22卒 本選考ES
研究職
22卒 | 金沢大学大学院 | 男性
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Q.
Q20.研究テーマ・学業について、特に力を入れて取り組んだことや工夫したことについて教えてください。(300文字以内)*
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A.
前例のない新規分子の合成に取り組みました。何度も失敗し、その度に教授や先輩と議論を繰り返しました。私は温度などの反応条件に焦点を当てていましたが、「反応物質の不純物を想定すべき」と教授に助言いただきました。私は前に進みたい気持ちから反応物質に対して焦点を「戻す」ことに抵抗がありました。ただ、研究者として試す価値があると思い、反応物の再精製と再実験を行い新規化合物の合成に成功しました。この経験で精製の重要性と改善点の模索においては、時には一戻りし、全体を見回す視点の価値に気づきました。この成果で8件の学会に参加し、北陸地区講演会のポスター発表では300人中15名のポスター賞に選出いただきました。 続きを読む
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Q.
Q21.学業以外で力を入れて取り組んだことと、取組みにおいて工夫したことについて教えてください。(300文字以内)*
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A.
多様性をもつ個人との意思疎通に取り組みました。30人の部員の内半数以上が留学生のフットサルサークルに所属した私が最も苦労したのは、インド留学生とのコミュニケーションです。最初はインド英語の独特の訛りから、うまく聞き取れませんでした。そこで私は聞き取れない時はそれをきちんと伝え、ジェスチャーなどを交えるなど工夫しました。また、私が飲み会の幹事をした際は、互いの慣習を細部まで理解しないと悪気のない誤解が生じると考え、彼と宗教的に食べられない食事を確認し合いました。これらを経て、今では相手の背景を踏まえて言葉を理解できるようになり、互いに尊重し合えるようになったことは私の励みとなり力となっています。 続きを読む
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Q.
Q22.今までの経験で最も苦労したことは何か、また、それにどう対処したかについて教えてください。(300文字以内)
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A.
己との戦いを制して編入学を成し遂げたことです。私は化学の基礎研究を志望し編入学を決意し、課題は大学の専門性の高い化学の知識不足だと分析しました。それを補うために、自ら編入学の専門予備校の通信講座を受講したり、必須の化学分野の問題集や過去問を踏破したり、各分野の基本は授業にあると考え、授業後に積極的に質問に行ったりすることで編入試験対策に打ち込みました。これらの勉強を多い日は1日12時間行い、その結果、全取得単位の4割以上が最高評価のA+となり学部生114人中2人の成績優秀者にも選ばれ、編入学の試験に合格しました。この経験から、何が課題かを見極め、地道に努力し継続する力を身につけました。 続きを読む