1次面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】研究員【面接の雰囲気】圧迫というほどではないがかなり厳しい雰囲気に感じた。面接のブースが多く用意されているので,雰囲気は担当の面接官次第でかなり異なると思う。【研究について,なぜこのタイプの物質を扱うのか。一般的に用いられているものではいけないのか。】一般的に用いられているタイプの物質でこの素材が作れるのは当たり前のこととして,そうでないタイプのもので同様の素材を作ることで利用の幅が広がる可能性があると考えたからです。一緒に用いる物質や利用の場面によって,使用することができる物質にさまざまな制限が生じることが想像されます。これに対し,異なるタイプの物質での調製が可能になれば,これまでになかった物質の組み合わせでこの素材をつくる,あるいはこれまでになかった分野でこの素材を利用することができるようになると考えています。具体的に従来のものと比べた長所は不十分でまだまだ基礎研究の域を出ませんが,新しい可能性を提案するという点で意味のあるものと考えて取り組んでいます。【研究について,なぜこの物質で調製に成功したと考えているか。】2つの要素があると考えています。まず1つは,使用した物質の構造です。今回使用した分子の疎水基の大きさと,組み合わせて巣要した物質の炭素鎖長が一致しており親和性が良かったこと,また疎水基に対して十分に大きな親水基を併せ持つことがプラスに作用したのではないかと考えています。この考察を明らかにするには似た構造を持つ他の物質でも調製を試す必要があり,これから取り組みたいと考えています。もう1つは,組み合わせた2つの物質の組成を広く振って試したことです。私はサンプル中の2つの物質の合計の濃度だけでなく,それぞれの比率についても広い範囲で調製を試みました。この中で,最適なバランスを発見することができました。現状ではこの狭い範囲でしか調製ができていないので,この範囲を広げる工夫を考えているとことです。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】自身の研究内容について深く理解してもらえるよう分かりやすく説明することが大切であると思う。研究員が面接官なので,専門的な質問についても対策が必要。
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