【未知への挑戦、成長への一歩】【23卒】アステラス製薬の冬インターン体験記（理系/臨床開発・プロジェクト推進コース）No.21784（非公開/男性）（2022/3/25公開）

内資大手製薬企業の中でも、成長性のある企業であると考え興味を抱いた。その際に、開発パイプライン・海外研究開発拠点の数・研究開発費・時価総額などを参考にした。また、例年製薬企業を目指す優秀な学生が参加し、内定に直結する重要な2日間であると先輩から聞いていたため、参加を決意した。

1つ目に、企業ホームページから企業研究を行った。特に、企業理念や価値を確認し、説明会資料にも目を通すことで情報を整理した。 2つ目に、丁寧な自己分析を行った。友人や先輩の協力を得て、自身の強みを明確にし、製薬企業の仕事においてどのように活かせるかイメージを膨らませた。

英語力が重視される。
他のインターンシップ参加者から、面接時に英語での設問があったという話を聞いた。

アステラス製薬開発職への理解を深める座学と治験立案グループワーク

会社概要の説明、グループワーク、社員の方の講話といった流れで会社・業務理解を深めた。
基本的に5人の学生と1人の開発職社員からなる班でワークを行った。

社内外の各ステークホルダーと協調しながら、非臨床データをもとに臨床試験を企画するという、臨床開発職の具体的な業務内容

治験立案ワーク

1日目にやったこと

まず、班ごとに分かれ、英語での自己紹介とチーム目標設定からなるチームアップを行った。
その後、会社の概要や業務の概要を講義形式で学んだ。そして再び各班に分かれ、グループワーク課題である「治療薬のCDP作成」に取り組んだ。

2日目にやったこと

前日に引き続きグループワークを行い、全体で最終発表を行った。発表の場では学生同士で活発な意見交換が行われた。その後、社員の方々との交流会を挟んで、各班および全体でフィードバックを行うエンディングで締めくくられた。

開発職の社員

なし

グループワークでは不明な点や疑問点、進め方のアドバイスに関して担当する社員の方に質問することができた。2日間の最後には、進め方・発表において良かった点や改善してほしい点など詳細なアドバイスを頂けた。特に工夫した点に関しては褒めて頂けたので、とても自信になった。

2日間のうちほとんどの時間を治験計画立案グループワークに割くためかなり体力的にハードであった。また、与えられる情報量が非常に多く、薬学に関する知識も乏しかったのでついていくので精一杯と感じる瞬間もあった。とにかく必死に考え、議論を行い続けるため2日間はあっという間に過ぎ去った。

グループワークでは常に全員の理解度を揃えるよう進行したため、自然と密なコミュニケーションをとっていた。時間が限られた中で、それぞれの強みに応じた役割分担をし、常に全員がコミットすることで、効率よい進行を実現できると学んだ。

他社インターンシップにも参加したが、ここまで本格的に治験立案体験をすることがなかったため、非常に貴重な経験となった。本インターンシップを通して、アステラス製薬のカルチャーの理解だけでなく、臨床開発に必要な素養やスキルを学び、身につけることができたように感じる。

臨床試験の基礎的な知識は学んでおくべきだと感じた。各フェーズにおける目的や対象患者層など、ほとんどの参加者は当たり前のように知っていた。

臨床開発のステップを他の参加者や担当社員の方々と共に疑似体験したことで、アステラス製薬の臨床開発職の業務を体験することができたからである。挑戦する姿勢を歓迎するという社風を体感しながら、失敗を恐れず積極的に挑戦することができた。あた、自身の強みであるリーダーシップをいかんなく発揮することができたようにも感じている。

グループワークにおいて、時に議論が錯綜することがあったが、自身が情報を整理して議題を提示することでスムーズなワーク進行を実現することができた。この点は社員の方からも高く評価されており、班員からも高い信頼を得た。このような自身の主体性と課題解決力は、インターンシップ参加者の中でも光っていたのではないかと感じる。

アステラス製薬は2 hub modelと呼ばれる開発体制をとっており、グローバル化が進む内資製薬企業の中でも数少ない、「日本から世界へ」開発戦略を提案できる企業であるように感じた。日本発の革新的医薬品創出に貢献したい、という自身の夢を実現する上で最適な環境であるように感じた。

インターンシップ参加者の中で優秀だった学生は、人事部の方との個人面談が実施され、本選考エントリー後すぐに早期選考に案内されていた。優秀な人材を確保するために他社よりも早く囲い込みを行うという話を聞いたことがある。

大学での研究活動で培った経験を活かせるような業界であること・人の役に立つような仕事であること、という2軸で就職活動を進めていた。その中で、製薬や食品、飲料、化粧品、化学業界など幅広い業界を志望業界として考えており、若手からグローバルに活躍できる環境や企業の成長性を重要視して志望企業を複数社考えていた。

参加前に想定していた企業カルチャーに差異があった。製薬企業は大きな損失を防ぐためあまりリスクはとらないのではないかと考えていたが、実際は、アステラス製薬では社員一人ひとりが挑戦する気持ちを抱いており、積極的にグローバル競争に挑む風土があるということを知ることができた。自身が求める「若手からグローバルに働く」環境を十分に有した企業であると感じ、志望度が高まった。