【22卒】豊田通商の冬インターン体験記（文系/WINTERINTERNSHIP～世界が求める現実をつくる4日間～）No.16392（東京外国語大学/男性）（2021/7/19公開）

規模感の大きいグルーバルな仕事や、ミーハーな総合商社の仕事を経験したいと考えて応募した。同じ大学の友人が応募しており、正直5大よりハードルは低いと感じていたし、トヨタという特殊性があったので興味があった。

自分自身海外経験や部活のあったので、ESでは海外経験でやり遂げたことや部活で取り組んだことなどいかにも好まれそうな内容を書くようにした。総合商社なので選考は厳しいと予想して、面接の経験などはそれまでの他社選考で積むようにした。

動画面接・GD・面接という流れだったが、全体を通じてはきはきと論理的に回答できるかが見られていたように感じる。

エントリーシート → WEBテスト → 独自の選考 → グループディスカッション → 最終面接

あなたがモチベーションを感じた場面。/人生で経験した最大の困難について。

WEBで入力

マイページから提出

基本的に夏インターンなどからずっと練ってきた内容を書くようにした。どんな経験をして何が困難で、どう対処してどう成長したかわかりやすく面接でも話せるように記入した。

夏から友人などにESの内容を見てもらい、意味が伝わらないところや余計な点をそぎ落とすように努力した。

なし

WEBテスト対策本を1周し、問題を把握した。

SPI：言語・非言語・英語

通常のSPIと同様

史上最強SPI＆テストセンター超実践問題集

動画面接

動画面接「あなたがこれまでに起こした変化について1つ教えてください、またその中で自分らしさが最も現れた行動を具体的に1分で話してください。」アプリ上で実施して提出。

なし

指定された時間に接続し諸注意を受ける。テーマが発表され議論開始。

コロナ禍で日本人の国内消費が増える中、国の政策として最も注力すべき業界は何か？

注力すべき業界として、最初に4つの選択肢が与えられる。自分の中ではどれにするか3分の個人ワークでまとめ、25分間で話し合う。最後発表はしないので決め切ろうとせずに、皆で順序良く収束させていくイメージだった。自分の意見をしっかり持つリーダータイプの人が多かったため、どんな人がいるかしっかり見極めほかの意見に賛同しつつ要所で要所で発言するスタンスをとった。その結果ちょうどよく議論を円滑化でき、すごい発言したわけではないが通過できたと考える。

他の人の意見をしっかり聞いたうえで、自分の意見を出すことができるか。他人の意見のいいところを議論の流れに生かすことができるか。意見を簡潔に話すことができるか。

なし

指定された時間に接続し、終了後解散。

年次の高い人が出てきたため、少し緊張した。区長や雰囲気は柔らかく、学生としっかり会話しようとしてくださっていた。

基本的には学生時代の経験を興味を持って聞いてくださったので、会話して自分を伝えるよう意識した。総合商社らしく最後の方にその場で考えるような質問が来た際、理由と共にしっかりと答えられたことが評価につながったのではないか。また学生は二人いるので、もう一人の質問内容なども頭に入れ、自分の話が長すぎないよう注意した。

学生時代に力を入れた経験と、その中の困難をどう乗り越えたか。

内閣府主催の国際交流事業のプレゼンテーションでリーダーを務め、歴代で一番の評価を頂けました。従来プレゼンでは魅力を中心に伝えるエンタメ傾向が強く、内閣府の方からも改善できないかという要望がありました。そこで年代も職業も異なる40名の日本人参加者の意見をまとめるために2点、ストーリーの設定と内容の言語化に努めました。効率的に内容をブラッシュアップできた結果、このような結果に繋がったと思います。以降深堀の質問が続いた。

あなたがそうした場面で行き詰ったとき、まず誰に相談しますか？

同じ課題に取り組んでいるメンバーに意見を求めると考えます。同じ境遇の中でも自分にない考えや、自分の働きがどう見えているかを一番身近にいる人に聞きたいと考えるからです。その後「その人が無理だったら2番目は誰に相談するか」「3番目は誰か」と続けて質問され、それぞれ「より客観視できる第三者」「課題解決に関係ない外部の親や友人」と答えた。

なし

なし

アフリカでの自動車事業ワーク/新規事業立案ワーク

Zoomに接続し5～6人のブレイクアウトセッションに分けられる。初日に既存事業についてのワーク、2～4日目は新規事業立案を行い最後に成果の発表。懇親会を行い終了。

豊田通商の特徴であるアフリカでの事業や、自動車の流通に関わる様々な側面で事務系がどういうことを考え業務を行うか姿勢を学んだ。またグローバルな課題に対して現地の実情をとにかく把握し、最適解を施せるかという脳に汗をかく経験ができた。

アフリカでの自動車事業に関して、どのような流通を行えばいいか事業考案ワーク/新規事業立案ワーク

前半にやったこと

初日は豊田通商の特徴であるアフリカでの自動車事業を知るため、企業理解も踏まえて事業考案ワークが行われた。最初に自動車の販売形態や種類、強み、付随する保険の種類に関する説明があり、それら膨大な情報を頭に入れたうえでアフリカにどのような流通の仕組みを整えるべきか考えていく。また現地を大事にする豊田通商らしく、オンラインでも「現地訪問」をするためのブレイクアウトが設定され、生の情報を取りに行く必要があった。利益率などの計算などもしっかり行う必要があり、どの情報を先にとりに行くかなど工夫しないと時間内に終わらせることは難しかった。

後半にやったこと

2日目から最終日までは豊田通商の強みを活かして自由に新規事業を考案していった。海外で事業を展開するうえで、この地域ではどんな課題がありどんな事業が適用できるかなど、様々な面で情報を共有する必要がある。途中で社員の方に報告する時間があり、そこで妥当性や方向性などを見直すことができる。最後はGoogleスライドにまとめて発表し
、郵送されてきたおつまみセットとお酒を飲みながら懇親会が行われた。そこでも現場社員の方にお話を聞くことができる。

海外駐在経験のある現場社員

なし

１班ずつにメンターが付き、最終日のワークまでアドバイスやたわいのない話まで聞いてくださる。インターン終了後には一人一人にフィードバックやメールでの激励の言葉を下さり、今後の励みとなると同時に志望度も上がった。印象的な言葉としては「ここにはリーダー級の人ばっかりが集まる中で、自分がどう意見を出していくか、どういう想いを大事にできるか、それを自由にできるのが豊田通商だし、忌憚ない意見を言い合って成長していく姿を見れてよかった」という温かい言葉だった。

コンサル内定者など頭の切れる人が多く、発言しようとしないと何も価値を出せずに終わることも多い。数字を扱ったり多くの情報を処理したりと常に頭を回転させる必要があるため、あきらめない根気強さが身につく。今までコンサルや金融など論理的思考力が問われる業界を受けていない人は、割と苦労することが多いのでは。