発部門に一番の興味があります。なぜなら、私が現在研究をしている中で、一番面白いと思うのが、触媒を合成している時であり、ものを作るのが面白いと感じるからです。他の「新規技術部門」であったり、「分析部門」はもちろん重要な部分だと思いますが、直接的にはものを作っていないため、私にとっては仕事のモチベーションを上げるのは難しいと感じています。どの部門に属したいかを、自分の好みとそのバックグラウンドが伝わるように話した。また、他の部門もあまり非難しないように心がけた。

2次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生4 面接官1
面接時間
120分
面接官の肩書
人事(理系出身)
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

2次面接の待ち時間に書かされた履歴書に沿った質問がほとんどであったが、上記に挙げた二つは履歴書にない質問であった。履歴書に沿った質問で、面接官と学生とのやりとりが盛り上がっていても落ちた人がいるため、前半はさほど重要ではないと感じた。履歴書にない質問で、特に「自分をものに例える」という化学メーカーではほとんど聞かれない質問においては、面接官を笑わせていた人もいたが、その人も落ちていた。そのため、実直な人員が求められていると感じた。

面接の雰囲気

初めに言われたことが「先入観のないように、1次面接の担当者からはほとんど何も聞いていません。なので、重複する質問が多いですがお許し下さい」という言葉で、とても丁寧な話し方をされる方でした。そのため、とくに圧迫感を感じませんでした。

2次面接で聞かれた質問と回答

あなたをものに例えると何ですか

私をものに例えるとプレーリードッグです。肉食獣が蔓延る危険なサバンナで生息する彼らですが、生存するために普段は穴の中で生活しています。私は前に立つよりも縁の下の力持ちのような影で支える仕事が性に合っているため、彼らの地中で生活するという性質は私に似ていると思います。しかし、地中の中だけは食べ物がありませんから、彼らは地上に出て餌を求めもします。その際、普段の4足歩行の状態から立ち上がり、みんなで協力して辺りを見回し、警戒をします。私がサークル活動でみんなと協力し、目標に向かっていった経験は、彼らのその姿に通じるものがあると思います。「自分がどんな人か」を伝えられるように、動物の性質と自分の性質を交互に話した。

あなたにとって「働く」とは何ですか。

私にとって働くことの理由の一番は「お金を得るため」です。お金を得なければ人は生活できないので、それはまず当然のことです。ただ、もちろんそれだけではありません。私は働くことで自らの自己実現を達成したいと考えています。自分が働くことで自分は生活が出来、会社に利益をもたらし、社会を豊かにできるなら、これ以上に幸せなことはないと思います。特に御社の環境事業は「貴金属」という生活になくてはならないものを扱っていますから、「社会を豊かにする」という点で非常に働きがいが感じられるだろう、と思っています。

最終面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官3
面接時間
30分
面接官の肩書
人事部長/役員/社長
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

面接の初めに簡単な自己PRをした後、あとは上で挙げたような世間話のようなものばかりであった。内定後聞いた話では、最終面接はほぼ確認だけで、最終面接と同時に課された筆記試験で足切りをするくらいだということであった。そのため、落ち着いて話ができれば大丈夫なのだと思う。強いて言えば、待ち時間に人事と話をする時間が非常に長いため、そこでのコミュニケーションも評価対象になっているように感じた。

面接の雰囲気

社長が物静かで、全く質問をしてこなかったので圧迫感はあった。しかし、人事部長はおだやかな方で、親しみやすい方であった。また、質問の内容もまるで世間話のようなものであった。

最終面接で聞かれた質問と回答

あなたの家族構成を教えて下さい

父母と姉、妹がおりまして、5人家族です。(兄弟の年齢は近いのかと聞かれ)はい、とても近く、姉・妹共に就職活動をしております。(では、就職活動の話もするのかと聞かれ)一緒に食卓を囲む時にはその話をすることもあります。ただ、帰宅時間がまちまちであるため、いつも一緒に食事をとっているわけではありません。(結構仲がいいのかと聞かれ)悪いわけではないので、良い方だと思います。ただの世間話ではあったが、できるだけマイナスのイメージを出さないように心がけた。

(履歴書を見て)これまでずっと実家から通っていたのか

はい、実家から通っていました。(それでは、実家から離れることに抵抗はないか、ときかれ)全く抵抗がないといえば嘘になりますが、独り立ちしていくためには必要な課程だと考えています。(事業所が埼玉にあるのは、志望として追い風になっているのか、ときかれ)できれば関東にいたいという気持ちもありますので、その通りです。ですが、必要であればその時の状況次第ですが、関東外や海外に出て行くつもりはあります。ただの肯定に終わらないように、相手の様子を見ながら話を追加するようにした。

内定者のアドバイス

内定に必要なことは何だと思うか

工場見学、懇談会と社員との交流の場が「自由参加」という名目で多く設けられていますが、全てに参加し、積極的に質問をするべきだと思います。というのも、こちらが社員と話している間も、人事は同じ部屋にいてメモを取ったりしているからです。恐らく、社員との交流に対する姿勢も見られており、選考の対象になっているのではないか、と感じました。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

一番必要なのは「実直さ・まじめさ」のアピールだと思います。業務内容的に、技術職は地味なことがずっと続くことになるので、それに耐えられるかどうか、というところを見られているように思います。

内定したからこそ分かる選考の注意点

説明会の時に「一次面接では志望理由は聞きません」と言われたが、実際には「志望する部門はあるか」という形で志望理由を聞かれた。そのため、相手の言うことを鵜呑みにせず、最低限の準備はしていくべきである。

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松田産業の 会社情報

基本データ
会社名 松田産業株式会社
フリガナ マツダサンギョウ
設立日 1951年6月
資本金 35億5920万円
従業員数 1,659人
売上高 3605億2700万円
決算月 3月
代表者 松田芳明
本社所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
平均年齢 39.6歳
平均給与 628万円
電話番号 03-5381-0001
URL https://www.matsuda-sangyo.co.jp/ja/index.html
NOKIZAL ID: 1131818

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