22卒 インターンES
コンサルタント職
22卒 | 東京大学大学院 | 男性
- Q. 【モズクが二人を分かつまで】 ・あなたには、3年交際している恋人がいます。二人は趣味やモノの考え方などの相性が 良く、結婚を具体的に考えています。 ・しかし、実は二人にはたった一つだけ合わない点があります… ・その恋人とあなたはモズクが好物で毎日食べています。恋人は好物を一番最後に食べ る人で、どんなメニューであっても、一番最後にモズクを食べます。 ・一方、あなたは、好きなものを最初に食べたい人間です。当然モズクも食事の最初に 食べます。 ・そうです、二人は、モズクに対する価値観が正反対なのです。 ・この『モズク観の不一致』について、これまでに何度か、恋人に話をしたのですが、 個人の勝手として、真面目に聞いてもらえません。 ・モズクで食事を締めるという感覚への違和感もあるのですが、それ以上に、好きな ものを食べる順序のギャップという小さな差が、本質的な価値観の違いのように感じ ています。 ・考えているともやもやしてきて、モズクも美味しくありません。もはや、この問題が 解決しない限りは結婚できないと思うようになってきました。 ・あなたは、モズクを最初に食べる優位性に自信があります。故に、二人の将来のため に、恋人に習慣を変えてほしいと思っています。 ・さて、あなたはこの『モズク観の不一致』に関して、恋人にどのような主張をして、 どのように説得しますか。600字以内で答えてください。 補足: 恋人はロマンティックな言葉が通用しないタイプです。論理的に説明しないと納得しません。
-
A.
恋人は私との結婚で幸せを最大化できることを説明し、結婚するための障壁は取り払うべきだと主張します。 私と恋人は3年間交際しており、その中で趣味やモノの考え方の相性が良いことがわかってきました。二人が結婚することができれば、お互いにとって幸せな未来が待っていると言えます。もし私と恋人が結婚をせず別れることになった場合、恋人は次に交際する相手を探し、相性を見極めることになるでしょうが、その相手との相性が私以上に良いとは限りません。つまり恋人は、既に相性のいいことがわかっている私との結婚を選ぶことによって、自身が幸せな生活できる期間を最大化できるのです。 その為には「モズク観の不一致」という障壁を取り払う必要があります。私にとってはこの不一致が本質的な価値観の違いのように思え、結婚に踏み切れない原因となっているのです。打ち手として私または恋人のどちらかが譲歩する案が考えられますが、私は後者を提案します。これはモズクを最初に食べることの優位性が論拠になっています。モズクに含まれる食物繊維が腸内環境を整えるため、最初に摂取すると食事成分の吸収がスムーズになり、健康増進に繋がります。私と恋人が健康でいることができれば、結婚生活も長続きし、恋人自身が感じる幸福の量も大きくなります。以上のように、「モズク観の不一致」を正すことは恋人自身の利益に直結するという説明で、説得を試みます。 続きを読む