農林中央金庫の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒農林中央金庫のレポート
公開日:2018年1月22日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
リクルーター面談で聞いた話は人事面談でもかなり有効でした(リクルーターの~さんもこう仰っていたのですが、、、など)。通常リクルーター面談は3回あるはずなので、この3回でどれだけ仕事の内容・やりがいや社風などについて理解を深められるかが重要だと思います。ですがリクルーター面談も当然選考のひとつなので十分な準備が必要です。他のメガバンク3行やとの違いや農林中央金庫であるからこそ何ができるのか、自分が何をしたいのかをしっかりと自分の言葉で話せるようにしていったほうが良いです。特に、農業関連融資をしたいという話をするのであれば、日本政策金融公庫の農林水産事業とどう違うのかを把握しておくべきだと思います。
志望動機
人・社会を根底から支えることができるという点、日本の農林水産業に還元したいという点、以上の二点を志望動機の軸としていました。
私は人を支えたいという点でもともと鉄道会社を志望していました。しかしその選考や社員の方々とのお話を重ねていく中で、より根底から社会を支えることができるのは、鉄道会社を含め様々な企業を足元から支えている金融機関であるということに気づきました。また、数ある金融機関の中で収益を日本の農林水産業に還元することができるのは御庫だけです。私は農業経済学ゼミに所属しており、農業実態調査で資金繰りに苦しむ農家の様子を目の当たりにしました。そのため、貴庫の融資や投資運用で得た収益を農林水産業に還元するというビジネスモデルに大きな魅力を感じています。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2017年03月
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2017年04月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
ESの内容・テーマ
農林中央金庫に関心を持たれた理由と入庫後に取り組みたいこと/学生時代に最も力を注がれたこと/当金庫に関するご質問ご意見
ES対策で行ったこと
就活会議に登録し内定者のエントリーシートを参考にしながら書いた。職員の方との座談会が直前にあったため、そこでの話も参考にした。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
特に対策はしていない。以前受けた適性検査の結果をそのまま送信した。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2017年05月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2017年05月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 19年目の人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自身の性格、特徴についてしっかりと理解できていたのがよかったのかと思う。自己分析の大切さをここで実感した。
面接の雰囲気
面接官の方がクールで落ち着いた印象だったので緊張したが、面接が始まるとこちらが話しやすいように緊張をほぐしてくださり、自分の考えていることをしっかり伝えることができた。
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代にがんばったことは何ですか。
私は大学二年次にサッカー系サークルを立ち上げ、キャプテンを務めました。設立直後に都大会に出場するもベスト4で敗退してしまったことを受けてミーティングを頻繁に開催し、部員全員の意見に耳を傾け皆が納得できる戦術を練り直しました。また8ヶ月間公式戦がなかったことでメンバーのモチベーションが下がり、練習参加人数が約20人から5人に激減するという問題が生じました。そこでサークル内大会を実施し、1,チーム構成を1ヶ月前に発表、2,練習メニューはそのチーム毎自主的に設定、3,賞品を用意 という取り組みを行ったところ、大会に向けて練習参加人数が元に戻りました。さらに、帰属意識を高めるためサークル外部の大学生向け大会の主催・運営も行いました。この結果、継続して活気ある練習を行えるようになりチームワークも深まったため、次の公式戦では都大会を突破し関東大会準優勝を果たしました。
あなたの強みと弱みは何ですか。
私の強みは好奇心旺盛で行動力があることです。学生時代に新しくサークルを立ち上げキャプテンを務めたように、興味のあることに対して積極的に行動し自らチームを引っ張ることができます。その一方弱みは、チームワークを重視するために自分の意見を強く押し出せないときがあることです。サークル内で戦術をめぐり対立が起きそうになったことがあるのですが、その時も和を保つことを最優先に考え調整役に回ってしまったため、自分の考えを発信することができませんでした。しかし御庫ではチームワークを大切にする社風があるとリクルーターのお二人からも伺っておりますので、この個性を捨てず自らの意見を交えながらチームで仕事をしていきたいと考えております。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- 20年目前後の人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
農林中央金庫が第一志望であるということを根拠を示してはっきり伝えることができたのがよかったのかと感じた。
面接の雰囲気
面接官はインターンシップの面接でも見かけたことがあり、少し安心した。第一印象も温厚だったためリラックスして面接に臨めた。
2次面接で聞かれた質問と回答
大学時代のアルバイトは何か。それを通して学んだことは何か。
私は大学一年の夏から継続して家庭教師のアルバイトをしております。所属する家庭教師会社が私立大学付属高校の生徒さんをサポートする会社であるため、内部進学に向け日々定期テスト対策を行っております。
私は生徒さんの一人を留年させてしまった経験があります。それ以降授業方針を考え直し、基礎の部分から何度も何度も丁寧に時間をかけて指導するようにした結果、生徒さんは無事卒業し希望学部に進学することができました。型にはまった指導方法で授業を行うのは楽ですが、生徒さんに寄り添って親身になることこそが重要であったと気づかされました。また、卒業・進学できた際には生徒さんと親御さんから大変感謝され、ここでも人を支えることの素晴らしさを実感しました。
現在志望している企業5つとその志望順は。
志望順に農林中央金庫、三菱東京UFJ銀行、日本政策金融公庫(農林水産事業)、JR西日本、みずほ銀行です。志望動機でもお伝えしたように、もともと鉄道会社を志望していたため、選考が進んでいるJR西日本は志望企業に残っております。それ以外はすべて金融機関ですが、その中でも御庫が第一志望です。日本政策金融公庫は農林水産事業で選考を受けておりますが、同じ農業関連の金融機関でも御庫とは大きな違いはあると考えています。公庫でも確かに農業従事者を金融面から支えることはできますが、幅広く様々な業種の企業をサポートしそのうえで農林水産業に収益を還元するということは御庫にしかできません。この点で御庫を第一志望としております。
3次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- 人事、年数不明
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
この面接を通過できれば最終面接だとわかっていたので、とにかく農林中央金庫に対する熱意をアピールした。
面接の雰囲気
面接官がこれまでの方よりも明らかに年上で強面だったため非常に緊張した。だが農林中央金庫の面接は一貫して面接官の方が親身に話を聞いてくれた。
3次面接で聞かれた質問と回答
農林中央金庫で具体的にどんな仕事がしたいのか。
私は御庫に入庫することができた暁には食農ビジネスに携わりたいと考えております。私は大学時代農業経済学を学ぶゼミに所属しておりました。昨年行った農業実態調査では農家さんから、資金が足りないために十分な設備投資ができず作物の品質が落ちてしまうというお話や、資金が足りないため農地拡大に踏み切れないという声をよく聞きました。御庫では食農ビジネスを通して、こういった農業従事者や第一次産業企業への融資はもちろん、様々な業種の企業への融資や投資運用で得た収益を還元するという形で日本の農林水産業を支えていきたいです。食農ビジネスの中でも特に、より直接的に第一次産業への支援ができる系統融資に携わりたいと考えます。
全国転勤がありうるが嫌ではないか。
私はむしろ全国転勤歓迎です。何故なら食農ビジネスに携わるうえで全国各地の農林水産業の様子を自身の目で確かめることは非常に重要であると考えるからです。日本の農林水産業と一口に言っても地域ごと、都道府県ごとにその農林水産業の特徴は大きく異なると思います。現地で自らの目や耳で見聞きすることを通して各地の農林水産業への本当の意味での理解を深めることができれば、どういった支援を行えば日本全体の農林水産業を盛り上げることができるのか自ずとわかってくるのではないかと思います。また、地方出身で田舎での暮らしにも慣れているため、地方転勤への不安は全くはありません。定年退職までの40年でできるだけ多くの土地で働いてみたいです。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2017年06月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
なぜ金融業界なのか、その中でもなぜ農林中央金庫なのか、ということについてもう一度整理して面接に臨み、しっかりと話せたのが良かったと思う。
面接の雰囲気
初めて面接官が2人以上でした。面接の前に人事担当の方が待合室に来て、リラックスさせてくださいました。
最終面接で聞かれた質問と回答
なぜ金融業界を志望するのか、その中でもなぜ農林中央金庫なのか。
まず、私は社会を根底から支えたいという点で金融業界を志望しております。社会を支えるという点ではインフラ企業も該当するかとは思いますが、そのインフラ企業も含め、あらゆる企業を金融面から支えているのが金融機関です。このように考えて金融業界を志望しています。
その中でも御庫を志望する理由は、御庫が様々な業種の企業を支え、なおかつ日本の農林水産業に収益を還元できる唯一無二の金融機関であるからです。前者の観点から申しますとメガバンク、後者の観点では日本政策金融公庫等も該当しますが、この両方を行うことができるのは御庫だけです。御庫の食農ビジネスを通じあらゆる企業をサポートし、最終的に収益を第一次産業に還元できるというビジネスモデルに強く惹かれています。
日本の農業は今後どうあるべきか。
各農家が収益を重視し儲かる産業になっていかなければいけないと考えています。日本の零細農家には、収益は少ない若しくは赤字だがとりあえず生産する、という農家が少なくありません。これはゼミの農業実態調査でもひしひしと実感しました。人口減少・高齢化が見込まれる今後の社会においては、IoTを駆使するなど、少ない労力で大きな生産を生み出すことが必要不可欠です。そのために政府はもっと積極的に補助金を交付したり、御庫のような系統金融機関が農家が使用しやすい融資制度を整えることが大事であると考えます。そうして農業を儲かる産業にすることができれば、新規参入が増え更に農業が活性化するという好循環をもたらすことができると思います。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
納得できるまで就活を続けていいと言われた。勿論こちらとしては入庫して欲しいが、君の意思を尊重するというお話があった。
内定に必要なことは何だと思うか
リクルーター面談から人事面接に進む段階でかなり絞られるそうなので、どれだけ準備をしてリクルーター面談に臨めるかが重要だと思う。リクルーター面談、人事面接、最終面接すべてに共通することだが、とにかく誠実に話すことが大事だと思う。面接で嘘をついても相手はプロなので見抜いていると思う。自分がどういう人間なのかを具体例(エピソード)を出しながら話していくことで相手も納得し一緒に働きたいと思ってくれるのではないか。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
リクルーターと相性が合うかどうかという運もあると思う。だが、それ以上になぜ金融業界なのか、なぜ農林中央金庫なのかということをはっきり説明できることが大事だと思う。これについては毎回のように質問された。
内定したからこそ分かる選考の注意点
最終面接で落ちる人もいるようだ。一回一回のリクルーター面談・面接ももちろん大事だが、何回かでトータルして学生を見ているようなので、一回の面接でうまくいったからといって気を抜かず毎回毎回しっかりと準備したほうがいい。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定者が一堂に会する懇親会が多く開かれた。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 社員の魅力・実力
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
- 給料・待遇
入社を迷った企業
株式会社ゆこゆこ
迷った会社と比較して農林中央金庫に入社を決めた理由
内定が出た後、人事の方から「勿論こちらとしては一緒に働きたいが、君の意思を尊重する。納得できるまで就活を続けていい。」というお話があった。(特に期限も無し)それだけ自分たちの会社に自信があるということだと思うし、他社の内定を蹴れと言ったり6月1日、2日に長時間拘束する企業よりも圧倒的に好印象がもてる。何より一緒に働きたいと言ってもらえると嬉しい。まだ選考が進んでいた企業も何社かあったが断って入庫を決めた。
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農林中央金庫の 会社情報
会社名 | 農林中央金庫 |
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フリガナ | ノウリンチュウオウキンコ |
設立日 | 1923年12月 |
資本金 | 4兆402億円 |
従業員数 | 3,588人 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 奥和登 |
本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目2番1号 |
電話番号 | 03-3279-0111 |
URL | https://www.nochubank.or.jp/ |
採用URL | http://www.nochubank-saiyo.com/recruit/ |