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関西電力株式会社 報酬UP

【未来を拓く環境革新】【18卒】関西電力の技術職の本選考体験記 No.3518(大阪大学大学院/男性)(2017/12/13公開)

関西電力株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2018卒関西電力株式会社のレポート

公開日:2017年12月13日

選考概要

年度
  • 2018年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 技術職

投稿者

大学
  • 大阪大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

関西電力については、先輩からの情報が大きかったです。関西電力は研究室のOBが大学に訪問してくる機会がなかったので、自らOBの連絡先を入手して個人的に話をうかがいに行きました。私は、説明会やOB訪問やインターンなどは、それ自体が就活に有利になるのではなく、そこで聞いた話や実際に経験したことを面接で話すことで説得力が増し通過しやすくなると考えています。そのため、積極的に説明会などに参加すると同時に、面接で使える「ネタ」を探るつもりで質問を準備するといいと思います。もっと調べておくとよかったことは、自分の志望する部署以外の知識です。私は火力を志望していましたが、原子力に関する質問をされました。会社全体に対する知識がある方がいいと思います。

志望動機

私は将来、環境に配慮した効率の良い火力発電システムを設計、運用したいと考えています。現在、コンバインドサイクル発電ではCO2排出量を削減し、熱効率約50%を達成していますが、更なる機能向上に貢献したいです。その理由は二点あります。一つは、脱原発や新エネルギーが注目されるエネルギー新時代においても、火力発電は電力供給に不可欠であり、更なる改良が求められると考えるからです。もう一つは、火力部門であれば、大学で得た化学工学の知識を活かすことができるからです。また、御社のインターンシップでは、あらゆる可能性を考え決して一つではない答えを論理的に導くことに楽しさを感じました。さらに、堺港発電所で三本を一箇所に集めた煙突などを目の当たりにし、日々効率化を考え、新しい発想を生み出す姿勢に感銘を受けました。熱意あふれチャレンジ精神の根付いた御社で、私も会社の歯車の一部になるのではなく、歯車を生み出すような仕事をしたいと考え、志望しました。

インターン

実施時期
2017年02月

エントリーシート 通過

実施時期
2017年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

研究テーマ、やりがい、目的など/関西電力でやりたいこと/学生時代チャレンジしたこと。その理由と困難を乗り越えるために努力したこと

ES対策で行ったこと

大学の就活支援や先輩のエントリーシートを利用して、自分なりに修正を繰り返しました。さらに、友人にも意見をもらいました。

1次面接 通過

実施時期
2017年05月
形式
学生1 面接官5
面接時間
20分
面接官の肩書
人事/不明
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

面接官が多かったですが、物おじせず面接官全員の顔を見て話すように心掛けました。また、具体例を混ぜて話すことを意識しました。その点が評価されたと思います。

面接の雰囲気

圧迫面接の雰囲気はありませんでした。人事の方は何を言っても笑顔だったので、話しやすかったですが逆に手ごたえが分かりにくかったです。また、エントリーシートに沿った質問が多かったです。

1次面接で聞かれた質問と回答

学生時代頑張ったこと

私は友人とサークルを立ち上げました。立ち上げの動機は、互いの好きな活動の共有を通じて視野を広げたいという思いでした。この思いの発端は、バスケットボール一筋だった私が、大学で趣味が違えば考え方が違うことを知り、より多くの人と関わりたいと感じたからです。また、活動内容が決まっている既存のサークルよりも自由に様々な活動をしたいと考えました。そこで、毎回の活動内容を自分たちで決めるサークルを立ち上げました。特に苦労した点はメンバー集めです。当初は、広告すら受け取ってもらえませんでした。皆で話し合い、活動目的や内容が不明瞭であることが原因であると考えました。そこで、サークル名ではなく活動目的を強調した広告を作成しました。そして、活動とは別に雑談会を開くことにより、我々の信念が伝わり徐々に人が集まりました。半年かけ、ようやく軌道に乗ったサークルで貴重な経験をしました。それは釣りです。自分から興味の湧かないことでも、実際に体験しよく知ることで面白みを味わえることを実感し、チャレンジ精神や好奇心がより一層強くなりました。サークル活動を通じて、自分で考えたことを行動に移し、周りを巻き込んで何かを成し遂げる楽しさを知りました。また、周囲の意見を取り入れる柔軟性と自分の考えを端的に人に伝える力を身につけました。これらの経験と能力は、技術者として多分野の方々と新しいことに挑戦する上で役立つと考えています。

自分の研究を火力部門でどう活かすか

私は分子シミュレーションを用いてタンパク質の構造変化の要因を探す研究をしています。火力発電にはタンパク質は関係ないので、研究成果自体は活かすことはできないと思いますが、分子シミュレーション技術は火力発電の発達に有効だと思います。火力が主な発電を担っている現在、二酸化炭素をいかに効率よく取り除くかが課題であると考えます。その際、分子シミュレーションが、排出される二酸化炭素を取り除く新たな手法の開発に役立ちます。現在広く用いられているアミン吸収液は再生過程に多くのエネルギーを必要とするので、高コストであるという問題があります。しかし、イオン液体を用いた手法は再生過程でほとんどエネルギーを消費しません。また、イオン液体の種類によっても吸収効率は異なります。その際、どんな溶液が最も効率よく低コストで二酸化炭素を吸収するかを探すには、吸収メカニズムの原子レベルの理解が必要であり分子シミュレーションが最適な手段と言えます。

最終面接 通過

実施時期
2017年06月
形式
学生3 面接官6
面接時間
20分
面接官の肩書
人事/不明
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

一人当たりの持ち時間が短く、一問一答スタイルだったので、アピールしたいことを端的に述べることが重要だったと思います。

面接の雰囲気

一次面接と同様の雰囲気でした。一問一答スタイルで自分が詳しく離さないと面接官から深掘りしてくることはなかったです。

最終面接で聞かれた質問と回答

自分が他人に負けていないこととその理由

私が最も自信を持っていることは、自己管理能力です。如何なる環境においても常に高みを目指して努力を惜しまず、自分の掲げた目標を達成する自信があります。この自信の根拠は、浪人生活と大学生活にあります。浪人生活では、逆境を乗り越え第一志望合格を達成し、大学生活では成績上位で学部を修了、大学院では優れた研究成果をあげることもできました。これらの成果をあげるまでには、いくつもの壁や誘惑がありました。中でも大学院では、自ら問題提起し対策を考え、解決することがより一層必要とされました。それまでとは異なる環境でも、やるべきことを整理し失敗を見直すことで着実に成果を上げることができました。多くの困難を乗り越え続けた精神力と自己管理能力は必ず今後の目標達成を可能にすると自負しています。

火力と原子力の希望の比率

私の希望は火力4、原子力3、その他3です。現在、電力他社に比べて原子力の比率が高い関西電力ですが、今後は原子力の割合を少し下げることも考えるべきかと思います。原子力の莫大な発電能力は必要ですが、昨今の情勢をみると原子力に重きを置くことは危険に思います。そして、原子力の割合を下げるためには火力の高効率化と低コスト化が必要です。そのためには、分子シミュレーションなど新しい研究開発手法も取り入れるべきだと思います。また、他の発電方法と比べ、原料の輸入先が多岐にわたり世界情勢に左右されず安定して発電できる火力ですが、安定性の強化も必要だと思います。そうすることで、現在よりも安定した電力供給スタイルが完成すると思います。また、再生可能エネルギーなどの発展にも期待しています。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

関西電力の志望度がどのくらいかは何度か聞かれましたが、基本的に待っていただける姿勢でした。社員さんに相談にものっていただき助かりました。

内定に必要なことは何だと思うか

インターンシップに参加することは、かなり有利になると思います。インターンシップでは多くの社員さんと交流を持てるだけではなく、実際に工場を見たりできます。自分で見聞きした内容をもとにさらに自分の志望理由や将来をブラッシュアップすることができるので、積極的に参加しましょう。また、関西電力は夏と春の二回にわたりインターンシップを開催しています。私もそうでしたが、夏の選考で落ちたとしても春は受かることもあるので諦めずに挑戦しましょう。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

やはり海外に興味がある学生には高評価だと思います。高い目標を持ち、どんなことにも前向きに挑戦するような姿勢を示せるかが重要だと思います。また、面接では不意を突く質問もなかにはありますが、基本的にエントリーシートに沿った質問なので、しっかりと準備することだと思います。

内定したからこそ分かる選考の注意点

インターンで部長に気に入られるかがやはり大きいと思います。最終日の成果発表には部長も参加されるため、自分の考えをぶつけましょう。また、テーマは全日程でおそらく同じであるので、他の学生とかぶらないような独創的な解析や考察をすると評価されます。

内定後、社員や人事からのフォロー

インターンでお世話になった社員さんと話す機会をいただきました。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 20代の成長環境
  • 社員の魅力・実力
  • 海外拠点で働きたい

入社を迷った企業

花王株式会社

迷った会社と比較して関西電力株式会社に入社を決めた理由

関西電力のインターンシップに行った時から、海外勤務について詳しく話を聞き、魅力を感じていました。また、現在の研究である分子シミュレーションを続けることも化学工学の知識を活かして火力発電を発展させることもできると聞き、関西電力の方が仕事の幅があり多くの経験ができると考えました。花王では、研究者としてスペシャリストになることを期待されているように感じ、自分の求める将来とのずれを感じたため、迷いましたが関西電力にしました。

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関西電力の 会社情報

基本データ
会社名 関西電力株式会社
フリガナ カンサイデンリョク
設立日 1951年5月
資本金 4893億円
従業員数 31,437人
売上高 4兆593億7800万円
決算月 3月
代表者 森望
本社所在地 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3丁目6番16号
平均年齢 42.8歳
平均給与 831万円
電話番号 06-6441-8821
URL https://www.kepco.co.jp/
採用URL https://www.kepco.co.jp/firstcareer/
NOKIZAL ID: 1130504

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