【19卒】三菱総合研究所の夏インターン体験記（理系/研究開発）No.5057（慶應義塾大学大学院/女性）（2019/4/15公開）

コンサルタント・シンクタンク業務に興味を持っていたため.中でも三菱総合研究所は一般企業向けの経営コンサルの案件だけでなく，官公庁の政策立案に関わるようなシンクタンク案件も多く手掛けていたため内情を知りたいと思った.

過去三菱総合研究所のインターンシップに参加したことのある先輩に話を聞き，ESや小論文試験の対策をした.ESは就活の同期で読みまわし，小論文対策では素早く自分の意見をまとめ提出できるよう回答のフォーマットのようなものを頭に入れた.

エントリーシート → 筆記試験 → 最終面接

与えられた社会課題（１０個ほどリストアップされていた）のうち，自分が重要であると考える問題を一つ選択し，その理由とその問題の概要について2000字以内の小論文をかきあげ提出する.制限時間は２時間.

問題の内容は事前にはわからなかったため，対策のしようがなかったが，制限時間内にある程度の形に仕上げることを意識した.先に大枠となる自分の意見をまとめてかきあげ，その後余った時間でネット等で検索した情報などを具体例として書き足した.

聞かれた質問に過不足なく簡潔に答えたこと.メール面接という形式だったため，ES同様こちらで十分回答を練って提出することができた.

インターンシップでは、３人でのグループワークに取り組んでいただく予定です。 これまでにグループで何かを実施した経験があれば、具体的な内容と、あなたの担った主な役割を教えてください。

学部時に所属していた体育会〇〇部の活動で、大会優勝に向けた強化訓練の実施に取り組みました。この経験において私は、チーム内での問題意識の共有を促進し、他部員を巻き込む役割を果たしました。
具体的には、大会で優勝するために比較的技量が劣る選手のフライト機会を増やす必要性を感じ、他部員や教官に強化訓練の必要性を訴えました。さらに、主将は通常の訓練の計画作成等で強化訓練の準備には手が回らないと考え、効率的に準備を進めるために部員間での役割分担を呼びかけました。自らは財務として必要費用を試算し財源の確保に努める一方、他部員に受け入れ先の滑空場との日程調整や教官の確保等を担当してもらいました。

グループワークでは、様々な社会課題の中から特定の課題を選定し、その解決方策を検討もらいます。検討する社会課題の選定に際して、他の２人と意見の相違があったとしたらあなたはどういう対応をとりますか？

各個人がそれぞれの社会問題を選定した理由を聞いた上で、どのような観点から選定を行うべきか話し合い、判断の軸を統一することを提案します。
各々の選定に際しては「その問題を解決することが他の問題の解決にもつながる」・「問題の進行度合いが速く最も早急に対処すべき課題である」・「問題に対する個人の関心の強さ」など多種多様な理由が伴っていると思います。したがって、グループワークを行うにあたっては、問題の内容だけでなくそれらを選定する意義や理由についても議論・共有することが重要であると考えます。こういった議論を通じ、全員が納得感をもってワークに取り組める課題を選定することを目指します。

日本を取り巻く様々な社会課題から1つ選定し，その解決策をグループで考え発表する

前半にやったこと

前半は社会課題の選定に時間をかけ，それが終わり次第解決策の考案にあたった.自分たちは農業の人手不足を選んだので，まずは農業人口や従事者の年齢ごとの割合などのリサーチから始めた.

後半にやったこと

グループで考案した施策について，どうすればそれが実現できるか，実現すると各ステークホルダーにどのようなメリットがあるか，どのぐらいの規模の利益をうめそうかなどを詰めて考えた.

研究開発グループの社員が５名ほど，役職は不明

三菱総合研究所の発行している冊子をもらえた

高齢者は自分が高齢者扱いされることが嫌だということ.顧客として高齢者とひとくくりにしていたが，高齢者にも様々な層がおり，自分たちが相手にしたいのはどのような層なのか，その層にアプローチするにはどうすべきかをもっと明確にしたほうがいいと感じた.

グループの人がグループワークにあまり慣れておらず，話し合いをどう進めればいいかわからない，何をどう調べたらいいかわからないといった人が多かった.また，毎日終業後に社員の方への進捗報告及びフィードバックの時間があったが，あまり込み入ったアドバイスをされなかったので，学生だけでどこまでブラッシュアップできるかにかけられていた点が大変だった.