【コミュニケーション力を活かす】【20卒】三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の夏インターン体験記（文系/営業部門インターンシップ）No.3837（東京大学/男性）（2018/10/23公開）

証券業界の内容というよりは営業部署の実態に興味があり応募した。所属しているテニスサークルで多くの人々と関わることにより、以前に増して人との交流が楽しくなったので、営業ではそのコミュニケーション力を活かせると思った。

営業部門のインターンシップを希望する理由をESで問われたため、過去の自分の経験を踏まえて論理的に述べられるように先輩に添削してもらった。

証券業界の営業部門の業務内容について理解しょう

1日目にやったこと

午前中は軽いアイスブレイクと三菱UFJモルガン・スタンレー株式会社による小クイズを行なった後、資産運用を擬似体験できるビジネスゲームを行なった。午後からは大量の資料を渡され、顧客にどのような資産分配を提案すれば良いかを考えた。

人事部執行役員

ボールペン

営業に当たっては、クライアントとの信頼を構築することが最重要であるということ。ビジネスゲームの中でも信頼を得ることを促されるような場面が多々あり、人事の社員の意図を感じた。

午後のワークが非常に難解であった。膨大な資料の中から必要な情報を抽出し、外貨も含んだ資産分配の提案を他の班の人に行うという内容であったが、資料の中にとにかく馴染みのない専門用語が多く、まずその内容を理解することに骨が折れた。同じ班に経済学部の学生がいたため助けられたが、彼がいなければかなり厳しいワークとなっていたと思う。

株価や企業の実際の動向を参考にして資産運用を考えるという経験は家で容易にできることではないので、新鮮であった。また、自分は経済情勢に関して無知すぎるということを再認識することができたので、今後の学習を進めて行く上での大きなインスピレーションとなった。

経済新聞を読むなどして、株価や物価などに関する感度をもっと高めておけば、午後のワークでよりバリューを発揮できたかと思った。

そもそもインターンシップの内容がビジネスゲームと資産運用の提案体験であったため、オフィスで実際に働く様子や出張して取引を行うところまではどうしても想像しづらかった。複数日に渡ってオフィスで実際の業務に携われれば、想像は容易であったのであろう。

確かに証券会社の営業部門の概観を知ることはできたが、実際の業務において参照しなければならない量や考慮すべき要素は恐らくインターンで検討した量の比ではないため、志望動機の洗練や知識の深化にはなかなか直結しないと個人的には感じた。勉強を始めるきっかけとしては良いと思う。

証券会社の業務の概観は理解できたものの、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社そのものの社風や社員の雰囲気が見受けられる機会はなかったため、企業に対する志望度は上がらなかった。もともと大人数で実施する内容でありその部分には重点を置いていないと思われるので、企業について知ることを目的として行くべきではないだろう。

インターン参加者限定の、本インターンを反省するセミナーが開催されるとのこと。私は日程の都合上参加できないが、その後説明会等に優先的に案内される可能性は十分にあると思う。

総合商社、金融、コンサルタントを検討していた。総合商社は取り組める事業の裾野の広さに、金融業界は自分も毎日利用しているお金に関して理解を深められることに、コンサルタントは顧客が変わる度に多様な分野に関して学びを深められることに興味を持った。また、共通点として顧客と親交を深められることにも興味がある。

証券会社と言えば、パソコンを前にして絶えず株価の動向をチェックするような、フェイストゥフェイスとは無縁の業務が続くことをイメージしていた。しかし営業部門においてはそのようなことはなく、クライアントのもとに出向いてコミュニケーションを取れる機会もあるため、経済情勢を把握しながらも友好的な関係を構築していけることを魅力に感じた。