【輝く未来への一歩】【22卒】ジェーシービー（JCB）の夏インターン体験記（文系/総合職）No.14883（早稲田大学/男性）（2021/5/21公開）

夏の段階では、志望業界が定まっておらず、だからこそ様々な業界について理解を深めたかったため、クレジットカード業界第一位のJCBに興味を抱き、エントリーした。他サイトの会社説明会でも、人事の方々の明るさに好印象を抱き、参加を決意した。

JCBの面接では、学生時代に行ったパフォーマンスの結果よりも、人柄と論理性が重視されると聞いていたため、それに沿って対策を行った。約１０分の短い時間で合否が決まるため、面接で聞かれそうなことに対して、なんて答えるかを考え、事前準備を徹底して行った。サマーインターンの段階では、業界や会社に対しての理解は深く問われないため、まずは、自分が学生時代に行ってきたことを、自分で深く理解しておくことをお勧めする。参考にしたサイトはワンキャリア。

面接の選考時間は約1０分だったので、どれだけ端的に言いたいことを伝えることができるかを意識して、質問に答えていた。結論ファーストと笑顔は徹底して行うと、短い時間の中でも良い印象を面接官の方に与えることができると思う。なので、事前に、話す内容を頭の中で深く理解し、笑顔で話す練習をしておくことをお勧めする。

新規事業立案型のグループワーク

３日間の中で、新規事業を立案し、最終日に発表すると言う流れ。事前課題として、予備調査を行い、インターン開始前に自主的に集まって、グループメンバーと方針を決める必要がある。

市場調査や競合調査の考え方。JCBのリソースを用いて、今後できることは何か。

JCBのアセットを利用した新規事業の提案

1日目にやったこと

午前中は、JCBができることについて理解を深める会であった。午後は、事前に自分達が調べてきた国について調査を深め、どのようなアウトラインで新規事業を作り上げていくかを班のメンバーと考えた。

2日目にやったこと

引き続き案を議論してブラッシュアップしていき、何度かメンターから意見をもらう機会があった。二日目から時間がないことに気づき、パワポ資料の作成にすぐに取り掛かった。

3日目にやったこと

最終発表に向けたパワポ作成と、発表練習を繰り返し行った。また、パワポ資料の提出まで何時間かあったため、ギリギリまでメンターと意見交換を行い、発表資料の修正を行った。

人事部社員

なし

３日間を通して、議論に参加していただいている時間が長く、困った時は、すぐに尋ねることができる状態であった。新規事業の立案にはいくつも大切な要素があるが、まずは「誰に向けているのか」ということを意識すべきというフィードバックが印象的であった。

最終日の発表に向けて、ギリギリまで何度も修正作業を行なっていたため、本来の軌道から何度が逸れることがあり、そこが一番大変だった点だった。朝から午後までずっとパソコンの画面に向き合っているため、体力的にも厳しい場面はあった。また、オンラインという特性上、どうしてもコミュニケーションにラグがある時があった。

６名の班であったが、全員が納得した状態で議論を進めることを徹底していたため、全員が意見を言える状態であった。インターンシップの中での彼らとの関わりを通じて、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを学んだ。

日本発のブランド会社なので、とにかく挑戦することが求められ、その中で、決済を通じて、新しい形を生みだす、「学生」であることは関係なく、３日間本気でそこに取り組む姿勢が求められていると強く感じた。インターン参加前は、単なるクレジットカード会社の印象が強かったが、実際は日本唯一のブランド会社として、決済の形を根本から創り上げることができることを知り、非常に魅力を感じた。

クレジットカード業界の基本的な業務内容を学んでおけば問題はないと思う。インターン参加中も、十分に理解できる時間があるので。

働いている姿にはいろいろな観点があると思われるが、仕事という視点でみると、そこまで強いイメージは得ることができなかった。一方で、３日間を通じて、先輩社員の方々の仕事に取り組む姿勢というのは実感できたため、その会社の雰囲気のなかで、その人達と仕事している姿は、非常に強いイメージを得ることができた。

グループワークのアウトプットの結果も大切であるが、その過程を非常に見られているからだ。３日間のグループワークの後に、メンターと１対１で面談を行う機会があるが、グループワークで高い評価を得ていた人は、その旨を伝えられる。私も良いフィードバックを得ることができたからだ。

志望度が上がった理由は、単なりクレジットカード発行会社ではなく、総合決済事業を行う会社であると知ることができたからだ。会社として今後はアジア地域でのマーケットの拡大も視野に入れており、面白さを感じた。また会社として、個人の意思を尊重する風土があり、それが良いと感じたため。

企業も公表しているが、インターンシップに参加すると３次面接から選考がスタートするからだ。JCBは志望者の数が多く、グループディスカッションも鬼門と言われているが、それを再度受けることがないのは非常に有利である。

日経の大手を中心に見ていたため、志望業界は決まってはいなかったが、自分の過去の経験から、銀行や証券など、I大きめの企業でも最初から、選択肢に含まれていない業界もあった。インターンシップに参加後も、参加前と志望業界に対する大きな変化は特になかった。JCBは魅力を感じた一方で、クレジットカード業界に対しては興味は抱かなかった。

企業に対しては、好印象を抱いた。業務も単純なクレジットカードの発行には止まらず、国内外でマーケットを開拓していくことの面白さや、他の決済事業会社をまとめ、その形を作りげることができることに非常に魅力を感じた。社員さんも明るい方が多いことを実感した。その後は、志望業界の大きな変化はなかったが、その業界の中でも「挑戦」の風土がある企業を見るようになった。