【幅広い業界へのシステム提供】【21卒】大和総研の冬インターン体験記（理系/システム部門）No.11508（中央大学/男性）（2020/10/21公開）

とにかくIT企業の業務理解をしたいと思ったのが一番の動機。シンクタンクというと金融機関向けのシステムが主になっているが、大和総研に関しては金融機関向けのみならず、幅広い業界へのシステム提供を行っている所に魅力を感じた。

インターン選考においてGD選考があったので、deiba等のGD対策会に事前に参加して、事前にノウハウを学んでおいた。

A証券の業務効率化の為のシステム導入

1日目にやったこと

ヒアリングによる顧客のニーズ抽出とそれに基づくシステムの検討がメイン。かなり本格的な業務なので戸惑うが、サポートの社員さんが優しく相談に乗ってくれるので進めやすい。

2日目にやったこと

1日目に出した案を午前中の間にブラッシュアップし、パワーポイントにまとめる。最後にそのパワーポイントを用いてコンペ形式の成果発表を行う。最後には懇親会が行われて、終了。

人事部員

大和総研の本

クライアントにヒアリングや提案をする時は、必ず自分たちで仮説を持ってから臨むようにしなさいとフィードバックをされたこと。場合によっては準備で書いたメモを見せながら、商談をするのも効果的であると言われたのも印象的だった。

1日目におけるヒアリングで中々望みの情報が取れず、具体的なシステム案に落とし込む過程がかなり難しく、相当時間を食われた。2日間しかなかったので、1日目のツケが2日目に回り、パワーポイントも発表3分前までまとめているような超ギリギリな状況だった。

ヒアリングはただ顧客に要望を聞けばよいと思っていたが、自分なりに工夫を盛り込まないと期待する答えは返ってこないということを学べた。またチーム間で矛盾なく情報共有することの難しさも学べて、SIの上流工程を行う上で必要なスキルをしっかり学べたのがよかった。

ヒアリング工程が発表の成果物の精度を決める最重要項目なので、スムーズにヒアリングが進むように事前にヒアリングの基礎は勉強しておくべきだった。

現実の案件を元にインターンシップのプログラムが組まれていたので、かなり本格的な業務を体感できたから。また業界や会社の良い点だけでなく、大変や困難な点に関しても肌で実感することが出来たり、実際に社員さんに自由に質問する機会も長時間設けられたから。

成果を出すために必要なことはIT分野の詳細な理解というよりは、メンバー間でしっかりわかりやすくコミュニケーションが取れる能力であったり、顧客から如何に多くの情報を引き出せるかといった日頃の意識次第で鍛えられる素養であると実際のインターンを通じて体感できたから。

社員さんの雰囲気がとにかく温かい。インターンシップの課題でも学生をほったらかしにせず、「相談事はない？」と親身になって話を聞いてくれる。また、業務以外の話題でもプライベートの話題を気兼ねなく話せたり、個人的な相談事も真剣に聞いてアドバイスをしてくれた。

インターンシップに複数回参加したからか、特別選考フローに乗ることが出来たから。仮に特別選考フローに乗らなくても、インターンシップの内容がかなり本格的なのでいずれにせよ深い業務理解に繋がる。

自分は情報科出身で経験を活かせてかつ幅広い業界とお仕事が出来るSIer業界ばかりを見ていた。ベンチャー企業は非常に大変と聞いていたので、大手ばかりをみていた。具体的な企業でいうと、伊藤忠テクノソリューションズ、電通国際情報サービス、NTTコミュニケーションズ、TISインテックグループあたりを見ていた。

SIer業界は何をやっているのかが具体的に見づらい業界なので、このインターンシップに参加していなかったら、具体的にどういったスキルが求められるのかといった業務に関する詳細な情報は得られなかったと思う。特にシンクタンク業界に興味が無くても、SIerの上流工程が具体的にどのようなことをやっているのかを肌で感じられるのでおすすめ。