【未来を拓く医薬創出】【23卒】 日本新薬 研究職の通過ES(エントリーシート) No.97945（非公開/女性）（2022/8/22公開）

国内の製薬業界の現状としてまず挙げられるのが、薬価改定であると考えています。2年に1回行われていた薬価改定が2021年度からは毎年行われることに決まり、薬価の引き下げによって医薬品メーカーの収益の圧迫が懸念されています。薬価引き下げの背景には国民医療費と一人当たりの医療費負担が年々増加していることがあり、原因として高齢化の影響や医療の高度化があります。製薬業界では新薬の研究開発に膨大な費用が必要となるため、薬価引き下げによる収益の減少の中で新薬の研究開発の費用をどのようにして確保するかという課題があります。これに対して日本の製薬業界では大手や中堅メーカーを中心に、海外事業の強化、海外企業との提携によって、海外でのシェアを拡大し収益を確保する動きが活発になってきており、いかに早く海外の医薬品需要を取り込むことができるかが重要となってくると考えられます。 続きを読む

10年後に製薬会社で活躍する人に必要な能力は２つあり、1つは高い倫理観を伴う専門知識であると考えています。医薬品は患者の命に関わるものであり、正しく使用することで病気の回復が期待されますが、使用方法を誤ると逆に命を危険にさらす可能性もあります。このことから、製薬会社では社会的な信用を維持し患者の方々に安心して使用して頂くために、医薬品の規範やルールを順守する倫理観が必要不可欠であり、高い倫理観を持ったうえで専門知識を正確に身につけ、患者や病気に合わせた医薬品を提供できる人物が活躍すると思います。必要な能力の2つ目は英語力であると考えています。製薬業界の現状から、今後は製薬会社における海外事業の強化が加速すると考えられるため、製薬会社で活躍の場を拡大するために英語力が欠かせないと思います。 続きを読む

貴社は「日本新薬」という社名のもと、新薬の研究開発に力を入れている会社であり、年間で平均1品目以上の新薬を生み出しています。新薬の研究開発の対象に独自性をもっており、治療法が見つけられていないが疾患者数が少ないため他社は手を出していないような難病や希少疾患の領域でも、貴社では積極的に研究開発が進められています。また、核酸医薬の研究を20年以上続け、国産初の核酸医薬品の販売を実現しました。その結果、10年連続で最高益を達成し、希少疾患である肺動脈性肺高血圧症の治療剤「ウプトラビ」を中心に世界約50か国でも販売されています。貴社は医薬品と機能食品の事業を展開しており、それぞれで力を入れる領域を明確に定めることによって専門性を磨き、持続的な成長を可能にすることで社会に貢献している点も特徴の一つであると考えられます。このような特徴をもっている貴社において、私が最も興味をもったところは患者数が少なくても有効な治療法が確立されていない病気で苦しんでいる人がいるなら、一人でも多くの患者を救おうという心持ちで希少疾患や難病の治療剤の研究開発を行っている点です。利益を重視して患者が少ない領域には着手しない会社が多い中、患者を救うという医薬品の本来の役割を忘れずに開発されていることが強く感じられ、実際に新薬の開発数や収益として結果に繋げられていることから、医薬品の役割を重視して独自の領域で新薬の開発を進めながら、年に1品目以上の新薬を生み出し収益を更新し続けている貴社の研究開発における特徴について、実際に職員の方からお話を聞き雰囲気や心意気を感じたいと思いインターンシップへの参加を志望いたしました。また、国内で核酸医薬の研究をリードして行っていることから、私が大学や大学院で学んできたDNAやRNAなどの生物学の専門知識がどう生かされて創薬に繋がるのか詳しく理解したいと思っています。 続きを読む