- Q. 志望動機
- A.
大日精化工業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2016卒大日精化工業株式会社のレポート
公開日:2017年6月13日
選考概要
- 年度
-
- 2016年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 不明
投稿者
選考フロー
企業研究
同業他社との比較をすること。大日精化工業は顔料や染料の会社であり、同業他社としてDIC、東洋インキSCホールディングス、サカタインクスといった会社が挙げられる。大日精化工業のHPやパンフレットを熟読するのはもちろん、同業他社のものもよく見て、自分に合う会社はどこなのかを検討するべき。会社の雰囲気なども各会社それぞれなので、上記の情報源だけでなく、実際に選考を受ける中で感じた雰囲気が大事だと思う。また、自分がどの事業に関わりたいのかを明確にしておくと良い。
志望動機
私はこれまで社会のおかげで化学に関する勉強をすることができた。そのため、学んできた化学を活かして社会に恩返しをしたいと考え、大枠では化学メーカーを志望している。数ある化学メーカーの中でも、顔料や染料などの色彩は生活の各所で欠かせないものであり、社会貢献度が高いと感じた。また、色は外側から見える部分であるため、自分の仕事が目に見え、やりがいを強く感じられると思った。大日精化工業は色彩の総合メーカーとして、様々な商品にその技術を応用されており、活躍の場が広いと感じた。
1次面接 通過
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生2 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
1次面接では全くといっていいほど回答に対する質問がなく、面接官の質問→こちらの回答→別の質問→こちらの回答・・・というように面接が進んでいった。そのため、「初めの質問に対して、どれだけ的確に答えられるか」ということが重視されていたのではないか、と考えている。また、1次面接の際に基礎学力を測るような筆記試験も同時に受けたため、学力面での足切りも多少はあると思われる。
面接の雰囲気
面接官の方が初めに「面接はどれくらい受けてきたか」という質問をしてきたが、その際に「それではまだ慣れていないでしょう」などの気遣いのある声をかけてくれることがあった。また、回答を深掘りされることはほとんどなかった。
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代に一番頑張ったことは何か。
研究に注力しました。私は先に述べた研究テーマ以外にも、卒業研究で与えられたテーマの続きにも平行して取り組んでいます。そのため、人より時間を効率的に使う必要がありました。そこで、週の初めにその週の計画を立てることで、無駄な実験を減らし、有用な実験を行う努力をしました。その結果、先に述べたテーマでは修士一年の間に学会発表を2度行えるほどの結果を出し、もう一つのテーマでも卒業研究時に達成できなかった目標を達成できそうなところまで辿りつけました。この経験から、私は「計画性」の大切さを学びました。「何に注力したのかを端的に示す」「何を得られたのか」「理論だった話になっているか」の三点に気をつけた。
学業以外に学生時代で一番頑張ったことは何か。
大学から始めたクラシックギターに打ち込みました。私は大学一年の時にある楽団の演奏会を聞いて感動し、いつか人を感動させる演奏がしたいと思うようになりました。そのためサークル時間外にも毎日練習することを心がけました。サークル引退後に所属した社会人合奏団では技術を認められ、所属二年目にしてパートリーダーを任されました。パート員をまとめるのは大変でしたが、演奏後にお客様から「感動した」と言われた時には努力が報われる思いでした。「大学から始めた」「パートリーダーを任された」といったキーの部分が伝わるように気をつけた。
2次面接 通過
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 技術を経験した人事/10年目の人事
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
質問自体はオーソドックスなものばかりであったが、1次面接とは異なり掘り下げの質問があった。「実際に会社で働いた時の自分」をイメージしているかを問われているように感じた。その時は自分の中でそのイメージは固まっていなかったものの、2次面接の次に工場見学が控えていたため、そこで勉強したいという旨を伝えることで、プラスのイメージを残したことが評価されたのではないかと考えている。
面接の雰囲気
履歴書に沿った質問、一次で答えた質問に対する掘り下げが行われたが、とても和やかな雰囲気で進行して下さる方だった。こちらが失礼なことをしてしまったこともあったが、笑い飛ばしてくれる面接官だった。
2次面接で聞かれた質問と回答
あなたが会社選びについて重視していることは何か。
一番重視しているのは事業内容です。化学が好きだというのもあって、化学メーカーに勤められればと思っています。その中でも、色彩に関する仕事に対する興味が今はとても強いです。というのも、自分の仕事が目に見えることがやりがいに繋がるのではないか、と考えているからです。二番目に重視しているのは社風です。できるだけ一つの企業に長く勤めあげたいと思っているため、自分の働きやすい社風の会社に勤めたいと考えています。何の話をしているのか整理できるように、「一番」「二番」といったキーワドを使うようにした。
あなたは大日精化工業をどんな社風の会社だと思っていますか(社風を重視している、という先の回答に対して)
社風は従業員各々の雰囲気によって作られるものだと思っています。まだ全体の社風をつかめているわけではありませんが、会社説明会でお聞きした限りで答えさせて頂きますと、自分の仕事に対して誇りを持って取り組んでいる人が多い会社なのではないかと感じました。というのも、営業の方のお話を聞いた際に、技術関連の話が多く出てきて、文系出身でありながら自分の仕事に対する専門的な勉強を多く積んでいるのだな、と感じたからです。自分の仕事に誇りを持っていないと、そこまで勉強できないのではないかと思いました。分からないことは分からないとちゃんと認めながらも、断片だけでも自分が感じていることを伝えられるように努力した。
最終面接 通過
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生1 面接官8
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事2/残リ役員
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接では自分の行なっている研究テーマに関する質問が多く、面接官の専門性の高さが感じられた。それだけに、自分でちゃんと考えて研究活動をしているかが問われているように感じた。また、入社後自分がやりたいことを聞かれ、それに対して別の提案をされた際にどう答えるか、という柔軟性も見られているように感じた。
面接の雰囲気
いわゆる「圧迫面接」ではなかったが、人数が多く、面接官の距離が近いために圧迫感はあった。しかし、人柄は温厚な人が多く、こちらの回答に対して面接官同士でコメントを言い合うようなことがあり、朗らかな印象もあった。面接官の中には厳しい質問をしてくる人もいたが、意地悪に感じるほどのものではなかった。
最終面接で聞かれた質問と回答
この会社に入ってやりたいことは何か。基礎研究か、それとも製品開発か。
製品開発がやりたいと答えた。というのも、製品開発の方がより「自分の携わった仕事」が目に見える機会が多いと感じたから。(この回答に対し、「君の自己PRからすると、基礎研究の方が向いている気がする」と言われて)確かにスパンの長いものに携わることは多くありましたし、御社がそう考えてくださるなら基礎研究でも構いません。しかし、自分としては開発のスパンが短く、大変であろうと、現在のところは製品開発の方に興味が強いです。と答えた。注意した点としては、相手の言ったことを完全に否定しないように気をつけた。
自分の行なっている研究は、企業に入ってから役立てることができると思いますか。
私の研究は触媒の開発ですので、色材に対して直接役立つことはありません。しかし、研究の中で用いたいくつかの機器に対する経験であったり、研究をする上で身につけてきた計画性は、企業に入ってからも役立つものだと思います。また、自分の研究ではありませんが、自分の研究室は幅広い分野を扱っているということもあり、他の人のゼミ発表をよく聞くことで、幅広い知識を得ることが出来ました。その中の一つに御社も扱っているポリマーがあるため、そういった姿勢や知識や役立てる時が来ると思います。「直接は役立たない」という事実を伝えつつも、間接的には役立てる、というところを伝えるように話すように気をつけた。
内定者のアドバイス
内定に必要なことは何だと思うか
突飛な質問はされない会社なので、とにかく相手に伝わるような話立てをするようにすれば問題ないと思われる。ただし、最終面接で行われる技術の質問はかなり深いところまで聞かれるため、よく対策をしておくべきなように感じた。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
技術系の社員を見る限り、幅広く色々な人を取っているように思う。生真面目な人から騒ぐ系の人まで取っているし、研究テーマも人それぞれ。強いて挙げるなら、みんな学生時代に何かしら打ち込んでいるものを持っていた。
内定したからこそ分かる選考の注意点
何回目の説明会に参加したかによって、恐らく進みやすさが変わってくると思われる。できるだけ早い説明会に参加できれば、勝率は上がると思われる。また、気さくな面接官も多いため、過度に緊張すること無く自分を出すように心がけたほうがいいと思われる。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 会社の規模
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
入社を迷った企業
松田産業株式会社
迷った会社と比較して大日精化工業株式会社に入社を決めた理由
私が松田産業ではなく大日精化工業を選んだ理由は、事業内容・部署の規模・給与の三点にある。まず事業内容だが、松田産業は商社でありながら、めっき液などの化成品の開発も行なっている会社である。一方、大日精化工業は色材を扱う純粋な化学メーカーである。私はもともと化学メーカーを志望していたため、後者の方がより志望度が高かった。また、松田産業はその特殊な構成から、化成品の開発人員が少なく、私にとっては欠点に見えてしまった。その点、大日精化工業は化成品に潤沢な人員を投資している。また、平均年収を比較しても大日精化工業の方が遥かに高かった。
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大日精化工業の 会社情報
会社名 | 大日精化工業株式会社 |
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フリガナ | ダイニチセイカコウギョウ |
設立日 | 1939年12月 |
資本金 | 100億3900万円 |
従業員数 | 3,647人 |
売上高 | 1198億2400万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 高橋弘二 |
本社所在地 | 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6号 |
平均年齢 | 41.3歳 |
平均給与 | 705万円 |
電話番号 | 03-3662-7111 |
URL | http://www.daicolor.co.jp/ |