【光ファイバーの魅力】【19卒】フジクラの夏インターン体験記（理系/エンジニアの仕事理解～実務体験コース～）No.2988（東京農工大学大学院/男性）（2018/4/10公開）

大学の同じ専攻の先輩が複数名、在籍する企業で、以前から会社に興味を持っていた。会社での技術系の仕事は、大学での研究活動とどう違うのか、あるいは同じ部分もあるのかということを知りたかった。事業所が実家から比較的近いというのも興味を持った理由だった。

志望理由を整理して、しっかりと話せるようにした。志望するテーマを選んだ理由については、自分の大学や大学院時代の専攻や研究内容と絡めて話せるようにした。

光ファイバーの性能評価

前半にやったこと

会社説明と、事業所見学が初めにあった。普段は見れない工場の内部を見学することができた。2日目以降はそれぞれのテーマに応じた配属先に入り、指導を受けた。活動は基本的に部署ごとに異なる。

後半にやったこと

光ファイバーの性能評価に関する基礎知識を教わった。実際に測定機器をどのように使用するか、丁寧に指導して頂いた。最終日に得られたことをまとめて、部署の方に発表した。

なし

よい点、慣れない作業でもあきらめずにできた。改善点、データをまとめて、人に説明する際にグラフ等で工夫するとよい。わからないことがでてきたら逐一聞いたほうが良い。

慣れない測定器具を扱うのは大変だった。何度やっても失敗してしまうことがあり、やる気が下がった。しかし、急かされることはないのでできるまでチャレンジすることは可能。この点に関しては、大学の研究活動と同じように感じた。短期間で原理を理解することは難しいので、あまりわからず作業しているようになってしまった。

社員の雰囲気、人柄等がそのままわかる。説明会で話す人事は会社を魅力的に見せるプロであるから、実態以上によく感じてしまう。一方、実際にインターンシップで会社内に入ってみると、飾らない雰囲気が体験できる。研究開発の業務自体は、大学の研究活動と似ている部分もある。

テーマが光ファイバーの性能評価であったので、光ファイバーや光通信に関する知識をもっておくと、作業の意味が理解しやすくなったと思う。

始業時間に事務所に行って、先輩社員に同行して実験室へ向かうという流れを体験できた。実験室内での様々な社員の仕事を眺めて、じっくりと自分の仕事に取り組んでいるという雰囲気が実感できた。説明会や1dayインターンシップでは得られない経験だと思う。

企業側もインターンシップ参加者に対して、よい印象をもっているようだ。特別の採用フローがあるということからも、有利に選考を進めることができるだろう。もちろん、採用枠が限られていることから、選抜されることが予想される。内定に直結とは考えない方がよいだろう。インターンシップで得たことをうまくアピールすることが内定につながると思う。

先輩社員のフォローが手厚く、また職場の雰囲気も自分に合っていた。懇親会では給料があまり高くないというぼやきを小耳にはさんだが、このサイトや転職サイト等でチェックしたところ、非鉄金属業界では上位のほうであろうと判断したため、大して気にしなかった。

2weekインターンシップ参加者はエントリーシート選考、グループディスカッション選考が免除される。また、今年は技術面接も免除されるらしい。ただし、インターンシップ参加時と本選考時の志望する部門(カンパニー)が同一である必要がある。

非鉄金属、化学、電気機器業界に興味があった。フジクラと同業であれば、住友電工、古河電工が有名であるが、その二つも考慮には入れていた。インターンシップの応募はしなかった。というのは、フジクラの事業所が実家に近いという点も魅力に感じた1つであったからだ。化学であれば旭化成のエレクトロニクス部門が気になっていた。

早期選考で有利に就活を進めることができるならば、この会社で決めてもいいかなと感じた。勤務地、やりがい、給料、働きやすさをすべて完全に満たす企業は存在しない。実際に、自分の希望がおおむね叶うだろうというイメージを抱くことにはなった。逆に、他社の選考に真剣に臨もうという意欲が低下したということにもなる。