- Q. 志望動機
- A.
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構のレポート
公開日:2021年5月18日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施した
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
最終以外はオンライン面接、最終は頻繁に消毒を行った。
企業研究
・他の国立研究開発法人(産総研、JST、理研、NICT、JAXA、JAMSTECなど)についても調べ、差別化する。なぜ自分が数ある国立研究開発法人の中でもNEDOに行きたいかを明確にする。特にJSTや産総研との差別化は納得感のある理由を面接までに用意しておく。
・なぜ民間企業ではなく国立研究開発法人なのか、公務員ではなぜだめなのかを明確にする。特に文系は公務員と併願する人も多いため、差別化しておく必要がある。
・国の科学技術政策や課題に広くアンテナを張っておく。日頃から関心を持ってニュースをチェックしておく必要がある。
・NEDOのホームページから情報を得た。プロジェクトの内容は難しいため、座談会やOB訪問にも参加した。
志望動機
私がNEDO様を志望するのは、「研究成果が活用される社会」を作りたいためです。この思いは、大学での経験から生まれました。私はもともと、「社会に役立つ技術の種に関わりたい」と考え現在の学部・研究室を選びました。しかし、実際の研究室では、研究成果は全く活用されておらず、社会との溝を実感しました。そこで、自分が科学技術と社会の架け橋になるべく、社会実装の「現場」に関わる国立研究開発法人を志望しました。
その中でも、NEDO様は私の第一志望です。NEDO様であれば社会構造そのものにアプローチできるためです。NEDO様の、多様な分野・フェーズへの支援により大学や企業に幅広く関われる点、技術開発マネジメントで政策に近い立場もとれる点が魅力です。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年03月 中旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
志望動機、ガクチカ、意見論述
ESの提出方法
マイページ提出
ESの形式
Web
ESを書くときに注意したこと
長文の意見論述は根拠を明確にし、わかりやすさを意識した。
ES対策で行ったこと
色んな人に添削してもらった。ニュースやインターネット等で情報を集めた。自分が考えていることを素直に表現した。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 上旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
オンライン
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
質問への答えについて、「その力は仕事でも生きると思う」といったコメントを何度か頂いたので、ポテンシャルを評価していたと感じる。
面接の雰囲気
新卒採用担当の人事の方が中心に質問を行っており、緊張がほぐれた。もう1人の方も物腰が柔らかで和やかだった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
セールスポイントは何か
私のセールスポイントは「課題を見つけ、状況に合わせた解決に取り組む力」です。この強みは、中高でほとんど塾に通わずに自分で勉強したことで身につきました。具体的には、私はテストの種類と目標点から、必要な勉強を逆算して行っていました。例えば、定期テストでは100点を目指して、応用問題の解き方まで覚えるけれど、模試では広い出題範囲の中で確実に得点するため、基本問題を広く浅く確認する、という形です。このように求められる勉強を見極めて取り組む中で、状況をとらえて課題を見つける力、様々な選択肢から最適なものを選ぶ力を養いました。NEDO様の中では、例えば機構の情報を外部に発信する際に、ターゲットに刺さる広報を的確に行う、といった場面でこの力を活かせると考えています。
学生時代に力を入れたことは何か
学習支援で、個別指導を初導入し生徒の成績を向上させたことです。生徒達の「授業内容の理解不足」という表層的な問題から「授業への集中が不十分」という真の課題を見出しました。そこで指導形式を集団授業から個別指導に変更しました。目的は指導中の対話、個人に合わせた指導による授業への集中維持です。この結果、授業後の確認テストで半数以上が満点を取るまでに授業理解度が向上しました。そして、模試の成績が最大で30点上昇するほど、生徒の成績も上昇しました。この経験では私の「課題を見つけ、状況に応じた解決を目指す力」が生かされました。この力をNEDO様での様々な業務に生かし、機構の一員として貢献していきたいと考えています。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
オンライン
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
志望度の高さ、NEDOへの理解の深さが評価された。「早く一緒に働きたい」という言葉を頂くことが出来た。
面接の雰囲気
前回と同じ新卒採用の方が同席しており、緊張がほぐれた。今回は、もう1人の人事の方中心に質問をされた。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
2次面接で聞かれた質問と回答
研究内容について説明
〇〇の伝達を妨げる作用を持つ△△由来の物質Xについて、化学構造と作用の強さの関係を研究しました。自然界から得られた物質を創薬に利用する際、化学構造の一部分を変えて作用の強さを調節する場合があります。私は、新規の××治療薬開発への応用を目指して研究に取り組み、その結果「Xの一部をある化学構造に変えると、作用が無くなる」ことを発見しました。研究の中で学んだのは、化学合成、機器分析、細胞実験のスキルと、「集めた情報から仮説を立て、行動する力」です。後者は特に、物質の作用を評価する実験の「結果のばらつき」という問題に対し、実験データを集めて特定した原因に対処することで実験精度を改善した経験から学びました。
脱炭素のために必要な技術は
水素を貯蔵・輸送できる技術が必要になると考えます。具体的には、水素を液体輸送する技術です。理由は次の2点です。1点目は、体積を抑えるためです。水素を効率よく貯蔵・輸送するためには体積を小さくする必要があります。2点目は、取り扱いを容易にするためです。液体として扱うことで、従来の液化ガスのインフラの技術を利用することが可能になります。水素の利用を進める際、製造や利用は短期的に利益が出るため、民間での開発が進みやすいと考えられます。一方、供給インフラの構築は長期的な取り組みとなること、大規模な実証の必要性があることから、ボトルネックとなる可能性があります。そこで、NEDO様がナショナルプロジェクトとしてこの分野に取り組む意義があると考えます。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 下旬
- 面接タイプ
- 対面面接
- 実施場所
- NEDO本部
- 形式
- 学生1 面接官4
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 不明
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
会場到着から選考終了までの流れ
人事の方が迎えに来てくださり、会議室に移動した。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
初めての対面面接だったため、所作にも心を配っていた。また、面接官との距離が2mほど離れており、全員マスク着用+自分の前にアクリル板があったため、声の大きさに気をつけた。
面接の雰囲気
これまでと違いやや厳かだった。前回いた人事の偉い方が再びいた。質問の内容自体は、パーソナリティを問う物が多かった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
あなたの出身は何県か。
A.△△県です。
深掘りされました。以下がその内容です。
Q.今住んでいる〇〇県には進学を機にきたのか。県外に出て気づいた地元のよさはあるか。
A.そうです。△△県は観光地が一カ所に集中しているのが良さだと感じました。有名な観光スポット数点が徒歩圏内にあるだけでなく、バスでの連絡もスムーズであることを実感しました。今住んでいる〇〇県は観光地は少なくないもののそれぞれが離れています。そのため、友人を案内する際にはアクセスが不便だと感じました。
Q.△△県の良さをPRしてください。
A.△△県は、観光にぴったりの土地です。観光地が一カ所に集中しているため、アクセスしやすく短期の滞在でも十分に満喫できます。都市圏からも新幹線で直通であるため、週末の気軽な旅行に適していると思います。
他はどこを受けているのか。なぜNEDOか。
国立研究開発法人の総合職を中心に受けています。研究をサポートし、社会と研究の架け橋になりたいと考えているためです。具体的にはNICT、JSTは書類選考を通過し、現在適性検査の受検期間中で、JAMSTEC、JAXAは書類選考の結果待ちです。また、メーカーもいくつか受験しており、うちひとつで最終選考を控えています。公務員も国家総合職、一般職、〇〇県庁を受験予定です。その中で、最も研究の社会実装に近く、幅広い分野、フェーズ、機関に関われることからNEDO様を志望しています。
深掘りされました。以下が内容です。
Q.産総研は受けていないのか。
A.正直に申し上げて、書類選考に漏れてしまいました。
Q.差し支えなければ、最終選考を控えている企業を教えてください。
A.〇〇メディカルです。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2021年04月 下旬
内定を承諾または辞退した決め手
自分の就活軸に合致し、第一志望の機構であったため。
内定後の課題・研修・交流会等
なし
内定者について
内定者の人数
不明
内定者の所属大学
不明
内定者の属性
不明
内定後の企業のスタンス
内定後約3週間の受諾期間があった。さらにその期間も交渉すれば延長してもらえそうだった。囲い込みはなかった。
内定に必要なことは何だと思うか
他の国立研究開発法人との差別化が重要です。特に、実用化研究という点で共通する産総研、資金援助という点で共通するJSTとの違いは、面接のために考えるだけでなく、自分が本当に関わりたい分野を決める上でも、十分に検討しておくべきだと考えます。また、NEDOの人事の方の深掘りは非常に鋭いです。自分の述べているシナリオに沿った質問だけで無く、その状況で生まれうる課題とその対処、なぜそのような選択をしたかを言語化しておくと良いです。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
NEDOへの理解と、思考力の高さが評価ポイントだと思います。NEDOは研究に近い事業である一方、実際の業務は行政事務なので、そこにギャップを感じないか何度も問われました。また、エピソードの深掘りから、どんな思考回路で行動しているかを見られました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
各段階で着実に人数を絞っているようです。そのため、最終だから安心、一次は落ちない、などと気を抜かず、毎回準備を怠らないことが大事だと感じました。インターン参加もきちんとチェックされているため、参加した方が良いです。
内定後、社員や人事からのフォロー
現在は特にないです。いずれ内定者面談があるようです。
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国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の 会社情報
会社名 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
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設立日 | 2003年10月 |
資本金 | 776億5480万円 |
従業員数 | 1,256人 |
売上高 | 4474億3900万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 石塚博昭 |
本社所在地 | 〒212-0014 神奈川県川崎市幸区大宮町1310番 |
電話番号 | 044-520-5100 |
URL | https://www.nedo.go.jp/ |
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