【21卒】ＫＤＤＩ総合研究所の夏インターン体験記（理系/研究職）No.10412（中部大学大学院/男性）（2020/7/16公開）

日本の大企業の研究所の中で画像処理をメインとした研究活動を行っている企業を探している中で出会ったことがきっかけで、5Gサービスの基礎研究を行えるということで参加を希望した。
言語処理や通信の部署もあったが、画像処理に関する部署にJoinできることを条件として先行していただけるという点も大きな点であった。

自身の大学院での研究内容とインターンに参加してやりたいことが一致しているかどうかを意識して話すようにした。また、研究実績なども加えて話すことで、即戦力になることをアピールした。

応募 → エントリーシート → 最終面接

入ってから何がしたいか、何ができるかを明確に話すことが大切であると感じた。
期間も短いので、ある程度の経験が求められると感じた。

志望理由とやりたいことを教えて下さい。

志望理由：KDDIは通信の会社というイメージが強く自分が活躍できる場ではないと思っていたが、学会に参加した際、御社の研究員の方から研究内容の説明をしていただき、私が研究している分野と近い内容であるという点と5Gサービスに向けた研究にとても興味を持ったから。
やりたいこと：高齢者に向けた姿勢推定に関する研究または、ナビゲーションを目的としたマッピングに関する研究

研究内容について教えて下さい。

私は、医療画像を対象にした画像処理の研究をしています。
具体的には、医師が内視鏡で診断する際の腫瘍の大きさや形状を推定することで
医師の診断のサポートすることを目的としています。
アプローチとして、機械学習による血管の検出や、抽出した血管の太さから幾何学的な式で、大きさや形状を得るためのパラメータを推定しています。
独創的なアイデアが認められ国際会議にアクセプトされ口頭発表した内容になります。

画像ベースの位置情報取得サービスであるVPSの精度向上を目的とした、手法の検討および比較実験

1週目にやったこと

一週目は研修の方針やゴールを設定することと、実験を行うために環境を構築したり実験のデモを行った。デモを行った手法の中で、使えそうな手法をいくつかに絞り、比較実験用のプログラムを作成した。

2週目にやったこと

二週目は一週目に作成した比較実験用のプログラムを用いて、大量のデータで実験をし、データを分析した。最後に発表会があるため、わかりやすいようにグラフを用いて傾向を可視化する作業を行った。

画像認識グループの部長、研修担当上司、研究員のメンバー、ポスドク

なし

研修中意識していた、報告・連絡・相談に関してよくできているという評価を頂いた。
また、最初に決めた目標を遂行できたため、タイトなスケジュールでもやりきったことを認めてもらえ、非常に優秀な学生だと言ってもらえた。

最初から、ある程度基礎をわかってる前提で話されることが多く、自分の場合はぎりぎりついていけたが、わからないこともあったのでその都度聞くのが申し訳ない気持ちになった。
機械学習は実験に時間がかかるので、短い期間で大量のデータをさばく必要があり複数の作業を同時進行するのが大変であった。