【本質を突き詰め、提案力を磨く】【18卒】ＫＤＤＩの冬インターン体験記（文系/総合職）No.3033（早稲田大学/男性）（2018/4/11公開）

業界研究を通じて通信キャリアに関心を抱き、3社の比較材料を収集するため。自社の保有するデータを活用しながらB2BのソリューションビジネスとB2Cの事業開発の双方に携われる点から、興味を有するに至った。

先着順の応募だったため、特に選考対策面の準備は行っていない。一方で、グループワークでバリューを発揮できるよう、日頃の選考や他社インターンなどについては丁寧に自己内省を行うよう努めていた。

架空のauショップの売上を向上させるための施策立案

1日目にやったこと

配布資料に記載された内容をもとに、グループワークを行う。架空店舗の課題やカスタマーのニーズを特定し、課題解決のための打ち手を検討する。ワークの時間配分は人事部社員によって細かく区切られている。

人事部社員

粗品

全体FBでは「本質を考えることの重要性」を指摘された。配布資料にはそれらしきニーズや経営課題の記載があるものの、それを鵜呑みにするのではなく、なぜそれが本質的に重要な観点なのかを突き詰めて考え、プレゼンで示唆する必要性をご教示いただいた。

班内での合意形成。参加に際するフィルタリングが存在しないことから、論点を追うこともままならないメンバーや、極度に引っ込み思案なメンバーも多くいた。故に、彼らの考えをうまく引き出しながら一つのアウトプットを作成し、チーム全体にそれなりの納得感を持たせる部分には特に気を配った。

周囲のレベル感に応じて自らの立ち振る舞いを変え、全体最適を目指すことの重要性。これまでの私は、外資コンサルやベンチャーなどのインターンにも参加する中で、思考内容にピン留めした評価を受けることが多かった。一方で今回のような、日系大手の有象無象なGDは初めてで戸惑ったため、安定的にバリューを出すために自らの動き方のパターンをいくつか引き出しとして持っておく必要性を感じた。

事業内容に関するリサーチ。私は準備の上で参加していたが、通信キャリアのコンシューマ営業はその業態がわかりにくく、また具体的な打ち手もカスタマー視点ではイメージしにくいため。

コンシューマ営業の業務内容自体は概ねイメージを持つことができた。一方で、社員の方々とじっくりお話をさせていただけるような機会がインターン中に設けられていたわけではなかったため、この段階ではまだ精度高くキャリアプランや社風に対する理解を深められていたわけではない。

周囲の学生と比較した際に、思考体力といった観点では大きくリードできていると感じたため。またキャリア観についても、早い段階から就職活動を行っていたおかげで、比較的周囲よりも精度高く考えを練ることができていると感じた。一方で「日系大手ウケする雰囲気」をアピールできるよう磨いていく必要性は感じた。

職種リスクの観点。KDDIには2種類の営業職があり、私はB2Bのソリューション営業に関心を有していた。一方で本インターンシップを通じ、新卒社員はほぼ全員がこちらのコンシューマ営業からキャリアを開始することを知ったため。社会への影響力の小ささから、こちらの職種には強い関心を持てなかった。

上述の通り、私は本インターンシップの参加後に電話をいただき、大学別座談会・リクルーターとのランチなどにお誘いいただいた。私は数回の接触ののち、通常の早期選考ルートで選考を進める形となったが、知人にはリクルーター経由で最終選考まで進んだ者もいるため。

テクノロジーの切り口による労働生産性向上といった取り組みに関心があり、コンサル・ITという２つの枠組みをメインに、事業サイドからアドバイザリーまで幅広く検討していた。具体的には、外資コンサル（ex.PwC/Deloitte）・外資IT（ex.Salesforce/IBM）・メガベンチャー（ex.LINE/リクルート）など。KDDIはリスクヘッジの観点から日系大手枠として見ていた。

日系大手特有の職種リスクと、そのリスクの程度に目を向けながら就職活動を進めていく必要性を感じた。メガベンチャーなども含め、一般的に「総合職＝配属リスク」と大雑把に捉えられがちだが、「具体的にどの程度の幅があり、かつそれが自分にとってどの程度の納得感を持てるのか」といった部分については、個別具体的に検討しながら意思決定を行っていく必要性を感じた。