【22卒】ソニー・ミュージックエンタテインメントの総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.15630（東京大学/男性）（2021/7/5公開）

学生時代力置いれた授業やゼミ/gakutika/一番好きなエンタメ/この一年のエンタメの楽しみ方/あなたらしさを自由に表現(動画）

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少ない文量で本質を伝えられるように頑張りました。動画の編集はテレビ番組を参考に、そこそこ頑張ったと思います。

文量が少なかったので、そのぶん自己分析をしっかりしました。むしろ動画選考の企画や動画編集を頑張りました。

『絶対内定』

簡単なIQテストのようなもの。知識が必要なものではなく、純粋な頭の回転を測るようなテストで、対策はしようがない気がする。

自動車教習所で初日にやらされるような適性検査でした。

問題数はたくさん。70分くらい。

なし

オンライン

ただ聞かれたことに素直に答えていただけです。直前までずっと「ウマ娘」をやっていたのでろくに対策はしてません。

ほぼ雑談でした。10分も経たずに終わります。矢継ぎ早に質問がくるので、素早く処理する必要があります。

「君の弱点は通信環境だね」と言われました笑

『絶対内定』

「」内が聞かれたこと、その下が私の回答です。要点を絞って書いてます。

・「腹話術みたいだね」
実は腹話術が特技でして、嘘ですけど
「記憶には残ったかもね」

・「いい声してるね」
実は声優になろうと思ってたことも。
「せっかくの声なのに聞かせられなかったら」
どうしようかと思いましたね

・「志望状況はどうですか？」
内定はまだないです。アニメ関係だと東映アニメーションと東宝、ゲーム関係などです。

・「かなりエンタメに絞ってるね」
第一志望なのでなんとか受かりたいです。

・「アニプレはアニメとゲームで二足のわらじ」
ゲームもたくさんやるわけではないが、流行ってるものとか評価の高いものは勉強程度には押さえています。

・「今季のアニメどれくらい見てる？」
就活でしぼって15本くらいですね

・「さすがすね」

「化物語の話聞かせて」＋他の質問と回答

中学3年生の時に、アニメ専門チャンネルで声優の花澤香菜さんを知って
アニメに詳しい友達に聞いたら恋愛サーキュレーションを勧められて、それからアニメも
演出とかストーリーとかすごい。金属バットで殴られたような衝撃。
そこからはもうアニプレックスさん作品も含めていろんなアニメをみ始めるようになった

「アニプレで何したいの？」
小説書いたり短編アニメ作ったりという経験。企画とか製作をやりたい
一方でYoutubeに解説動画　宣伝も向いてるのかな
わからんけどとりあえずやりたいのは企画のほう

「やってみたいコンセプトは？」
SFでボーイミーツガール

「メンサってまじ？」
日本に4000人くらい　テストを受けて合格すれば入れる
「誰でも受けられるの？」
受験料を払ってテストを受ければ

「ロシア語勉強してるの？」
ソヴィエトってすごい国で、社会主義なので国のお金でアニメを作ってた
宮崎駿とかにも影響を与えた「雪の女王」とか　見なければ！
ロシア語の勉強をしているというよりは、ロシア映画を勉強しているという感じです。
「だいぶ尖ってるね」
アニメのために生きてるので

オンライン

ESに沿った問答が続くので、ESからどのような質問がされうるか想定して、回答のパターンをたくさん考えておいたことが功を奏したと思います。

学生は2人でしたが、個人面接が同時並行で進むという感じでした。ずっと質問され続けます。淡々と進みました。

なし

『絶対内定』

選考状況は？＋他の質問

内定はまだいただけてない。

・「『物語シリーズ』がきっかけとは」
恋愛サーキュレーションから入った
花澤さんとシャフトから広がっていった

・「好きなジャンルは？」
なんでもみます。SFが好きだが、青春キラキラ系とか。面白ければBLでもなんでも。

・「注目している作家は」
えーと、そうですねえ（タイムロス）
この世界の片隅にの片渕須直監督。ブラックラグーンの頃から好き。
他には、話すことが多すぎて長くなっちゃうのでこれくらいで。

・「アニメーションプランナーとともにデザイナーも出しているが」
どちらでもバリバリ仕事はできるかなと。
ただ適性があるのはプランナーなのかなと。

・「小説書いてたみたいですが、作り手ではなくプランナーなの？」
私はプロデューサーだから作り手ではないとは全く思ってません
川村元気さんとか、鬼滅の19話、ヒノカミカグラの神回とか。
プロデューサーの立場からでも十分クリエイティビティは発揮できる。

・「アニメの企画どんなんがいい？」
初めから4Dとして作る。

「作り手の視点もお持ちのようですが、プランナーなんですか？　適正というのは」

クイズ大会とか、短編アニメ制作とか。監督とプロデューサー兼任でやってたが、現場監督が欲しいなと思いながらやっていた。
プロデューサーの経験はもちろんないが、就活イベントでグループワークをやったりしていても、自分で言うのもなんだが、全体を冷静に見れるので、プロデューサーの方がなんとなく向いているのかなと、そういう漠然とした適正です。


・「最近のエンタメの楽しみ方として、芸術・技術的な観点からとのことですが。それはプロットがいいとかの話？」
そうですね、もちろん脚本とかセリフとかもありますが、私の専門としてはどちらかというと映像表現とか演出とか画面構成とか撮影とか。高畑で卒論書く。
映画をメモをとりながら見て、そこから絵コンテを自分で切ってみるとか。

・「プロデューサーに必要なことは」
人を惹きつける力だと思います。
監督とか作画監督とか音楽とか、色々な人と関わらなければならない。
クリエイターは内向的な人が多いと思うので、アニメとか趣味の話で盛り上がりながら、気持ちよく仕事ができるように人間的な魅力が必要。

オンライン

正直、オタク特有の早口で、論点もまとまってなくて、ずっとマシンガントークをしているだけだったので、どこが評価されたのかわかりません笑　勢いで通った気がします。

やや威圧的な方もいれば、和やかな方もいました。これまでと同じように、短時間でたくさんの質問を浴びせてきます。

なし

『絶対内定』

ほとんど会話ベースで進むので、会話の流れを書きます

「SF小説の話はあえて聞かないことにして……」

「やはり長編ですか？」
そうですね。今は時間がなくて短編を読むことが多いんですが、基本的には単行本で500ページを超えるようなものが多いです。

「ショートショートのようなものは書いたりしますか？」
ちゃんと本格的にかいてどこかに応募するみたいなことはないです。趣味程度で書いたりはしますが。

「S Fが好きで書いていた？」
もともとアニメから入った。PSYCHO-PASSとか伊藤計劃のアニメ映画とか。小説を書いているというよりも、こういうアニメがあったらなあという気持ちで、でもアニメは作るのが大変なので書いていた。

「三体の第3巻読みました？」
村上春樹の1Q84　まだ読めてない

「具体的にプランナーとして何をやりたい？」＋他の質問

プロデューサーをやりたいと考えています。
鈴木敏夫のジブリ汗まみれ、岡田斗司夫、関弘美とも話して、プロデューサになりたいと。


「こういう原作をアニメ化したいとかあります？」
やはり三体　3DCGでやりたい。3DCGだとどんないいことがあるか。4Dができる。ぐわんぐわん画面を動かす。
最近だと鬼滅が82館、4Dって盛り上がってきているけど、初めから4Dとして企画されたものってほとんどなかった。
３D C GとS Fは相性いいし。三体で3DCGで４Dをやりたい。


「どうしてソ連のアニメを勉強しようと思ったの？」
宮崎駿に傾倒していた。投影動画時代に影響を与えた雪の女王を勉強したかった。

「周りの人からどのように思われていますか？」
エンターテイナー。博識。

「ではよく一緒にいるようなタイプとそうじゃないタイプは？」
議論する人、理想が高い人


「あまり話さない人とも話さなければいけないわけで……（沈黙）」
その時は趣味の話からでもなんとか心を開いてもらいます。

「MENSAなんだね」
「どこで自分はMENSAに入ろうと思った？」
小さいときにIQテストを受けさせられて160あった。
云々。

待合室→面接→人事との面談

アニメのために人生をかけているという姿勢が伝わったのだと思います。あとは隣の就活生をフォローしたりもしたので、そこも評価されたかもしれません。

対面ということもあって、相手の空気感は感じやすかった。和やかな雰囲気で、もう一人の就活生とも言葉を交わしながら面接を進めた。

なし

『絶対内定』

エントリーシートとか動画とか見させていただいて、本当にアニメが好きなんだなって感じなんですけど、きっかけになった作品はなんですか？

そうですね、いくつかあるんですけど、ふたつ挙げるとすると、まずはアニプレさんだったと思うんですけど、『るろうに剣心』の　OVAですね。これまでも『銀魂』とか『バクマン。』とか、あとは『君に届け』みたいな少女マンガのアニメなんかも観てきてはいたんですけど、アニメでこんな高尚な文芸作品ができるのかと。それが中二くらいで。
そしてそれから細田守作品を見るようになったりして、そして中学生から高校生になる春休みに友達から『化物語』を勧められて。あれほんとすごいですよね〜　映像表現もそうだし言葉の言い回しとかもすごいし。そこからどんどんアニメに詳しくなっていって、大学でもアニメの勉強をして、もうアニメのために生きているって感じです。

先ほど東宝のアニメが伸びてきているって言ってたけど、具体的になんでだと思う？

そうですね。きっかけは2015年くらいの『血界戦線』だと思います。BUMP OF CHICKENを主題歌に使ったりして。やはり一味違うアニメというか、他の作品に比べて洗練されているというか。やっていることはノイタミナに近いと思うんですけど。そしてそこから2016年で『君の名は。』でドカンと大ヒットして。やはり東宝はプロモーション力ですよね。もちろん作品自体も面白いんですけど。3割当たればいいと言われている中、多分半分以上商業的にも当たってるんですよね。
あと3DCGにも力を入れていて。日本のアニメファンってやっぱりなんとなく3Dより2Dアニメみたいなところがあると思うんですけど、それに抗って、『宝石の国』とか、今やってるゴジラとかもですけど。『宝石の国』なんか、武井プロデューサーが頑張ってスタジオオレンジを立て直してちゃんと東宝作品を作れるところに仕立て上げて頑張ってました。だから本当に、組織力もそうだしプロモーション力もそうだし、本当に東宝にアニメやらせたら怖かったんだなと。

辞退しました。
内定するまで人事と連絡を取ったり面談をすることもなく、どうしても「塩対応」に感じてしまったため、少し不信感がありました。内定してからは社員面談を組んでもらったりしていただけましたが。

【不明】

内定者の人数をわかる範囲で教えてください。

【不明】

自分以外の内定者の所属大学をわかる範囲で教えてください。

【不明】

自分以外の内定者の属性をわかる範囲で教えてください。

【不明】

SMEが最後の企業だったので、必然的に何も言われませんでした。入社を迷っている旨を伝えると、社員面談を組んでいただけました。

確か採用サイトに「変人求む」と書いてありました。一人の人間としての「コンテンツ力」を磨くことが大事です。いわゆる「人柄採用」であるという側面もあるんじゃないかなあと思います。
私の場合、重度のアニメオタクであるということと、小説執筆やYouTubeの動画投稿の経験などが、「キャラ立ち」する要素になったんじゃないかなあと思います。あとはひたすらソニーミュージックのコンテンツを愛して、研究してください。

自己主張が強かったり「キャラ立ち」していると内定がもらえやすいんだと思います。うち来そうだったり謙虚だったり、暗そうな人は大体落ちてました。生真面目そうな人もあまり向いていないかもしれません。コンテンツ力を磨きましょう。

やはり、巨大グループの一括採用であるため、配属リスクは小さくないと思っていいでしょう。あとは内定するまで、連絡が遅かったりリクルーターがつかなかったり、概して「雑に扱われている感」は否めませんでした。