【創造と挑戦の舞台】【20卒】近鉄不動産の冬インターン体験記（文系/総合職）No.6522（関西学院大学/男性）（2019/6/26公開）

デベロッパーの仕事に興味を持ち始めた時期であったので、その中でなじみのある会社の一つであった近鉄不動産のインターンに参加したいと思った。住宅系のデベロッパーが関西圏だと多いが、近鉄不動産は住宅事業やあべのハルカス事業やPM、BMを幅広く行っている点を魅力に思った。

エントリーシートのみの選考であったので、準備にはたくさん時間をかけた。近鉄沿線にはあまりなじみがなかったので、事業やエリア特性などは調べた。

自社保有のオフィスビルのテナント配置の立案/あべのハルカス、てんしばの新規事業の立案

1日目にやったこと

近鉄不動産が保有するオフィスビルのテナントを入れ替えるとしたら、どのような配置にするかを発表するというワークであった。実地調査に出かけて得られた情報をもとにテナントをどうするべきかを考えて発表した。

2日目にやったこと

あべのハルカスとてんしばで行う新規事業を発表するというものであった。ワークに取り掛かる前に実際にあべのハルカスやてんしばを回って、そこで得られた情報をもとに新規事業を考えた。ただあべのハルカスは様々な催しを行っているので、1日目に比べれば自由度を大きくする必要があった。

現場の社員

なし

社員の方は実際に事業化されることを想定しているようなフィードバックを行っていた。あべのハルカスの高さを生かした、スリリングな新規事業を考えていた班があったが、安全性についての質問やフィードバックをされていたことが印象に残っている。実際に会社として安全性には細心の注意を払っているというお話だった。

あべのハルカスの新規事業を考えるワークをする際に、あべのハルカスは想像していた以上に様々な催し事をしており、新規事業を考えることが想像以上に難しかった。自由と言っても、ターゲット選定などある程度事実に基づいたアイデアを出さないといけないということもあり、まったく新しい案は導くのが難しかった。

デベロッパーのインターンシップに参加したことが初めてであったので、デベロッパーの仕事の魅力を知ることができたことがよかった。ワークにおいても簡単には行ったが、建物を建てるにあたって周辺の実地調査やそれに基づくターゲット選定などは実際はより重要で綿密に行われていることを学んだ。

家の周辺に近鉄不動産が建物もなく、あべのハルカスにも行ったことがなかったので、どんなイベントが行われているかもあまり知らなかったので、より調べていたらワークでも貢献できたかと思う。

後日調べて気づいたことであるが、デベロッパーの大変な部分をこのインターンシップでは知ることはなかった。デベロッパーの華やかな部分しか体験していないので想像はできなかった。また近鉄不動産は扱う建物が多い分他にもたくさんの部署がある。だから、ワークでやったことをできる部署に行ける可能性も多くはないと感じた。

実際に本選考で早い段階で落ちた。近鉄不動産だけでなくデベロッパーの業界は門戸が狭く、かつ周りの学生も優秀であるので選考の難易度は高いと思う。日々エントリーシートもうまく書けているようになっていたり、面接も上達していると感じていたが、まわりがそれ以上に成長していたのだと思う。自分の力不足というところ。

2日間のワークは単純に楽しかったので、デベロッパーの華やかな部分とは言えこのような仕事ができる近鉄不動産は魅力だと感じた。あべのハルカスをはじめとするたくさんのアセットを保有しており、関わることができることは他にはない魅力だと思った。また社員の方も温厚な方が多かった。

私が実際に選考の早い段階で落ちてしまったので優遇はないと思う。人事の方はインターンやイベントであった学生は覚えているようではあったが、有利に働いている様子はなかった。

幅広く業界は見ていたが、強いて言えば金融業界を見ていた。特に生命保険や銀行を見ていた。やりたいことがわからなくなっていた時期でもあったので、ミーハー気味になっていたかもしれない。また金融業界をよく言わない声を聴いていたので、実際に自分で行って確かめようという意味でも受けていた。デベロッパー業界は当時は強くは希望をしていなかった。

このインターンシップを境に様々なデベロッパーを受けるようになった。様々な業界を受けていたが、このタイミングで少し視野を狭めてしまったことを個人的には後悔をしている。デベロッパーは門戸も広くないので、絞って就活を進めてしまうとうまくいかなかったときの反動が大きくなってしまうことを当時は深くは考えていなかったからだ。結局他業界も受けたが業界研究が浅くなった。