私にとっての最大の困難は、○○駅前でのフードカー出店です。○○駅横に出来た屋外広場の飲食スペースを、アルバイト先の社長がマネージメントすることになり、私ともう一人に、学生としてフードカーを出店しないか、という話がやってきました。私も彼も起業に興味があったため、すぐに承諾し準備を始めました。話をいただいてから出店まで約1ヶ月であったため、店のコンセプトを考え、本番に向けて何度も夜中に会議をしたり、アルバイトの募集をSNSで必死に行ったりしました。その甲斐もあり、なんとか無事にフードカーの出店にこぎつけました。しかし、○○にはフードカーの文化が浸透しておらず、学生の出店に興味を持った人がたまに寄る、という程度で日に日に赤字が膨らんでいきます。また、寒さが大きく影響して、屋外広場自体が閑散とし、プロが運営している店も赤字続き。そこで私たちは、テントとストーブを購入し、暖かい場所を作り出しました。また、人件費削減のため、営業時間を短縮してほぼ毎日私たちだけで営業を行いました。さらに、そこに来てくれたお客さんを大切にするために、出来るだけたくさんの会話を心掛けました。試行錯誤の結果、常連の方も出来て、大きく膨らんだ赤字は回収できました。結局フードカーはやめてしまったのですが、何度も壁にぶつかり、乗り越えた経験は、現在の生活にも活きています。
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