【未来を切り拓く挑戦】【21卒】マイクロンメモリジャパンの夏インターン体験記（理系/エンジニア）No.7906（山口大学大学院/男性）（2020/1/23公開）

NANDをはじめとする半導体メモリ事業を行う会社の中で、今非常に活発な投資を行っている会社であったから興味を持った。インターンシップのテーマでもある、エンジニアにも戦略論が必要であるという思想に共感し、それを考える良い機会であると考えたため参加した。

インターンシップの選考は抽選で行うとのことであったため、特に選考に向けての対策といったものは行わなかった。

応募

AI・IoT時代の到来を牽引するメモリメーカーとして、マイクロンメモリは今後どのようなビジネス戦略を立てるべきか？

1日目にやったこと

学生の参加者や、企業側の参加者による自己紹介をはじめに行い、その後社員により、現在のマイクロンメモリが持つビジネスやビジョン、その他マイクロンで働く実態を説明した。
そこから終了時刻になるまで、参加した学生のグループごとに議論を行い、今後マイクロンが行うべきビジネスについての検討を行った。
終了時刻の後は、参加者全員によるディナー兼懇親会を行った。

2日目にやったこと

1日目に引き続き午前中はマイクロンメモリが今後、現在の事業を生かしたうえで新たな事業としてどのようなビジネスを行うべきかについて議論およびその結果についての発表準備を行った。
その後昼食兼親睦会を挟み、午後から各学生グループ別に発表を行い、それについて個別に論評を受けた。

人事部社員

なし

集団での発表の際に、直接発表しないメンバーが注意するべき事項をフィードバックされたこと。一つ一つのテクニックの積み重ねが大きな効果を発揮することが分かった。発表を聞く相手に合わせた発表の重要性を学んだ。

これまで考えることのなかった、技術とビジネスの関係について考察し、さらにそこから新たな事業案を検討するという一連の内容自体が大変苦労した。また、それを発表するための練習時間もそんなになかったので、本番の時に緊張や練度の不足から苦労することとなった。

普通の日本企業がエンジニアに求めることが少ない、研究と企業の経営戦略の関係性・つながりを意識することができたこと。個々のエンジニアが普段から広い視野を保っていることが技術革新と企業の成功に繋がるのだと感じた。また、通常なら出会うことのないような幅広い学部からの学生と出会うことができたことも得難い経験だったと思う。

半導体についての詳細な生産関係の技術であったり、原理のようなものへの予備知識はそこまで必要ないが、マイクロンメモリという会社が何を作って、何を売っているのかという知識があればよかったと思う。

エンジニアの大半が配属されるであろう工場の勤務について知ることはできなかったが、本社の管理部門の雰囲気を感じることはできた。そこで語られた、「会社のため、働くために生きているのではなく、生きるために働く」という思想には深く共感したから。また、社員の言葉の端々から効率よく働くことへの意識とその実情が感じられたから。

大手日本企業とは異なり極端な学歴差別もないだろうと思うが、やはり外資系らしく個々の能力がシビアに問われる印象を感じたから。特に、インターンに参加していた他の学生と自分自身を比べると思考の深さや知識、意識の持ちようなど自分の至らなさを痛烈に感じてしまったから。

志望度が上がった理由は本社の管理部門（人事関係）であるとはいえ、実際に企業内部で働く人から職場の雰囲気やマイクロンメモリジャパンの社風を学んだことで、自分が働くという事に求めている要素がマイクロンには存在しているであろうことが確信できたため。

日本企業のインターンシップにありがちな、直接実際の業務に関係するような内容・募集要項ではなかったため、このインターンシップの評価の差で選考に有利になるというのは考えにくいと思ったから。

インターンシップ後、１１月ごろに本インターンシップ参加者向けのイベント(Re-union)が開催された。

基本的にはベンチャーや中小企業などの企業規模にとらわれず、半導体や電子部品を含む精密機器関係のメーカー業界を検討していた。その中でも、会社特有の技術や高いマーケットシェアを誇る企業について検討をしていた。例としては、京セラ、ローム、オムロン、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングなどが候補にあった。

自分が会社および労働に求めるものが、もしかすると日本の典型的な大企業で得ることが難しいのではないかという風に考えるようになった。典型的な大企業よりも、新進気鋭のベンチャー企業や元気な中小企業、これらに加えて外資系の企業の方が自分の要望に沿っているように感じたため、これらの企業・業界に関する研究を始めたりするようになった。