【未解明の病を救う】【23卒】 日本新薬 研究開発職の通過ES(エントリーシート) No.85393（非公開/男性）（2022/6/21公開）

現在、政府は、国の医療費抑制や国民の医療費負担の軽減に向け、継続的な薬価引き下げを実施しております。これにより、製薬業界の売り上げは減少し、創薬研究開発に投資した莫大な費用を回収できずに採算がとれない恐れがございます。また、後発医薬品を製造した場合、研究開発費を莫大に費やす必要がないというメリットがある一方、薬価が低い水準に抑えられるため、利益につながりにくいというデメリットがございます。 そのため、製薬業界では、新薬開発の加速及び利益の確保に向け、世界の創薬研究を行う企業の買収や、IT化・デジタル化を進めることによる研究工程の効率化、バイオ医薬品の開発への注力を行うことが必要になります。また、世界に通用する研究力を得るべく、企業間、研究所、大学などとの共同研究を活発に行い、世間の需要に柔軟に対応しながら医薬品の開発を迅速に行うことが今後の課題になっております。 続きを読む

デジタル化が進展する10年後では、製薬会社で活躍する人には、「研究する能力」が必要とされると考えております。今後の研究開発において、デジタル化が進むと、人工知能を持つ機械がより広範に導入されると考えております。人工知能を持つ機械は、組み込まれるアルゴリズムを確実にこなすため、人為的な実験操作のミスもなく、安定した結果を出すことが見込まれております。そのため、手を動かす実験の多くは機械が代わりに行うようになるため、「実験をする能力」は次第に必要がなくなると考えております。しかし、人工知能は、得られた実験のデータについて論理的に考察し、より適切な実験系を組み込む能力はありません。そこで、デジタル化が進み、人工知能がより広範に導入される10年後には、様々な知見や探求心、独創性から、実験を評価し、新たな方法を創り出す「研究する能力」が必要とされると考えております。 続きを読む

貴社が国内のみならず世界各地に医薬品を販売し、特に治療法が確立されていない難病・希少疾患の研究を進め、治療薬の開発に取り組むことで、世界中の希少疾患の治療に貢献していることを認識しております。また、医薬品開発で培った技術や知見を活かし、機能性食品の販売も行っており、普段の食生活の一環からも人々の健康に寄与していることも存じております。 私が貴社のインターンシップを志望する理由は二点ございます。 一点目は、貴社は、あまり公にされていない難病や希少疾患に苦しむ患者のためにも、尽力している企業であると考えているからです。難病や希少疾患に対する治療薬の開発は、症例が少ないために未解明な要素も数多くあり、コストや時間、更には技術的なハードルから避けてしまう製薬会社が多いように感じております。その中で、貴社は難病や希少疾患に対する治療薬の開発に果敢に挑戦し、患者の味方になろうとしており、「ひとりのために本気になれるか」いうコンセプトを体現しているように感じております。そこで私は、このコンセプトの下で働く社員の方の仕事への姿勢を体感したいと考えております。 二点目は、私の大学院での研究の技術や知識が、貴社の治療薬の開発に貢献できると考えているからです。私は現在、生理活性分子の標的となるタンパク質や核酸の同定に向けたケミカルツールの研究開発に取り組んでおります。設計したケミカルツールを用いて標的となるタンパク質や核酸の同定をできた場合、生体内での作用機構の解明に繋がり、創薬分野に大きく貢献することができると考えております。そこで、私の培った研究能力と知識は、作用機構がまだ未解明である難病や希少疾患の治療薬の開発の手助けになるのではないかと考えております。 以上の二点から私は貴社のインターンシップを志望します。 続きを読む