【未知の金融世界へ挑戦】【22卒】信金中央金庫の夏インターン体験記（理系/総合職）No.14923（早稲田大学大学院/男性）（2021/5/24公開）

マイナビでたまたま見つけ、応募した。
気になった企業はインターンに応募していた。特に使命や存在意義が明確な企業を受験していた。政府系・系統系金融（DBJ、農林中金など）やエネルギー業界（INPEX、JAPEX、ENEOS、出光興産、ガス、電力）、鉄道など。

初めて聞く企業だったため、そもそも金融業界にどのような企業があるのか調べた。また、その中での政府系・系統系金融、特に信金中金の立ち位置を理解できるよう努めた。インターン前の事前説明でも講義があるため、それと合わせて理解を深めた。

選考がESだけ、しかも1問（自己PR）のみということもあり、簡潔に自身の強みをアピールできるかどうかだと思う。業界や企業理解・志望理由等は一切問われず、参加のハードルは決して高くないと感じる。ある程度きちんとESを書ければ問題ないと思われる。

架空の信用金庫の経営コンサルティング

1日間（実質半日）の開催。とはいえ、事前学習として信金中金に関する講義（金融業界における立ち位置、信用金庫と他行の違い、信金中金の業務説明や最近のトピックスなど）がある。実際のインターンでは、架空の信用金庫に対する経営コンサルティングをグループワーク形式で行う。

財務諸表の見方、他のコンサルとは違う、信用金庫ならではのコンサルティングの考え方。

信用金庫の経営コンサルティング

1日目にやったこと

まず、事前学習の復習として信金中金に関する説明が軽くある。その後、財務分析に関する講義（表の見方、各単語の説明など）がある。グループワークでは5-6人1チームで財務諸表を見ながら、どこをどう改善すべきか話し合い、最後に職員の方にプレゼンする。

人事部職員

なし

オンラインかつ半日のインターンということで、関わりとしてはそう多くはないと思う。また、グループワーク以外の座談会等もなかった。強いて言えば、グループワーク終わりに発表するときに、職員の方からフィードバックを頂ける。

財務分析は専門用語や数字が多く、経済的なバックグラウンドがなかった自分にとって理解すること自体が大変だった。また、それなりに限られた時間の中で信用金庫の経営状況の現状を分析し、アウトプットを出すのは正直大変だった。学生だけで取り組むのは結構ハードだと思う。

オンラインかつ半日のインターンということで、関わりとしてはそう多くはない。一人経済的なバックグラウンドを持つ方がいたため、その人に分からないことは教えていただいた。

信金中金は業務内容が特殊であり、自力で理解することは難しいと思う。ただ、信用金庫の経営コンサルティングは「信用金庫のために」という意味では一番身近であり、その一端を体験できたのは企業理解につながると思ったから。また、財務諸表の見方などは今後の社会人生活にも役立つと思ったから。

信金中央金庫の業務内容、財務諸表の見方、専門用語など。初めて参加したインターンだったので、グループワークの流れも準備しておくべきだった。

経営コンサルティングと一口に言うと、普通のコンサルティング会社でもやっているのではないかと思う。ただ、信用金庫の定量面だけでなく定性面も考慮した上でコンサルティングを行ったり、信用金庫目線で二人三脚で業務を行うのは信金中央金庫ならではであると確信したから。

インターン選考がES、それも設問一問だけであり、インターン参加者を選抜しているとは考えにくい。そのため、インターンに参加したこと自体が本選考での優遇に直結するとは思えないから。また、企業としても信金中央金庫を知ってほしいというスタンスでインターンを開催していると感じたから。

政府系・系統系金融はいくつかあり、それぞれが明確な存在意義の下で業務を行っている。ただ、普段目にする機会が少ない分仕事内容や具体的な事業の理解が不十分だった。そのような中、信金中央金庫が信用金庫のセントラルバンクであり、オンリーワンの使命を持っていると感じたから。

インターン参加者限定のセミナーが何度かあり、参加していない人よりも理解度が上がると思うから。特に、信金中央金庫のように普段目にする機会のない企業だからこそ、企業理解が大事になると思ったから。

製薬や医療機器、特に業界大手の企業を志望していた。具体的には第一三共、アステラス製薬、中外製薬、大塚製薬、塩野義製薬、ファイザー、ジョンソンエンドジョンソン、オリンパス、テルモなどだ。ただ、信金中央金庫のように唯一無二の存在意義を持ち、信用金庫のために仕事ができる公共性の高さも魅力に感じるようになった。

参加前は名前も聞いたことがない企業で、具体的なイメージさえ持っていなかった。ただ、少数精鋭ながら数十兆に上るお金を運用する機関投資家としての立ち位置や、信用金庫単独ではできないような業務のサポートやコンサルティングができることに、魅力を感じた。さらに、穏やかな職員が多く社風も良いと思った。また、本インターンシップがきっかけで金融に興味を持った。