16卒 本選考ES
総合職
16卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
あなたが学生時代に最も力を注いだことは何ですか? またその経験の中で、一番苦労したことと、それをどう乗り越えたかについて教えてください。(1000文字以内)
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A.
私は現在、高校生世代の女子フットサルの環境整備に尽力しています。きっかけは私が高校生の時です。当時、女子フットサルの大会は社会人の大会のみで、初心者の多い高校生のチームはただ負けを重ねるばかりでした。女子フットサル部でキャプテンを務めていた私は、チームがモチベーションを維持し、強くなるために必要な「勝つ」という経験ができずに悔しい思いをする日々でした。そんな時ふと周りを見渡すと、同じ悩みを抱える高校生のチームがたくさんあることに気づきます。「それならば」と、周りのチームに声をかけ、自校で高校生だけの大会を開催しました。前例がないため、体育館の確保や大会要項の作成、当日の運営などすべてが手探り状態で、様々な苦労がありました。中でも問題は、参加チームのフットサルにおけるルールの理解度が低いことでした。フットサルは特殊なルールが多いにも関わらず、マイナースポーツであるために指導者自身も大半が初心者だったのです。そこで第二回の大会以降は開会式において必ず全体にルールをレクチャーするようにしました。そしてチームの指導者に審判講習会という1日で審判資格をとれる講習会の存在を周知し、各チームから受講者を出すように促しました。チームの中に一人ルールに精通している人がいるだけで状況は一変します。初めのうちは同じような反則を繰り返していた選手たちでしたが、1年も経つころには反則で笛を吹かれることはほとんどなくなりました。実力の拮抗する高校生が切磋琢磨できる場として、この大会は現在も母校で開催されています。しかし、どんなに努力しても高校生の主催する大会は練習試合の延長の域を超えません。私はこの一連の経験を受け、高校生のための公式の大会を作るために高校の恩師の紹介で大学入学と同時に東京都サッカー協会に入りました。そしてすぐに高校生の公式大会のニーズとその必要性を説いたところ、大会企画を任せていただくことができました。公式の大会ということで大会要項などは他の大会を参考に何度も検討を重ね、高校時代にお世話になったチームの指導者の方一人ひとりに手紙を郵送して参加チームを集めました。第一回大会は参加者の笑顔で締めくくられ、現在この大会は年に2回開催されています。3年目を迎える今年、参加者からは新たにリーグ戦の開催を求める声が上がっており、この事業を在学中に実現するべく活動を続けています。 続きを読む