18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 関西大学大学院 | 男性
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Q.
現在大学で取り組んでいる研究内容のおもしろみは何ですか。また、それを当社または実社会でどのように活かすことができるとお考えですか。
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A.
研究のおもしろみは「反応の設計が特殊」なところです。本反応は塩化ニオブというルイス酸がニトリルを活性化することで反応が進行します。しかし、目的生成物であるピリミジン環は塩基性であるので酸・塩基の関係によって反応が停止してしまいました。この問題を防ぐにはピリミジン環を、生成後すぐに系から取り除く必要がありました。そこで私は別のルイス酸にピリミジン環を受け取らせる反応系を設計しました。その結果、安価な塩化鉄を添加すると反応が進行しました。つまり塩化ニオブはニトリルを活性化させる触媒として、塩化鉄はピリミジン環の受容体として二種類のルイス酸を別々の役割で用いる反応系を開発しました。この反応によって実社会では、医薬中間体や機能性分子を合成する上で、「ピリミジン環の新しい合成アプローチとしての活躍」が期待されます。また、原料に事前の活性化を必要としない為、様々な新規化合物を合成できます。 続きを読む
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Q.
入社後はどんな技術者として活躍したいとお考えですか。理由と共に具体的にご記入ください。
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A.
人と関わり、刺激的な技術者として活躍したいと考えています。私は人と会話し議論するといったコミュニケーションを取ることが、生産性や効率性の向上にも繋がると考えています。そう考えたのは、人と関わり自分の視野を広げる事の大切さを研究生活で何度も実感したからです。自身の研究室における先輩後輩との会話はもちろんですが、より広く、他研究室の学生との交流の中から行き詰まり気味だった研究の突破口を見つけた事や新しいテーマを思いついた経験があります。そして人の良いところは真似て、悪いところは自分を見直し、人と関わることは必ず自分の成長に繋がりました。様々な人と積極的にコミュニケーションを取り、人としても技術者としても常に刺激を受け、成長を続けたいです。そして周りの刺激になる技術者になります。 続きを読む